小さな32ビットマイコン,8pinのSTM32C011J4M7と20pinのSTM32C011F4P6が出てきたのでArduinoで動かしてみました。

両方ともにArm Cortex-M0+コアで最大48MHz,フラッシュメモリ16kB,RAM6kBという構成です。


ソフトの書き込みには専用の機材もありますが,手持ちのSTM32 Nucleo BoardのST-LINK部を使って書き込んでみました。




何とかLチカまできました(^^)。






[ハード構成と接続]

Nucleo boardのST-LINK部はジャンパーをはずして本体部に影響しないようにしておき,書き込みにはSWD(Serial Wire Debug)方式を使っています。




SWDはクロックとデータの2線式で,リセットとGNDもつないでおきます。





STM32C011側のピン配置です。







[Arduino IDEのセッティング]

Arduino IDE側には
・STM32のボードマネージャの追加
・"STM32CubeProgrammer"のインストール
が必要です。

参照:
stm32duino/Arduino_Core_STM32/Getting Started
stm32duino/Arduino_Core_STM32/Upload methods



1. STM32のボードマネージャの追加

・追加するボードマネージャのURL
https://github.com/stm32duino/BoardManagerFiles/raw/main/package_stmicroelectronics_index.json


・STM32 MCU based boards をインストール



・ボードマネージャの設定
 下図の赤い下線が設定したところです。
8pinのJ4は項目がないのでF4と同じにしています(^^;;;





2. "STM32CubeProgrammer"のインストール

STM32の書き込みやデバッグに用いるソフトをArduinoIDEと同じPCにインストールしておく必要があります。

ダウンロードサイト;
https://www.st.com/en/development-tools/stm32cubeprog.html



ここからダウンロードします。

ダウンロードするとフォルダ内にSetupアプリがあり,これを起動する事で後は自動的にインストールできます。



☆ ダウンロードに際してはメールでの確認(登録?)がありました。ダウンロード先のPCでメールを開くと素直にダウンロードできました。

私は最初,別のMacでメールを開いて確認したのでMacでダウンロードが始まりそうで混乱しました(^^;;;;;。

ダウンロードするPCのwebメールで開いて確認してなんとかなりましたが,,。


以上で動くようにはなったのですが,どうもArduinoではシステムがかなりマイコンのメモリを使っているようですね。

ま,せっかく動いたのでCH32V003などと速度を比較したりしてみようかと思っています(^^)。