芥川也寸志の弦(絃)楽のための三楽章(トリプティーク)は弦楽オーケストラでは良く演奏され,私にとっては学生時代の懐かしい曲です。

この曲を聴くとなにか長谷川一夫演じる大石内蔵助の大河ドラマ「赤穂浪士」(1964年)が脳裏に浮かびます(^^)。



この曲については何度か動画付きで書いていて,動画が良く消えていましたが,次の2つは残っています。

街角で若者が演奏する芥川也寸志の弦楽のための三楽章(トリプティーク)
芥川也寸志:弦楽のための三楽章(トリプティーク) その3


楽譜付きの版で作曲者本人の指揮による演奏という動画がありますので音は少し悪いですがメモしておきます。

Triptyque for String Orchestra (1953) (sheet music)
Yasushi Akutagawa conducting the New Symphony Orchestra
00:00 I. Allegro
04:02 II. Berceuse
10:25 III. Presto



楽譜を見ていると,なるほど変拍子でも5拍子系が多くて東ヨーロッパ系というかアジアな雰囲気がメロディーと共に出ているのですね(^^)。

私には第1楽章のコントラバスが和太鼓に聴こえる時があるなど「和」でもあり,第3楽章にはショスタコーヴィチのオマージュみたいなところもあるなぁ,,などと思ってしまいます。

作曲者はおしゃれな方だったようですので,第2楽章もあまり感情を込めて重くならないように演奏するのが良いのでしょうね(^^)。