色のRGB分析値をそれぞれの色で表したいと思い,96x64ドットの有機ELカラーグラフィックディスプレイを試しています。

ディスプレイは秋月のQT095B でコントローラはSSD1331です。

コマンド・データは8bitシリアル通信で送りますが,特に遅い方の制限はありません。まずはPICAXE-20M2で動かしてみました。


SSD1331の拡張コマンドで長方形を描いたところです。




以下は途中経過のメモ書きです。


1.初期設定
 このディスプレイのデータシートには目がくらくらするぐらいの設定項目があり,良く分からないのもあります,,。
 リセットでデフォルトにした後,ともかく動く為に設定したのは3つだけです。

1) Remap コマンド (0xA0) 
 奇数と偶数の行を分けておかないと1行飛ばしの表示になりました,,,(? ?)。

2) Fill Enable コマンド(0x26)
拡張コマンドですが,描いた四角の中の塗りつぶしを許可しておきます。

3) Display on in normal mode コマンド(0xAF)
 ディスプレイはデフォルトではオフのが多いですね。これでオンにしておかないと全く見えませんので(^^;;;;;;;




2.シリアル通信
 SPIにコマンド・データの切り替え信号線(dc)が追加された方式と考える?
8bitのデータはMSBからクロックの立ち上がりで送られます。




3.拡張コマンド
 このコントローラには拡張コマンドがあり,大変速く動きます。主なものは以下です。

1) 画面のクリア(部分クリアも可能)
2) ライン・長方形の描画,塗りつぶし
3) 画面の部分コピー,ペースト
4) 画面のスクロール

白枠の四角形の中を青で塗りつぶしている部分です。




誠につたないプログラムではありますが,拡張コマンドを使うとPICAXEでも高速に描画できるのは実感できます。棒グラフとかには便利そうです。


ま,PICAXEでいろいろと試してゆっくりとコマンドの働きを理解していけば,Arduinoなどにも応用できるので,ぼちぼちとやっていきましょう(^^)。