グループ内ではいじられ役というキャラがいつの間にかできている事があります。

プロの場合,そのキャラ設定は意図的でしょうが,それにしても最初からいじられ役を目標に入ってくる人はそうはいないし,アイドルグループなら尚更そういう人は少ないはずです。

毎日歌う曲の歌詞に引きずられる言霊があるように,そのキャラ設定はいかに仕事と割り切ってもボディーブローのように心身にダメージを与えるように思います。


歌舞伎の女形の役者さんに大酒飲みが多いのは,どうしても立役者にはなれない,人を立てる立場である事の鬱憤があるからだと聞いた事が有ります。

いじられ役はスターになれません。


バラエティー色の強いアイドルグループの中のいじられ役は,才能あるMCとのぎりぎりの絶妙なからみで番組にアクセントをつけます。でもあくまでアクセントです。

「愛のあるいじり」と良く言葉にはします。でも,人は言葉のボディーブローによって少しずつ少しずつ傷んでくるのですよね。よほどの大人か天然の能天気でないといつか心に破綻が来る事は目に見えています。


ここ何年かに,突然にまた静かに,何人かがステージを去りました。いじられ役というキャラを続ける事は,,しんどいのです。傷がおさまるまで休むことです。