<桜アルバム>『室生犀星』ゆかりの犀川河畔 | ★愛と正義の営業★生保マン奮闘記

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生保営業マンの徒然日記です。
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明治の文豪“室生犀星”の生誕124年


明治22年(1889年)、加賀藩士の私生児として生を受け、

生後直ぐのこと・・・

現在の犀川大橋付近にある真言宗高野山派、雨宝院に養子となり。。。


両親の面影と愛情を知ることなく成長



北原白秋に見出され、

萩原朔太郎とも親交を深め、

数多くの名作を残こす金澤を代表する文豪・・・



明治45年、犀星23歳の時分、

帰郷のおりに故郷の想いを綴った詩がある。。。




[小景異情ーその二]

『犀川』より・・・

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや

美しき川は流れたり
そのほとりに我はすみぬ
春は春、なつはなつの
花つける堤に坐りて
こまやけき本の情けと愛とを知りぬ
いまもその川のながれ
美しき微風ととも
蒼き波たたへたり




犀星が幼き頃を過ごし、

終生こよなく望郷の思いを募らせた『犀川』。。。

おそらく犀星が嬉しみ愛した犀川の風景に想いを馳せながら、

そこはかとなく撮ってみることにした・・・


右奥に見える橋の左に犀星が育った“雨宝院”が在り。。。





毎年素晴らしい花を蓄える“樹”

土手沿いを歩きながら、、、




室生犀星碑につながる並木道。














犀川を臨みつつ・・・








対岸の寺町寺院群が風景の一部となりながら。。。



樹木がらたくましく花を咲かせる花々・・・





また一年後まで、

御預けの感を感じつつ、

今年の犀川の桜並樹に

金澤への愛着をさらに深める今日此の頃・・・