今日、6/9、試験元から令和5年度の二級建築士試験の設計製図課題が発表されました。
[イメージです]
課題名
専用住宅(木造)
要求図書
1階平面図兼配置図[縮尺1/100]
各階平面図[縮尺1/100]
床伏図兼小屋伏図[縮尺1/100]
立面図[縮尺1/100]
矩計図[縮尺1/20]
面積表
計画の要点等
(注1)建築物の階数については、試験問題の設計条件において指定する。
(注2)答案用紙には、1目盛が4.55ミリメートル(矩計図については10ミリメートル)の方眼が与えられている。
(注3)建築基準法令に適合した建築物の計画(建蔽率、容積率、高さの制限 等)とする。
注意事項
試験問題を十分に読んだうえで、「設計製図の試験」に臨むようにしてください。
なお、設計与条件に対して解答内容が不十分な場合には、「設計条件・要求図書に対する重大な不適合」と判断されます。
(試験元発表 ここまで)
昨年の二級建築士の製図課題の流れを継承し、「専用住宅」とだけの漠然とした課題名が出ましたが、。
これは、従来の「●●のある」という付属計画があるものとは異なり、様々なバリエーションへの対策を取らなければならないということで、時間の制約のある中で厳しい内容となります。
受験者は、あらゆるパターンを想定しなければならないので、シンプルな課題名とは裏腹に、かなり奥深いものとなります。
また規模に関しても、木造だから2階建てとしては限定しておらず、3階建てもありうるわけで、こうなると法規制もかなり厳しくなるので、その準備もしなければなりません。
加えて、今般の建築物省エネ法関連の改正内容も盛り込んだ、良好な建築環境を求められることも必至となるでしょう。これらは、建築的な対応・外構面での対応、両面からの対応が求められます。その他、バリアフリー法などへの対応は言わずもがなです。
以上、思いつくままに書きました。
詳細に関しては、各資格学校の分析に譲ります。
今年も熱い時期がやってきました。未だ右往左往される外的環境ではありますが、それにも負けない鋼の精神とガッツでぜひ栄冠を勝ち取って頂きたいと思います。
皆さまのご健闘を心よりお祈り申し上げます。
【免責事項】
※ この記事は、試験元及び各資格学校とは一切関係ありません。
※ この記事の内容に関しての責任は、一切負いません。