おはようございます。

 

2023/6/10~12 の予定で開催中の、その名も「架空アニソン祭2023」(主催者は、ボカロPの白乃 秋さま)に、私も「LUCKY EXPONENTIAL/アオハル・ボード・ウォーク」で参加・投稿しました。

 

 

 

[ジャケットです]

 

今や、日本が世界に誇るものとなった、アニメ文化。そして、その魅力を大きく広げるアニメソング、通称アニソンもまた、音楽ジャンルとして欠かすことのできないものとなっています。

 

 

そこで、これまた日本が世界に広く発信するボカロ文化との融合により、オリジナルのアニソンを世に送り出したらどうなるか?という趣旨で、この企画が立ち上がったこと、想像に難くありません。

 

 

このイベントには、完全空想・妄想作品のアニソンはもちろん、「もし、現存するアニソンがこういう形だったら?」という実験作もあり、生粋のアニソン・ファンはもちろん、音楽的にも非常に興味深い作品がズラリ勢揃いしているというわけです。

 

なお、楽曲の尺は、現存のアニソンでも多い「89秒」にするという、主催者さまから提示されたレギュレーションがあり、過去に1分縛りの曲を投稿してきた私も、また違った難しさを感じながら、何とか収めた感じです。

 

 

さて、昭和後期に生を受けた私は、いわゆる世に数多くいたTVっ子の一人で、どちらかというとクイズ番組が主な視聴対象でしたが、勿論、その当時に生まれた、今もなお色褪せぬ数々のTVアニメの名作の薫風も受けておりました(現在の、特に地上波の凋落ぶりからは想像もつかないですが)。

 

 

好んでみていたアニメのジャンルとしては、やはり藤子不二雄両先生の数々の作品、関東地方では、日曜・そして火曜日にも再放送していた、長谷川町子先生の「サザエさん」を筆頭に、どちらかというと、ほんわかした作品、そして少し大きくなると学校を舞台とした、ギャグの中に、チョット色恋沙汰が見え隠れしているような作品(例えば、あだち充先生の「みゆき」など)へと進んでいきました(逆に、スポーツアニメや戦闘アニメというのは、勿論見てはいましたが、そこまで積極的ではなかったと述懐します)。

 

 

そんなアニメたちを見て育った私が、今回「こちら!お気楽よろず相談部!」なる架空の学園アニメを空想し、そのOPとEDテーマソングを、私がPしているボカロGS「ザ・ヴォーカロイズ」に歌ってもらいました。

 

 

 

設定では、この学園アニメにキャラクター&CVとして彼らザ・ヴォーカロイズが、この手の作品に初主演した、としています。

 

 

 

肝心のストーリーは、湘南の海辺にある高校「電声学園」、その帰宅部同然の「お気楽よろず相談部」なる部活のメンバーが、学校に起こる様々なモメ事、イベント、どーでも良い相談事、そして、ちょっぴり色恋ものの相談を、笑いと音楽、そして若干のシリアスでドタバタしながら解決していくという、ギャグ&ラブコメの王道路線をいくもの、としています。

 

 

因みに、キャスティングはこんな感じです。

 

役名と役どころ
青木カイト(演:兄さん)…一応主人公。八方美人で無理難題を引き受けるタイプ。でも憎めないムードメーカー。
橘レンジ(演:レンくん)…年下の部員ながら、部の良識&ツッコミ担当。反面、女の子に大モテな照れ屋さん。
ジンノ楽衛門(演:がっくん)…特に色恋沙汰担当の花形。ただ、かなりのオトボケ(本人は自覚無し)。
郡(こおり)キヨカズ(演:先生)…無頼集団の当部顧問教師。呆れながらも温かく見守る。但し部員と活動を罵る者には容赦無し。

 

 

 

また、このアニメの原作となる漫画が、これまた架空の高校生向け雑誌「ハイスクール・トピックス!」に連載され、今回のザ・ヴォーカロイズ初主演アニメ化を記念して、雑誌付録に、冒頭のジャケットをまとったソノシートを読者にプレゼントしたという設定にもしています。

 

 

このソノシートには、両曲とも冒頭提示89秒の尺で収めたTVサイズ版が収録されています(すみません、ここら辺の記述はすべて私の空想・モーソーがタップリです)。これは、オリジナルの本尺版とは少しアレンジが違うのが特徴です(リアルのアニソンにも、こういうパターンって、多いですよね!)。

 

 

また、このソノシートはMONORALバージョンで、勿論そのマスターテープから盤が制作されたのですが、残念ながら現在、肝心のマスターテープの行方が不明となっています。そこで現代技術を駆使して、逆にソノシートにリマスタリングを施し、今回、STEREOバージョンでお届けします (なお、本尺版も後日ちゃんと作りたいなと考えています)。

 

 

【1曲め:LUCKY EXPONENTIAL】

 

 

 

 

 

 

 

OPソングに設定したKAITO兄さんのリード・ヴォーカルによる楽曲です。

【いつも清々しい、みんなの青いお兄さん】

 

 

タイトルの「EXPONENTIAL」は日本語で「指数関数的な」という意味で、つまり、「幸運が指数関数的にやってきた」という意味合いです。

 

 

タイトル通り、KAITO兄さんの天真爛漫さが迸る、そして、アニメの役どころをイメージした歌詞を持つ、ゴキゲンな湘南サウンドにしました。

 

 

さて、ここでジャケットを振り返ると、美しい緑のポニーテールをなびかす、兄さんに背中を抱かれた後ろ姿の彼女は、誰でしょうか。まあ、言うのは野暮か、といったところですね(彼女も、早くお迎えしたいところです)。

 

 

兄さんも、がっくんに口笛で冷やかされながらも、まんざらでもない様子ですね。

 

 

【2曲め:アオハル・ボード・ウォーク】

 

 

 

 

 

 

 

EDソングに設定した、氷山キヨテル先生のリード・ヴォーカルによる楽曲です(先生のファンの皆様、お待たせしました!)。

 

【常に真髄を押さえるリーダー】

 

現存のアニソンシングルのカップリングも、OPは華々しくキャッチーなビート物、対してEDはジックリ聞かせるバラードもの(セールスとしては、こちらをA面にする場合も多い)、という構成が多いですが、私もこれに倣い、「ザ・ヴォーカロイズ」のリーダーも務めてもらっている先生ならではの、しっとりとしたミディアム・バラードにしました。

 

 

アニメの役どころの顧問教師として、また通常のバンド活動でのリーダーとしての立場をイメージし、かつて自分自身が高校生だった頃を懐かしく想い出しつつ、温かく、優しく見守りながら、メンバーと共に強く前に進んでいくという歌詞を、夕映えの湘南鵠沼あたりの渚、そしてボードウォークを舞台にして作りました。

 

 

例により、両曲とも、メンバーの美しいコーラスをフィーチャーし、また、

 

 

レンくんとの弾けるドラム、兄さんと先生の表情豊かな伴奏、そして、がっくんの端正なベースラインというおなじみの設定もいつも通りです。

 

 

時恰も、日本は梅雨の時期、少し憂鬱なこの季節を、短いながらも、彼らの魅力が凝縮されたこの2曲で、払拭して頂きたいと、思います。

 

 

皆様からのコメント・感想なども、是非お待ちしております。


Personnel

「ザ・ヴォーカロイズ」(このGSにおける設定)

氷山キヨテル Keyboards、vocal、leader
KAITO 12st.Guitar、vocal
神威がくぽ Bass(pick playing)、vocal
鏡音レン Drums(regular grip)、vocal

 

 

※注意 動画MV中登場する、以下のクレジットは、架空のものです。

番組名:ジ・アニメ・フェア
提供名:スナノギ
アニメ作品名:「こちら!お気楽よろず相談部!」
連載雑誌名:ハイスクール・トピックス!
制作社名:すたじお 12げん
音声技術・録音  :ガッチク