今日のホットなハッシュタグ
#明石家サンタ
#風邪の予防
#クリスマス
おはようございます。
昨日のクリスマス・イヴは、素晴らしい夜を過ごされましたか?
そして、枕元の靴下の中にはプレゼントが届いていましたか?
今日は12/25、今日が本祭のクリスマスであります。誤解なきように。
さて、先日から、5日連続に渡り、日本最初の実力ロックバンドとして名高い、「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」の歌と演奏でお送りする、クリスマスソングアルバム、その名もズバリ「バラのクリスマス」をご紹介していますが、今日はその最終日です。
ちなみに…「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」の偉業
・1966年、ビートルズ日本公演での前座を務める。
・第9回 日本レコード大賞受賞(今とは段違いの格でした)
・紅白歌合戦連続3回出場(これも今とは段違いの格、GSで唯一の出場)
・日本の歌の女王「美空ひばり」嬢の名曲「真赤な太陽」のバックを務める。
(人気と実力を兼ね備えた天才歌手のバックを務められるほどの職人バンド。この他、Jポップ黎明期における人気シンガーたちの殆どのバックを担当しています)
・アメリカのエド・サリヴァン・ショーに出演
[ジャケットです(これも貴重)]
ここに収められている全5曲は次の特徴があります。
・このコンパクト盤のみのリリース曲であり、他のアルバムには殆ど収録されていない幻の名曲。
・オーケストラ等を被せず、メンバーだけの歌と演奏によるレコーディングのため、ブルー・コメッツの実力を存分に堪能できる。
・リーダーのジャッキー吉川さん(前列中央)を除く、他の4人のメンバーがそれぞれ作曲を担当(「大ちゃん」こと井上忠夫(井上大輔)さんのみ2曲担当)しており、オリジナリティと作風の違いを楽しめる。
・ブルコメのシングルA面は、日本人好みのマイナー(短調)ソングがメインだが、この5曲は全てメジャー(長調)の作品。これは、非常に貴重。
さて、本日、ご紹介するのは、高校生の頃からプロのバンドでギターを弾いていたという、そして現在は、ビックバンドのコンダクターとして、一流のコンサート番組で活躍されている、正統派ギタリストの三原綱木さん(前列右側)が作曲した(作詞は橋本淳氏)、このアルバムのタイトル曲でもある、「バラのクリスマス」です。
ブルコメは、その大ヒットを連発したシングルA面から、北欧が歌の舞台というパブリック・イメージがありますが、バンドのサウンドとしては、ラテン系に強味があります(事実、他のアルバムの曲や洋楽のカバー曲ではラテンものを多くリリースしており、これがよくハマっているのです)。
♪南の国へ バラの花咲く
南の国へ あなたをつれて
とんで行きたい…
この曲も歌詞の世界こそ、北欧の街をイメージしてますが、サウンドはカリプソ調の南国ムードです。これを、凡百のバンドが演奏すると、完全にミスマッチなのですが、流石、ブルコメ、高い演奏技術とコーラスワークで全く違和感のない完成度の高い仕上がりとなっています。アルバムのタイトル曲になったのも頷けます。
♪君は この冷たい冬の町で
やさしくぼくと くちづけかわす
クリスマスの夜の 甘い出来事…
なお、三原さんがこの曲を書いたのは、弱冠20歳頃。若い才能と情熱が迸っています(加えて、長身のイケメンで、当時の写真を見ると、嵐の二宮和也クンに面影が似ているのです)。
皆様の元にも素晴らしい神の御加護がありますように…
Twitter情報によりますと、この「バラのクリスマス」収録された全5曲が、
ブルー・コメッツ=オリジナル・ヒット第2集 (2013)
というCDアルバムに再収録されているとのことです。チャンスがあったら、クリスマスプレゼントにいかがでしょうか?
(↓リンク有り、限定数が少ないです。お早めに)