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おはようございます。

 

今日は12/23。昨年までは、天皇誕生日でしたが、令和の御代に移り変わり、元の平日に戻っています。勘違いなきように…。

 

また、クリスマス・イヴの前日ということで、「イヴ・イヴ」などと称して、イベントごとを更かしていたことが一時期ありましたが、あれは気恥ずかしいものでした。

 

さて、先日から、5日連続に渡り、日本最初の実力ロックバンドとして名高い、「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」の歌と演奏でお送りする、クリスマスソングアルバム、その名もズバリ「バラのクリスマス」をご紹介していますが、今日はその3日目です。

 

ちなみに…「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」の偉業

・1966年、ビートルズ日本公演での前座を務める。

・第9回 日本レコード大賞受賞(今とは段違いの格でした)

・紅白歌合戦連続3回出場(これも今とは段違いの格、GSで唯一の出場)

・日本の歌の女王「美空ひばり」嬢の名曲「真赤な太陽」のバックを務める。

(人気と実力を兼ね備えた天才歌手のバックを務められるほどの職人バンド。この他、Jポップ黎明期における人気シンガーたちの殆どのバックを担当しています)

・アメリカのエド・サリヴァン・ショーに出演

 

 

[ジャケットです(これも貴重)]

 

ここに収められている全5曲は次の特徴があります。

このコンパクト盤のみのリリース曲であり、他のアルバムには殆ど収録されていない幻の名曲。

 

・オーケストラ等を被せず、メンバーだけの歌と演奏によるレコーディングのため、ブルー・コメッツの実力を存分に堪能できる。

 

・リーダーのジャッキー吉川さん(前列中央)を除く、他の4人のメンバーがそれぞれ作曲を担当(「大ちゃん」こと井上忠夫(井上大輔)さんのみ2曲担当)しており、オリジナリティと作風の違いを楽しめる。

 

・ブルコメのシングルA面は、日本人好みのマイナー(短調)ソングがメインだが、この5曲は全てメジャー(長調)の作品。これは、非常に貴重。

 

さて、本日、ご紹介するのは、ブルコメのもう一人の作曲家、ロマンチックなメロディが特徴のオルガニスト&ピアニスト、「小田ちん」こと、小田啓義先生(後列右側)が作曲した(作詞は、松原雅彦氏)、「雪の中の二人」です。

 

♪今日もふたりで夢を見ましょう 外にはつめたく雪が降ってる…

 

人気絶頂期のブルコメシングル盤のB面を担当し、音楽性の幅を広げた立役者である小田先生は、「甘いお話」「白い恋人」、そして後年「ヒロリン」こと、岩崎宏美嬢がカバーして大ヒットとなった「すみれ色の涙」など、美しい名曲を残しています。

 

この「雪の中の二人」も、他の4曲とは異なり、静かでソフトなバラード調のメロディーで、「ダンディー」小田先生ならではの作品、といったところです。決して派手さは有りませんが、その分じっくり、ブルコメの高い演奏性を堪能できる一品です。