昔から私は
『うれしいひなまつり』
という童謡が
非常に苦手でした。
これです↓
あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人囃子の 笛太鼓
今日は楽しい ひなまつり
お内裏様と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔
金の屏風に 映る灯を
かすかにゆする 春の風
少し白酒 召されたか
赤いお顔の 右大臣
着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも 晴れ姿
春の弥生の この佳き日
なにより嬉しい ひなまつり
通っていた幼稚園では
毎年2月の中旬頃から
毎朝先生のオルガンに合わせて
この童謡を歌っていたんですが
それがあまりにも嫌すぎて
3月3日を過ぎるまで
遅刻したりトイレに逃げ込んだりして
とにかく逃げ回っていたのを
覚えています(笑)
「なんで嫌いなの?」と
友だちに不思議がられ
母や先生たちにも
「いい歌だよ〜」
「きれいな曲でしょ〜」
「歌うと楽しくなるよー」
って何度も諭されました。
でもね
なにをどう言われても
いやなもんは嫌。
実際、自分でも
理由なんてわからんのです。
なんであんなにイヤだったのか(汗)
そして大人になった今でも
あいかわらずで
聞きたくないんですよね。
でも嫌いなものって
そういうもんじゃない?
吐き出したくなる味や食感。
耳を塞ぎたくなる音(周波数)。
目を覆いたくなる光景。
息を止めたくなる匂い。
2度と触れたくない触感。
そういうのって
誰しもを説得できるような
確固たる理由があるわけじゃなく
「ただイヤ。なんか嫌い。
なぜか怖い。なんとなく違和感。
とにかく不快。」
そういう、曖昧ではあるものの
シンプルで、かつ
自分にしかわからない感覚。
まあ、私がひな祭りの歌を
嫌いな理由について
周囲の理解を得るために
あえてそれっぽく
述べるとするならば
短調であるこの歌は
歌詞も旋律もモノ悲しい響きな上に
スローテンポで単調なリズム。
とうてい「楽しさや嬉しさ」を
感じられないからです。
とまあ
こんなとこです。
ただ、今となっては
この歌に強い嫌悪感を抱いた
幼き日の自分に
喝采を送りたいと思っています。
そしてこれからも引き続き
自分の直感というか
第6感というか
自分の感覚にこそ
全幅の信頼を寄せて
生きていこうと思っている次第です。
はい、というわけで
前置きが長くなりましたが
本題に入っていきましょう。
3月ー
そう、またやってきました。
人々が「生贄儀式」を喜び祝う
不気味なイベント
ヒナマツリ
の季節が。
(Getty Images)
お葬式は寺
結婚式は神社か教会で行い
クリスマスは盛大に祝って
正月は家族総出で初詣に出かける。
・・・なんか違和感感じる?
盛り上がればいい。
祝えればいい。
楽しけりゃいい。
それっぽい由来と目的があって
わいわい騒げるイベントとして成立し
商売にもなって消費を煽れるなら
とりあえずなんだっていい!
そういった価値観で
数々の異宗教イベントや
行事を行う
不思議な国があります。
そう、日本です。
ハロウィンなんて本当に分かりやすい。
2000年代になってから急にディズニー効果を利用して
しっかりと浸透させましたね。
ハロウィンについてはこちらの記事もどうぞ。
ほとんどの日本人は
1つ1つの行事の
本当に意味するものや起源なんて
ぶっちゃけ
興味がないし調べようとも
しない・・・ですよね。
つまり
みんなやってるから
やるのが当たり前だから
親がやってたから・・・
そうやって
慣習や規則に従うことを
良しとする民族性が
未だに根強いわけですが
私は幼い頃はもとより
大人になってからもずっと
大抵の事に対して
「なんで?」
「どうして?」
と噛み付いてみる質です。
(所謂めんどくさい奴です)
(まいどなニュースより引用)
「とりあえず決まりだから守れ」とか
「みんなやってるんだからやっとけ」とか
そういうのはもうホント超苦手なので
まずは自分の気持ちを最優先に
(瞬間的にやりたいと思うかどうか)
そして
やりたいにしろやりたくないにしろ
とにかく納得するまで
調べたり聞いたりした上で
自分の中での落とし所を見つけています。
だからね
ひな祭りも
・なんで3月3日なの?
・いつから始まったの?
・なんで人形飾らなきゃいけないの?
・そこにどういう意味があるの??
って・・・
気になって仕方なかったから
もうずいぶん前になるんだけど
調べましたです(苦笑)
(illustAC)
改めまして・・・
ひな祭りは
女の子の幸せや健やかな成長を願う祝いの行事。
「桃の節句」とも呼ばれるように
春の暖かさを感じさせる
華やかで美しいイベントだ
(iStock)
と思っていますか?
え〜っと、なんか
お祝いムードに水を差すようで
申し訳ないんですが・・・・・・・・
ルーツを辿り
そこにつながる言い伝えや
しきたりを調べれば調べるほど
ひな祭りは
(クリスマスやハロウィン同様)
サタニズムの
『生贄儀式』
を彷彿とさせる
闇イベントだ・・・・
という結論に達するのです。
<少女を山の神に生贄として捧げる儀式>
ひな祭りの元々の起源は
東北地方のある村で毎年3月上旬に行われていた
「雛奉り」という生贄儀式だといわれます。
で・・・
「生贄」というだけでも
十分に嫌悪感を抱いてしまうのですが
その内容にさらに愕然としますわよ。
なんと。
村の中から1人の少女を選ぶ。
↓
村の男たち全員で輪姦する。
↓
生きたまま少女の腹を鎌で切り裂く。
↓
少女の息があるうちに腹の裂け目から
男が手を突っ込み子宮を取り出す。
↓
神に捧げる。
あまりにも残酷で悍ましい内容だったため
この儀式は
”少女”を「雛」
”生贄にする”ことを「奉る」という隠語で表し
「雛奉り」という名で
語り継がれることになりました。
<上巳の祓>
漢の時代、徐肇という男の元に
3つ子の女児が生まれました。
ですが信じられないことに3人とも
生後3日で亡くなってしまいました。
嘆き悲しんだ徐肇は
娘たちの死を祟りだと考え
村人たちとともにその亡骸を
川の水で清めて水葬し
さらに自分たちにも厄災がふりかからぬよう
禊を立てました。
(Getty Images)
これがやがて川や海の水で身を清める
「上巳の祓」という行事となり
平安時代に日本に伝わったといわれます。
(地獄草紙餓鬼草紙病草紙より)
ちなみに当時の日本には
“妊産婦が出産時
出産における死や苦しみや怨を
身代わり人形に取り憑かせて
枕元に置いておき
無事出産したらその人形を川に流す”
という風習がありました。
で、
この「形代(かたしろ)」と呼ばれる
身代わり信仰と上巳の祓が結びついて
毎年3月3日に行われる
「流し雛」という行事に発展したわけです。
↓
(人形に厄を移して水に流し、無業息災を祈る。)
その後時代が進むにつれ
身代わりとして流す人形が
精巧かつ豪華なものへと
進化していきました。
サイズも大きくなっていき
さすがに川に流すのはもったいない
と人々は考えるようになり
流すのではなく
家に飾るようになっていったのです。
いやしかし・・・
子宮を取り出し捧げる「雛奉り」と
女子3人の死が発端の上巳節から発展した
出産の苦しみや怨を
人形に取り憑かせて葬る「流し雛」。
これらのルーツには
女性性の闇というか怨念というか
激しい生命の叫びみたいなものを
強く感じますね。
<奇妙で不気味な秘密の儀式・かげ雛>
ある地方にはひな壇に飾る人形の他に
紙でできた人形(かげ雛)が
家族の人数分存在します。
しかもこれは一家の長とその妻しか
見ることも触れることもできないという
奇妙な決まりがありました。
そして
・家族の誰かが死亡したり縁を切ったりした時には
その者のかげ雛を川に流す
・家族の誰かが病気になった場合には
(例えば頭の病気だった場合)
その誰かのかげ雛の頭部分をちぎる
という儀式が
家長夫婦によって深夜に行われていました。
もちろんこの儀式も家長夫婦以外は見てはならず
たまたま目にしてしまった場合、その者は
・呪われるとか
・その後不幸な人生を送ることになる
とされました。
だからそれを回避するために
見てしまった人のかげ雛は
燃やされていたといいます。
なんとも不気味な風習ですが
「身代わり人形を川に流す」という点が
「流し雛」と完全に一致しますよね。
ちなみに・・・
「身代わり人形を燃やす」でピンときます?
そうそう。
現代でも行われている
神事の「大祓」ってやつですよ。
神道についても調べてみるといいよ。
いろいろわかると面白いから。
人に似せたものを生贄として捧げる儀式
といえば
土偶や埴輪祭祀もその1つといわれます。
<ミミズク土偶と生贄祭祀>
土偶祭祀は
地母神(土偶)を殺害して体をバラバラにし
各所にばら撒くと各所で幸が生まれる
という神話に基づいていますが
実は…
縄文後期に作られたミミズク土偶には
『全身の皮を剥いで激しい苦しみを与え
時間をかけてじわじわ殺す』
という残忍な殺害方法が
驚くほど具体的に表現されている
といいます。
(特に女性にとって大事な顔と
乳房の皮剥ぎが特段に強調されている。)
(ブログ:花見川流域を歩くより)
つまり、後晩期の縄文人は
このような殺人行為(猟奇的暴力&拷問)を
リアルに行なっていたとも考えられます。
実際、原始古代社会では
生きた人間の全身の皮を剥ぐ拷問・処刑が
一般的に存在していたことがわかってますから
ふだんは土偶で行いつつも、いざという場合には
生身の人間による生贄祭祀を
行っていた・・・・・のでしょう。
残酷な人身御供が人類社会歴史の中で
減少してきたことは間違いありません。
でも
人形を生贄(身代わり)にして
厄除けや供養を行う文化は
今現在も世界中に存在します。
私は
「神への供物としてなにかを捧げる」
という思想自体に
どうしても違和感と嫌悪感を感じるのです。
神って、なにかを捧げないと
恩恵を与えてくれない
「条件付きの愛」という
存在なの??
いや、そもそも
神とはなにか?
一般的解釈として
「世に禍福を降し、人に加護や罰を与えるという霊威」
「人間を超越した宗教的な存在」
だとされていますが
この捉え方に
私は全く賛同していません。
人間とは切り離された
別の存在として
神というものの存在を考えるから
そこになにかを捧げる、なんていう
おかしな思想にいきつくのであって。
私は、簡単にいうと
私=神=宇宙
と捉えています。
なんというか
波動世界(見えない世界)の
神というエネルギーの最先端に
物質世界の「私」という存在がいて
(根っこ部分が神ってこと)
いつもつながっている
というイメージ。
うまく言えない(泣)
まあでもとにかく
神が自分とはまったく別個のもので
いつも遠いお空の上から見ていらっしゃる〜
みたいな考えは毛頭ありません。
ちょっと話が
脱線してしまいそうなので
元に戻しまして
とにかく今日の記事を
まとめますと・・・
3月3日に日本で盛大に行われる
ひな祭りというイベントのルーツは
・少女を生贄に捧げる雛奉り
・身代わり人形に自分の穢や厄を移して
水に流し清める流し雛やかげ雛
であり
これらには悪魔崇拝感が漂いまくりですよ
ってことです。
だってサタニズムの儀式には
必ずと言ってよいほど
「生贄(身代わり)」が用意されますからね。
ちなみに
私には成人した娘がいますが
彼女は雛人形をもっていません。
飾ったことはもちろん
触ったこともありません。
友だちの家や店頭に飾られたものを
見たことがある、という程度。
故に
欲しいと言ったこともありません。
あ、ちなみに私自身は雛人形もってました。
20歳になるまで毎年必ず
母が飾ってくれてた・・・はずです。
なぜそんな言い方になるかというと(笑)
14歳〜17歳の間は
ほっとんどちゃんと家に帰ってなかったし
それ以降は完全に家を出たので
中1くらいまでの記憶しか残ってません。
でも幼い頃の記憶では
毎年飾ってくれていたことを確かに覚えています。
ただ、正直
全然嬉しくなかったんですよね。
雛人形も不気味で嫌いだったし・・・。
子どもの健やかな成長は
年に1度のひな祭り、という特別なイベントではなく
日々の生活の中で日常的に願ってりゃ十分。
寧ろそっちの方が尊いと私は思っています。
(Adobe stock)
それにもし、子どもへの思いを
どうしてもイベントとして
伝えたいなら
それこそ、誕生日でいいじゃない?
誕生日以上にその子にとって
特別な日はありません。
なんの縁もない3月3日に
全国で一斉に合わせて
人形を飾ることとか
ご馳走を食べることとかで
子どもへの思いを視覚化して
アピールする、というのが
私はあんまり好きではないのです。。。
(私が屁理屈なだけ!?)
そしてなにより
自分はもちろん
我が子たちにも
自分に起こることはすべて
自分自身が引き起こすのだ
という価値観で生きてもらいたいので
“自分の代わりに厄災を引き受けてもらう”
という意味が込められた雛人形に
魅力を感じないんですよね(苦笑)
これはあくまで私の
現時点での到達点であり
チョイスなので
もしこの記事を読んでも尚
ひな祭りというイベントが
・好きだ
・心からウキウキする
・幸せを感じる
という方は
存分に楽しんでください。
私という人間の世界観では
たまたまひな祭りが
「悪」というカテゴリに
収まっただけであって
それは絶対的な
良い悪いの基準ではありません。
ぶっちゃけこの世には
善・悪はありません。
正しい・間違いもありません。
ひな祭りという儀式を
「善」と信じている人にとっては
私の考えの方が「悪」であり
「間違い」なわけなので。
そして
両者ともに存在することで
バランスが保たれている。
これが、宇宙の法則。
まあ、でももし
誰かの、なにかの、お役に立てれば
嬉しいな、とは思っています。
いつも言ってますが
あなたはどう感じますか。
私はこう感じてますけど。
ただそれだけです。
合掌
①位 オーガニックを知る
②位 受け取り力を磨け
③位 体の邪魔をするでない
━━━━━━━━━━━━━━━━━
<菌運UP大作戦>
菌(微生物)との共存共生
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