刺青|賽のじ雑記 -89ページ目

「火怨・北の燿星アテルイ」高橋克彦著 - 講談社文庫

史上初の征夷大将軍
大伴弟麻呂の副将軍として
東征の任に就き
その後継として史上二番目の
征夷大将軍となった
坂上田村麻呂の死から
今日で丁度1200年

征夷大将軍とはこの時代においては
夷を征討する為の軍の最高司令官

後の鎌倉幕府から江戸幕府までの
武家政権時代にはこの位官を以って
国家の実権を行使するようになる

鎌倉幕府を開府した源頼朝ら
東国の武士は北国の民を蝦夷と蔑み
奥州藤原氏を滅ぼしたが
京の朝廷では彼ら源氏を
東夷と蔑んでいたり

夷狄を討払え(攘夷論)と
息巻いていた討幕運動の結果が
その夷狄であったはずの欧米に
未開の民族と蔑まれる事を恐れ
自らの歴史や伝統、文化を破壊し
夷人の猿真似を始めるという
権力を志向するものたちの
奇怪な行動は実におぞましく

権力(国家)=正義などという
暴論が大手を振っている
現代の世を慮ると怒りを越えて
悲しみで目の前が霞んできますが

一方で

反骨、不良、アウトローなどと言うと
コソ泥と区別がないほど
落ちぶれてしまっていて
こちらも悲しみで眼前が霞んできます

と、坂上田村麻呂の命日から
何だか質の悪い講釈に
なってきちまいましたが

すんません
あと少しのお付き合いを・・・・・・・・

反骨、不良、アウトロー
任侠、信義、人の道

勇み肌のおァ兄さんに
なくちゃならねえぇ彫り物の

、、、と

そのルーツは長兵衛か?

権力者のエゴや
多数派の傲慢に対する
反骨の証が彫り物なら

その心意気の目指すべきところは?

なんて屁理屈の飛躍の頃合が
良い具合になったところで^^

本日のオススメ書籍



教科書じゃあ「征夷大将軍の
坂上田村麻呂が蝦夷を平定」
ってだけで済まされてますが
そこには理不尽の横暴により
滅ぼされた北国の民たちがいて
その歴史や伝統、人々の暮らしや文化
かけがえのない生命がありました

彫り物を嗜好する諸君!

今日のアテルイを
志そうではないか~(笑


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