刺青|賽のじ雑記 -88ページ目

炎立つ・高橋克彦著 - 講談社文庫

先週金曜日の記事で紹介した
「火怨・北の燿星アテルイ」はもう読みましたね^^

は~~~ぃ!(←良い子の皆さん

あまりの面白さに一気に読みきってしまい
感動のやり場に困ってるところでしょ?

はいはい、それではその続編ともいえる
書籍を今日はご紹介!!!

その名は「炎立つ」

ちなみに「ほむらたつ」と読みます

「火怨・北の燿星アテルイ」では
前の記事でも触れたように
物語は平安遷都目前の
宝亀11年(西暦780年)に始まり
坂上田村麻呂の奥州討伏による
延暦21年(西暦802年)の
阿弖流爲(アテルイ)処刑までの
約20年間が描かれていました


時代は2世紀半ほど下り
今日紹介する「炎立つ」は
永承4年(西暦1049年)から
始まります

巻の壱「北の埋み火」では
平将門の乱から一世紀を越え
朝廷にとって脅威でなくなった陸奥に
新たな炎が燃え始め
前九年の役へと突入していくまでを



巻の弐「燃える北天」と
巻の参「空への炎」では
前九年の役を


巻の四「冥き稲妻」では
後三年の役を

と、描いてゆき


巻の五「光彩楽土」では
栄華を極めた奥州平泉の
栄光と終焉を描いています

全五巻で登場する男たちも

前半の主役で前九年の役の敗戦で
生きたまま錆び刀での鋸挽きの
斬首刑に処された
平泉奥州藤原氏当主であり
奥州平泉棟梁藤原清衡の父
藤原経清をはじめ

奥六郡の豪族の雄
安倍頼時、貞任父子

武門源氏神話の
根拠とも云うべき
八幡太郎義家

北天の王者であり
牛若丸・源義経の庇護者
奥州藤原氏三代目
現在も平泉中尊寺金色堂で
ミイラとなり眠る藤原清衡

と、挙げていったら限のない
錚々たる面々

前の記事の「火怨・北の燿星アテルイ」と合わせて読めば
その治外地から見た平安時代の
成立から終焉までの三百年間が
客観的に見えてきます

本物のアウトローたちの生き方から
イレズミモノのあるべき姿を学びやがれ!


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