刺青|賽のじ雑記 -252ページ目

奇想の江戸挿絵 - 辻惟雄著

昨日の記事の「奇想の系譜」「奇想の図譜」につづき
辻惟雄先生の著書からもう一冊
今回紹介するのは一昨年上梓されたこちら


江戸後期の黄表紙、合巻、読本を
挿絵のデザインから切り込んでいく
江戸庶民娯楽の入門書

それらを現代のマンガやアニメに流れ込む
水流の源だと説く

もちろんただの「江戸挿絵」入門ではなく
そこはかの辻先生がアタマに「奇想の」と
つけてますからね

その章題も「「異界」とか「生首」とか
「幽霊」、「妖怪」、「自然現象」を描く
仕舞いには「爆発」と「光」を描く
なんて具合です

奇天烈な画面がインパクト大な錦絵や
僕の大好きなほりもの(刺青)の
背中の大画面に見得を切る登場人物たち
その背景にある物語に
少しでも興味をお持ちでしたら
最初の入口に最適の一冊です

もちろんこんなに手軽に読める一冊で
錦絵の大スペクタクルや
ほりものの深遠な懐の全てがわかる訳は
ござんせんが(本書を褒めてんのよ)

さぁさぁここが地獄の一丁目!
ズブズブズブリと
引き返す事の出来ない
こちらの世界へ
いらっしゃ~~~~~~い!

木戸銭はたったの壱千円(税別)也~~~!


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