卑怯を学ぶ －２－ 徳川慶喜と勝海舟
勝海舟も徳川慶喜も、彼らが仮に反幕府側にいたらかなり活躍できただろうなぁ。
ところが、結局のところ彼らは自らの手で無血開場してしまう。
…ドレスデンなら10万人は死んでるぞそれ。もっとも目的が違うからそこまでは
ならないだろうけど。
もし、江戸で戦闘になっていた場合、2万人は軽く死んでいたのではないか
という説も存在する。
卑怯者のそしりを受けてまで守ったのは、それだけ多くの命だった。
そしてまた、それを受け入れたの倒幕派にも度量があった。
…海外なら無血開城したほうが被害が大きかった例があるんだよな。
つまりあれだ、相手を見て選択するしかないってことだ。
もしそういう連中が相手なら、彼らが尻尾を巻いて逃げ出すとは思えない。
…もっとも卑怯な手ぐらいは使いそうではある。
いんだよ、使っても！
ネット上で自分が気に食わない意見に対して
自分の気に食わない意見に対して反発するのはあまりいいこととはいえない。
反発するということは「相手のことが気になっている」ということである。
無視するのが一番いい。
選挙制度は卑怯か？
小泉前首相についての評価はまだ定まっていないのではないか？
以前飯島秘書官の話を基にした小泉ドラマを作成していたが…
やっぱり変なおっさんだよ。あの人。
何が変かって？
そりゃまぁ…何でもかんでも自分で決めようとする、でも出来ないことは人任せ。
ただそれが徹底してるんだなこれが。
彼は選挙制度を最大限に利用したといってもいいだろう。
国民の目を自分に集め、目標を説明し、問題を示し、そして候補者を用意した。
一説によると2005年7月には候補者を用意していたとも言う。
…つまり衆議院で郵政法案が通過すると思っていなかったはずだ。
ということは衆議院で通過しなかった場合、確実に解散したはずだ。
さて、小泉だが、おそらく戦国時代だったら確実に武将になろうとしたタイプだな。
こんなことも言っていた。
「選挙は人が死なないからいい。戦国時代なら戦争だよ」
…戦国時代だったら確実に戦争選んでたってことですか？そらイラクに自衛隊も
派遣するわ。フセイン捕まってよかったなおい。
少なくとも小泉は「自分のやりたいこと」をやろうとした。そこだけはもう少し
評価してやってもいいのではないだろうか。逆にそれが嫌な人は反対すりゃ
いいだけだからわかりやすいよな。
よくよく考えると卑怯なのは選挙民の方かもしれないぞ。
でも選挙なんてそんな制度なんだから仕方がない。
反小泉派が親小泉派に攻撃されていたが、良く考えたら
親小泉派は小泉という盾の後ろから石投げてるようなモンである。
ただ、やっぱり選挙制度なんてそんなもんだから仕方ない。
反小泉派もある意味小泉のような指導者を立てるべきである。
「私はこうしたい」という意見をもっている指導者を。
…まぁもっとも日本で一番卑怯なのは官僚を操ってる連中なんだけどさ。
官僚だって奴隷みたいなもんだぜ考えようによっちゃ。