備忘録〜競争社会の弊害〜 | Σigma のブログ~ 恋愛詩上主義 ~

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思えば僕がアーティストを志したきっかけは「自分の内なる衝動」というよりは寧ろインフルエンサーになって社会を良くしたいと思ったからだった様な気がする。(だから政治家でも良かった)

だけど現代の人々の興味はどうやらそういったものには無いようだ。だから需要もない。

(真の芸術性よりもエンタメ、束の間の馬鹿騒ぎといった印象)

それでも「本物」は本人の努力も然ること乍ら時代の側に呼ばれて顕現すると僕は思うし、

そうした人たちが乱れた大人の心を動かすような作品なり活動をしていってくれたら良いんじゃないかと思う。現代のインフルエンサーに、正直僕は失望している。


ブランドイメージを重視したり実用性を度外視する人間がいるのは百も承知だけど、やはり自分の身の丈に合った生活にこそ僕の望む「人間的な」営みのある様な気がする。美しいものに憧れそれを欲する人の心理は解らないでもないけど、無理に「モノ」や「外見」を求めずとも本人の側に『美』を志す純真な欲求とそれに伴う品位さえあれば自ずと必要なものは判るし、嘗ては「高嶺の花」と思われていたようなものでも気が付けば板に付いていたりするものだ。


ところで僕は客風情の、「大尽風」とでも言うのだろうか、を吹かす態度が心底気に食わない。

別に僕は従業員として働いている訳じゃないが、同じ客として見ていて腹立たしささえ覚える。

(その最たる例として、嘗てクレーマーが土下座を要求する動画が話題になった事があった)


こうした人種に媚びへつらう事なく働くにはどうしたら良いのか。逆を言えば何処ならこういう人間が、ゼロとまでは言わないまでも少ない環境にあるのだろうか。


同じマンションに住んでいる人間を観察していると、保育園や幼稚園児までは思った通りまだ純真な子供が殆どだった。だがどうやら早くも小学校の低学年くらいになると親の程度の具合に応じて子の性格に影響が見られるようだ。

人がエントランスの鍵を開けた側から我先にと駆け込む子供。親は注意するでもなく他の事に夢中になっていた。

エレベーター内でゲームを大音量で遊んでいる子もいた。

一概には言えないが割合としては男子が圧倒的に多く、また親は無愛想でもその子供はきちんと挨拶ができる、といった場合もあった。

以前プロ野球選手の豊田清さんが住まわれていたが、そのお子さんは全員きちんと躾がなされていて感心した記憶がある。


他にも、マスクの着用が緩和される以前から密室状態となるエレベーターにあってマスクを着用しない者や、呆れた者ではエントランスの外からずっとスナック菓子を頬張りながらそのままエレベーターの中でも食べ続けていた大人(と呼んで良いものだろうか?)、やはりエレベーターで他にも人がいるのに大声で話したり電話をしたり…一体世の中のモラルはどうなってしまったのだろう?と疑いたくなってしまう。

こうした顕著な行為には得てしてコアな理解者もいるものだが、先のブログで触れた「人として正しい」行いからはやはり外れている様に思えてならない。


●幼少期からの教育

●親の環境(そもそも大人が乱れているのは過度なストレスなどが要因と思われるからその改善)

改めて大事だと思った。


…となると何処だろう?「自然を愛する人に悪い人はいない」と聞くからどこかその方面か。

子供を育てていくのは親のみならず社会の責任だと僕は思うから、やはり大人の側にアプローチのできる人、しかもそれでいてしっかりと耳を傾けて貰えてその心を動かすことのできる人…そう多くはないんじゃないかな。力のある立場にいる人はそれをきちんと理解した上で適切に用いてほしい。


僕が人に優しく接する事を心掛けるのは、その人が優しい気持ちになってまた別の誰かに優しくして欲しいと願うから。


Σigma


後記.

「大尽風」という言葉を探していて幾つか素敵な言葉に出逢った。

「恋風」…恋心の切なさを、風が身にしみわたるのにたとえていう語

「恋の初風」…人を恋いそめる心。初恋の心