Lines & Thoughts | Σigma のブログ~ 恋愛詩上主義 ~

Σigma のブログ~ 恋愛詩上主義 ~

自作の曲はこちら♪
https://soundcloud.com/user-896410369/tracks


I need the love to set
The time out of joint, right.

Can't I ask, the comfort in you?
The lady in my heart of memories...


恋愛をしている時、人の神経は緊張状態にある、というのを以前聞いた様な気がします。
確かに、お洒落に細心の注意を払い、何か粗相があって相手に嫌われはしまいか、と常に神経を尖らせていた記憶があります。(まあ、それで嫌われる様では所詮その程度の関係だった、という事なのでしょうけれど)

詩想もそうでした。
安らかな睡眠を妨げるかの如く、夜になると降って湧いた様に生じる熱情に揺り起こされて
委託を果たそうとする使命感に突き動かされるのは、とても疲弊する作業でした。
それでも初めの内は、それに何の苦労も感じる処か、寧ろ楽しんですらいた自分が居ました。受動的な迷惑には辟易しても、自分の夢の為なら寧ろ能動的に忙しさを求め、またそれを忙しいとも思わない。ただやるべき事をやっているだけ、と。
きっと何事に於いてもそうなのでしょうね。


ですが恋に終わりのある様に、やがて僕にはそれらが耐え難いものと感じられる様になってきました。
(その昔、コンスタンの『アドルフ』という小説を読んだ時には、自分の恋に倦怠感の来ようものとは思ってもみなかったのですけれど)

家庭では Σigma としてでなく翼でありたいと思い、そして妻には有りの儘の、プライベートな自分を愛し、理解される事を求めた(だって結局は似た者同士が夫婦となるのでしょうから)。それがどうして僕の人生に、こんなにも大きな歪みを齎す事となったのでしょうか。


追記

ただこうした疲弊は良いものだけでなく、憎しみの様な負の感情にも当て嵌まる事に気付きました。

憎しみが原動力となって何か良いものが生まれる事もあるので
一概に悪いとは断言しませんが、疲弊による休戦はどうなのでしょうか。
結局は思い込みで、一時的に憎しみの感情から解き放たれているだけ、また暫く時間が経てば、お互いに毒々しい感情のぶつけ合い、その繰り返し…


Σigma