少し前から、μ’sの曲を積極的に聴くようになりました。
いままでは何か見えないものへの感覚的な恐れ故に意識的に避けていた部分があったのですが、それを振り払って聴いてみることに。
すると、やっぱりいいんです曲が。私は音楽に学があるわけでなんでもないので強いとか弱いとかは良く分からないので、単純に好きといった感じです。μ’sの面々がこの歌を歌っているというのが好き、曲調がすき、歌詞が好き、この歌詞がこの子のパートなのが本当に良い、みたいな。
無限に反芻されていた感情が蘇ってきていました。
でもそれでも何となく、聴けない曲というものもあるんですよね。情けないことに私は心が弱いので。
そんな中、発売されたSolo Live! collection Memorial BOX Ⅲ。
その中には先述した聴けない曲も多数含まれています。なので、このソロ3もまた聴かずに封印してしまうのか、と葛藤していました。
そんな時、先日限定復活したにこりんぱなの99回で「final以降曲を聴けていない」というお便りに対して徳井さんが仰っていた「良い曲ばかりだから是非聴いてほしい」という旨の発言が頭をよぎりました。最近改めて聴くようになってそれは体感しているところだし、このソロ3という待ちに待ったディスクを契機に思い切って聴いてみようと思い立ちました。
ふんぎりがつかない事柄は多々あります。そういう時には何かしらの契機が必要なのです。
その事柄の重さが重ければ重いほどその契機は重大なものでなくてはならないので、そういう相応の契機に出会うこと無ければ、想いを拗らせ発散されないままになってしまうこともあるでしょう。
ソロ3は契機として申し分ないものであり、この契機に出会えるということが既に幸せなことである。そして、ここで踏み出さなければ拗らせたままになってしまうだろうと思った私は、ソロ3が到着する前にその楽曲群を聴いてしまうことにしました。
すると、様々な思い出が蘇ると共に、その歌詞の一言一言が心にガンガンと響いてきました。歌詞なんてとっくにそらで覚えているはずなのに、改めて曲として聴くとこんなにも違うものなのかと驚きました。そして中には響き方が異なる、というか、今聴いたからこういう響き方をしているのだろうと思われるようなものもありました。
君の笑顔大好きだから(Let's smile!)
終わらない夢 それでいいよね(Of course!)
という一節が今の私にはとても響きました。本質みたいなものとはまったく異なる捉え方になっているかもしれませんが。
もっと、もっと早く聴けばよかったとも思いましたが、それだとこういう風には響かなかったのかもと思うので、タイミングとしては今だったのだろうなと思います。
ラブライブ!というコンテンツを取り巻く一筋縄ではいかない現状を前に私は自分の立場を明確にすることができないでいました。
具体的に言及はしませんが、どちらの極端な立場にも私は立てなくて、かといってどちらの気持ちもある程度は共感できるので、どちらの立場にも否定的になることができなくて、私という人間の現状を明確に表現することが出来ず、どこか居心地の悪い気分が続いている日々でした。
そんな私に光を与えてくれたのが上記の一節でした。なんというか、それでいいんだ、と思えたんですよね。好きな気持ちだけが真実で、それを持ち続けているだけで良い、というか。それを持ち続けているだけ、なんですよね。それ以上でもそれ以下でもない。
立場というのは明確にすると様々な場面で有用に働くことがありますが、必ずしも立場を明確化しなくてはならないということでは無いんですよね。一例として、立場を明確化することで優柔不断な考えにけじめをつけるということもできますが、逆に考えると自身の視界を狭めることになりかねないですし。
知り合いの方々の中にも色んな立場の方がいます。当然相反する立場に立つ方々がTLに同時に存在するなんてことも起こります。
それを見ていると私もどちらかの立場に立ち意見を述べるべきなのではないか、というような使命感に駆られることがありました。しかし、上記したように私はどちらの立場にも当てはまらない性格なので、二進も三進もいかず、「極端な立場の方から見たら私は半端者に見えるだろうし、そういう半端ものの発言は不快でしかないのではないか」という考えからそういう話題を出すことも億劫になっていきました。
ですが、そんなことはまるで関係ない。半端ものとか、そういう話でもない。好きという気持ちがそこにあるだけだし、その気持ちを持ち続けていることに現状何の問題も無い。
極端な立場には立てないですが、好きという気持ちは真実のものなので、そこに他者や立場が介在する余地は無いはずなんですよね。
そう考えるとずっと抱えてきた胸の閊えがすっと無くなった気がします(完全に払拭というのは性格上難しいですが)
いかに立場や周囲の目を気にして自分の中の気持ちそれ自体と向き合ってこなかったかが分かります。
なので、後はソロ3を聴ければ2018年度は最高の締め、となるはずだったのですが、なんと諸事情あって未だ聴くことが出来ていません。
私が悪いわけではないのでただ単にフラストレーションが溜まって辛いです。年度内に聴けるかどうかチャレンジと化してきました。笑えません。
まあ後は祈ることしかできないので、年度内に聴けることを祈りつつこのあたりで失礼します。ありがとうございました。