こんにちは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。


今回の話は、精神医療分野のことなのですが、非常に興味深いです。


特に、ISH の自己紹介のところを読んでいただきたいです。


では、どうぞ…




ちょっと専門的な用語で、


「内的自己救済者」という言葉があります。


※ 今日は、ウィキペディアからの引用(コピぺ)が多めです w


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「内的自己救済者」は、


英語では Inner Self Helper で、


略して、ISH(イッシュ)と呼ばれます。


一般的には、いわゆる多重人格障害の人の中に存在するとされる人格なのですが、


よくよく自分の中を見てみると、


誰の中にも存在する機能なのではないかという気もしてきます。


この言葉を作った精神科医のラルフ・アリソンも、そう考えているようです。


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多重人格障害の場合には、交代人格の一つとして、実際にこの人格が現れます。


ただし、ISHは、他の交代人格よりも深いレベルに属しているといわれます。


より軽度の解離性人格障害の場合には、ISHは現れないとされます。


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以下、ウィキペディアより


「アリソンは、患者の交代人格のひとつを『人格の更に重要な部分、つまり魂より派生した内なる自己、真の自己、或いは自我※と呼ばれるものであると確信した』。」


※ 筆者注 :「セルフ」の意味だと思われる


そしてそれは『意識や無意識とは別のものであり、愛や知識、強さといった性格で特徴づけられる神というのは人間のその部分のことかもしれない』ともいっている。」


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私も、知り合いの精神科医の方から、このような交代人格の現れについて聞いたことがあります。


(ただ、いつもこのような人格の状態でいられるわけではないため、ISHが現れたからといって、必ずしも他の問題のある人格が成長したり治癒したりするというものでもないらしい。)


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再び、ウィキペディアより


※MPDは多重人格障害、DIDは解離性同一性障害


「アリソンが聞いたMPD(現在のDID)の中のISHの自己紹介は次ぎのようなものである。


私はたくさんの働きをしています。私は良心です。必要があれば罰を与えるものともなります、教師であり、疑問への回答者です。

私は彼女(この患者本人)の未来の姿ですが、完全に同じものではありません。彼女は感情の表現手段を持っていますが、それは私には必要ないものです。将来の彼女は私の論理的思考能力と物事を客観視する能力を持つ事になります。

そうなっても私はずっとここにいて、独立したままです。ただ独立と言っても、あなたがた普通の人と同じように、ごく細い線で全体と区切られているだけです。緊急用の予備のように。

もし私がいなくなれば、彼女には体しか残りません。私を一部だけを残して取り除く事も出来るでしょう。しかし私を全て取り除いてしまえば、彼女は抜け殻になります。

私は今、交代人格たちの作り出した混乱と問題を整理しているところです。

ISHは通常一人にひとつなのだが、アリソンは一人の人間にISHが六つ存在しているのに出会ったことがあるという。」

※ 改行はこちらで、原文より多く入れました。

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ドロレス・キヤノンの催眠療法で、よく出てくるような人格(彼女は「サブコンシャス」と呼んでいた)ですね。

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アリソンによると…


人間は二つの主要な部分から成り立っていて、一つは心、もう一つは魂です。


心を「パーソナリティ」、魂を「エッセンス」とも呼びます。


そして、このエッセンスは、ユングのいうフィレモンか、アサジオリのいうトランスパーソナルセルフだと言います。


アリソンは、自分のエッセンスは、Michaelという名の、紀元前のローマ軍の将校だと言っているそうです。


守護霊か、過去世人格のようですね。


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その後のいろいろな治療者による事例研究から、


ISHとまでは言えない、救済者人格、保護的人格、ニセISHなども確認されているようです。


アリソンの言うような ISHの存在は、医療の世界ではあまり言及されず、交代人格の中の保護的人格としてあつかうのが通常のようです。


実際には ISHや「トランスパーソナルセルフ」にも、レベルや個性があるということでしょうか。


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また、今回は触れませんでしたが、ウィキペディアには、「憑依」のような現象についても説明がありました。


トランスパーソナル心理学を提唱したグロフ博士も、実際の診療で「悪魔祓い」をすることになり、本当に恐ろしかったと、著書で述べています。


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多重人格障害には、確かにトラウマも関わっているようですが、


人格によって視力が変わったり、アレルギーがあったりなかったりというケースも聞いたことがあります。


また、精神医療においては「交代人格は作り出される」と言われていますが、


現実の多重人格の事例を見ると、本当にそうなのか、


もともとの人格構成要素が統合性を失ったと考えたほうがよいのではないか、とも思われます。


まだまだ、常識的な医療の概念ではわからないことも多いようです。



参考 :  ウィキペディアより


「多重人格障害」と

「解離性同一性障害」

 という用語について


内的自己救済者(ないてきじこきゅうさいしゃ)は、解離性同一性障害に関わる概念である。


Inner Self Helper(インナー・セルフ・ヘルパー)の日本語訳で、ISH(イッシュ)と呼ばれることが多い。


精神科医ラルフ・B・アリソン(Allison, R.B.)が1974年に「多重人格のための新しい治療アプローチ[1]」という論文で発表した。


ただし同論文では「Inner Self」と記されている。内部の自己救済者と訳されることも多い[注 1]


なお、DSM-IVにおいて多重人格障害(MPD)が解離性同一性障害(DID)と改称された後もアリソンはMPDの呼称を使い、かつDIDをそれと別に定義している。



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