こんにちは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

「傷と光」について書け、という内側からの促しが来ているのですが、

そんなことは、誰からもちゃんと教わってはいません。


ヒントはいくつかあります。


すこしずつ、考えてみたいと思います。





「5つの傷」や、「5つの領域」の18のスキーマ(コア・ビリーフ)に注目する、といった種類のセラピーがあります。


妥当性の高い理論だとは思いますが、特に対人セラピーに適用するときは、細心の注意が必要だと思います。


セラピストが相手にそのようなイメージを投げかけることによって、その性質、その傷が強化されてしまう危険性があるからです。


とりわけ、エネルギーや他者の感情に敏感なタイプのクライアントには、そういうことが起こりがちだと思います。


(私はその種のことを経験しています。セラピストにジャッジされることによって、事態が悪くなってしまうのです。)


境界性人格障害の人たちが、治療を途中で投げ出しやすいことにも関係しているかもしれません。


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日常でも、誰かを嫌な人だと思うと、実際にどんどん嫌な人になったり、


かわいそうな人だと思うと、どんどんお世話が必要な人になっていったり、


… などを経験したことのある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。


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「私たちは、もともと光である」というだけでなく、


傷もまた、もともと光であった、という考え方を取り入れてみてはどうでしょうか。


5つの傷は、5色の光…


虹のような 🌈 ものです。


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セルフヘルプの際も、「あぁ、またこの傷から機能してしまっているな」と思って反省するだけでなく、


一歩進んで、今、どんな光が出たがっているのだろう、と考えてみるのです。


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傷と向き合うのは、しんどいこともあり、向き合いすぎると暗くなってしまう場合もあります。


傷や苦しみといちいち向き合わずに、気楽に、身軽に、聖霊に委ねてしまうのがよい、という教えもあります。


私は委ねて身軽になりたいほうです。(そこは好みによるかもしれません)


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今、ハイアーセルフさんからの提案は、それだけでなく、


嫌な感情が出てきたら、


そこにどんな光が隠れているのかな?


と、遊び心を持ってみる、


ということなのかもしれません。


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私たち人間は、一気にすべてを統合して、無色透明な光になるのではなく、


まずは、どんよりした薄い光から、


それぞれに、カラフルでキラキラした光を通す人になっていくのではないでしょうか。


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バッチなどのフラワーエッセンスの考え方の基本は、何もないところにエッセンスを足すのではなく、もともとある性質のバランスをとる、というものです。


あるいは、傷を癒やして、まっさらにするのではなく、


傷んでしまったものの、バランスをとり、もともとの美質を取り戻す、と考えるのです。


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そうすると、傷も大事というか、個性の一つとなって、活かすことができるのかもしれません。


この考え方を、一般の心理療法に応用できる可能性もあるでしょう。


二元性の強い時代には、傷 vs 光、とか、幻想 vs 真実、病 vs 健康といった考え方が主流でしたが、


もう一段、上から見ると、それらは表裏一体で、ゆるやかにつながっているのが見えるかもしれません。



【参考】


バッチ博士の言葉


「私たちが誤りとか悪とか呼んでいるものは、真実を言えば、場違いなところに置かれた善であり、それゆえ純粋に相対的なものです。さらに私たちの理想追求の基準もまた相対的であることを覚えておきましょう。」


「すべてにおいて、楽しい気持ちでいるように努めるべきです。私たちは疑いや憂鬱で心が押さえつけられるのを拒否しなければなりません。そういうのは私たち自身から出たものではないことを憶えておいてください。私たちの「魂」は喜びと幸せしか知らないからです。」


「なんじ自身を癒せ」

 書籍『バッチ博士の遺産』より


参考

バッチホリスティック研究会


バッチ博士について



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