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第一作の「マラカンドラ」は、「火星」ということになっています。


英語版ウィキペディアから、plot を訳します。


ネタバレ注意です。


タイトルの「沈黙の惑星」とは、地球のことです。なぜそう呼ばれるかは、あらすじの中でわかります。



第一作 マラカンドラ


原題

Out of the Silent Planet 

沈黙の惑星を離れて


主な登場人物


  • エルウィン・ランサム博士 ケンブリッジ大学文献学教授。(作者に似ているといわれる)
  • ウェストン博士 ずんぐりした物理学者。冷酷で傲慢。「古典や歴史といったゴミ」を嘲笑し、「ハードサイエンス」を好む。
  • ディック・ディヴァイン - ウェストンの共犯者で、「ウェストンの厳粛な科学的理想主義を笑う準備ができていた。種の未来や、二つの世界の出会いなど気にしない、と彼は言った。」
  • ヒョイ - ランサムの最初のフロッサの接触者。
  • オーグレイ - 山に住むソーン
  • カナカベラカ - メルディロルンの石にランサムの肖像画を彫るpfifltrigg
  • オヤルサ - マラカンドラの精神的支配者。惑星のさらなる探検を許可する前に、探検しようとしている者に会うことを要求する。

マラカンドラの住民たち

hrossa(フロッサ)と、ソーン、pfifltriggi は、惑星マラカンドラに住む種。

フロッサはアザラシに似た生物で、人間よりもすこし背が高い。ランサムはフロッサを美しいと思った。 農業を営み、詩やダンスが得意で、素晴らしいユーモアのセンスがある。

ソーンは7本の指のある手をもつ、羽根におおわれたヒューマノイド。思想家や科学者であり、技術レベルが高い。

pfifltriggiは、バクのような頭とカエルのような体をもつ生物。大工や技術者のような仕事をする。また、金などの鉱物を掘っている。

すべて知的な種。三つの種族のメンバーは、どの種も他より優れているとは思っていない。むしろ、一つの種だけでは、すべてのことはできないと認めている。


あらすじ


ウォーキング・ツアー中、言語学者エルウィン・ランサムは薬を飲まされ、マラカンドラと呼ばれる惑星に向かう宇宙船に乗せられた。誘拐犯は、元・大学の知人であるディヴァインと科学者のウェストンである。不思議さと興奮は誘拐された苦悩を和らげるものの、ランサムは、捕獲者たちがマラカンドラの住民に犠牲として彼を引き渡す計画を議論しているのを聞いて、警戒する。


3つの土地に寄ったあと、ランサムは脱出する。そして、初めて何となくヒューマノイドであるエイリアンを見て、恐怖で逃げ出す。放浪しながら、彼はすべての湖、小川、川が暖かく、重力が地球よりも著しく低く、植物や山はすべて非常に背が高くて薄いことを発見した。異なる種の文明的な現地人であるヒョイという名前フロッサに会ったあと、ランサムはヒョイの村で数週間、客人となり、そこで言語学のスキルを使って言語を学ぶ。彼は、金(きん「太陽の血」として知られている)がマラカンドラに豊富にあることを発見し、ディヴァインの航海の動機を見抜いた。


狩りに出かけている間、ランサムとロッサの仲間たちは、ほとんど目に見えない天使のような生き物であるエルディルから、ランサムは惑星の支配者であるオヤルサに会いに行かなければならず、実際、彼はすでにそうすべきだったのだと言われる。まもなく、ヒョイはランサムを追跡していたデヴァインとウェストンに射殺された。ランサムはエルディルの指示に従うようにとフロッサに言われ、山を超えて、オーグレイという名前ソーンの洞窟に行く


途中でランサムは、呼吸できる空気のほぼ限界に達し、オーグレイに酸素のフラスコで生き返らせてもらわなければならなかった。翌日、ランサムを肩に乗せて、オーグレイは荒涼とした台地を横切って別の川の谷に向かい、オヤルサの本拠地の島であるメルディローンに向かった。そこでランサムは別の種の一人に出会う。彼はpfifltriggで、故郷の森で人々が作る美しい家や芸術作品について語った。


ランサムはオヤルサのところに連れて行かれた。オヤルサは、太陽系の各惑星にオヤルサがいると説明する。しかし、「沈黙の惑星」として知られる地球、サルカンドラのオヤルサは「曲がって」、あるいは悪となってしまった。そして「大戦争」のあと、宇宙の支配者であるマレルディルの権威により、地球に閉じ込められている。ランサムは、マラカンドラのオヤルサに、地球についてほとんど話せないことを恥じた。そして、彼や他の人間が、オヤルサにどれほど愚かに見えるかを。


二人が話している間、ディヴァインとウェストンが連れて来られた。その惑星の種の3人を殺したため、フロッサによって護衛されながら。ウェストンはオヤルサが存在するとは信じておらず、マラカンドリアンが無知な原住民ではなく、搾取可能でもなければ消耗品でもないと考えることができない。これは、ウェストンが「進歩的」で進化的な根拠に基づいて提案した、マラカンドラの侵略を正当化する長いスピーチの過程で露わになる。ウェストンの動機は、利益よりも複雑であることが示された。彼は宇宙を通して人類を拡大し、資源が枯渇して住めなくなったら、各惑星と星系を放棄することに固執している。ランサムの翻訳の試みでは、ウェストンの野望の残忍さと粗野さが明らかにされている。


ウェストンが自分の種(人間)に対する義務感から行動しており、ディヴァインの金(きん)への貪欲を共有していないことを認めながら、オヤルサはウェストンとディヴァインに、マラカンドラでは彼らの存在は破壊的であり、容認できないと伝える。彼は、非常に不利な軌道条件にもかかわらず、すぐに彼らに惑星を離れるよう指示する。オヤルサはランサムにマラカンドラに滞在する選択肢を与えたが、ランサムは自分もそこには属していないと判断する。三人の男は宇宙船で地球に戻った。90日分の空気やその他の物資は、到着する前にほとんど使い果たされた。


最終章では、ルイスは小説の登場人物として自分を紹介する。彼はランサムに手紙を書いていた。それは、中世のネオ・プラトン主義者の作品の中で発見されたラテン語のOyarsesという言葉に出会ったことがあるかどうか尋ねるものだった。これをきっかけに、ランサムは彼の秘密を打ち明けた。二人は「現状の出来事の急速な進行」の観点から、ウェストンがさらなる悪を行うのを防ぐことを決意する。



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