こんばんは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
「モモ」「ネバーエンディング・ストーリー(果てしない物語)」などで有名な、ミヒャエル・エンデ。
「モモ」のテーマにもつながる、貨幣の話をしています。
初めて聞いたとき、大学で、こういう話が聞ければいいな、と思いました。
でも、大学では経済や経営について、ますます細かい専門的な話が聞けるようになっている一方、
こういう話を聞ける機会はまずなさそうです。
この2冊は、番組から生まれた書籍ですが、隠れた名著だと思っています。
これらの本の初版がそれぞれ2000年と2002年。
それから世界は50年も100年も逆戻りしてしまったかのようで、こうした議論が盛り上がることはなくなってしまいましたが、
きっと、もうすこし経ったら、また見直されるようになると思います。
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「エンデの遺言 — 根源からお金を問うこと」
河邑厚徳
文庫 : 講談社+α文庫
(単行本はNHK出版)
「エンデの警鐘 — 地域通貨の希望と銀行の未来」NHK出版
坂本龍一・河邑厚徳
故・坂本龍一さんは、プロデューサーの小林武史さん、ミスチルの櫻井和寿さんとともに、資金を拠出して、持続可能な社会のための事業をサポートするAPバンクを立ち上げました。
その名を冠した音楽フェスも行われています。
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NHKの番組から生まれた本には、他に「欲望の資本主義」シリーズなどもありますが、
本質的という点からいえば、
まずエンデから、だと思います。
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「エンデの遺言 — 根源からお金を問うこと」
目次
プロローグ「エンデの遺言」 — その深い衝撃 内橋克人
第一章 エンデが考えてきたこと
第二章 エンデの蔵書から見た思索のあと
第三章 忘れられた思想家 シルビオ・ゲゼル — 老化するお金の理論とその実践の歩み
第四章 貨幣の未来が始まった
第五章 お金の常識を疑う
「エンデの警鐘 — 地域通貨の希望と銀行の未来」
目次
対話
プロローグ エンデの遺言をどう読み解くか
坂本龍一 X 河邑厚徳
第一章 未来を奪う経済学
第二章 地域通貨・さまざまな実践
第三章 地域通貨はどこへ行く?
論考
地域通貨から何が見えてきたか — 実体経済と貨幣経済の非対称性 森野栄一
第四章 変わる銀行・生まれる銀行
第五章 オルタナティブな銀行が始まった
第六章 環境と共存めざす銀行・地域を支える銀行
対話
エピローグ「お金と銀行」のこれからを問うこと
坂本龍一 X 河邑厚徳
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