こんばんは。


ご訪問いただき、ありがとうございます。


スキーマ療法創始者、ジェフリー・ヤング氏のインタビュー、続きです。


原文はこちら ↓


ヤング博士インタビュー


今回の話題は…


スキーマ療法にかかる期間


主に、境界性人格障害について語っているので、通常はもっと少なくて済むと考えられます。


・・・・・


ただ、カウンセラーの伊藤絵美さんも自分で取り組むのに2年、おさらいに1年かかったそうです。


しかも自分でのワークには「ここで終わり」という明確な終着点はありません。


以下は、セラピスト / カウンセラーとのセッションについての話だと考えてください。





スキーマ療法(ST)の進行の中では、アセスメントと感情的な活性化のフェーズはどれくらい必要で、


認知行動療法(CBT)のような変化のフェーズはどれくらいになるのかな?


アセスメントのフェーズでは、たくさん想像を使ったワークをするんだけど、平均的には2カ月から3カ月かな。


でも、変化のフェーズの中であっても、これは1年かそこら…、想像やロールプレイングを使った情動的なセッションはよくやる。特に、患者や私が、本人がどう感じているのかわからなくなったときや、行き詰まったときにはね。


変化のフェーズのワークの多くは認知行動的なものと、リ・ペアレンティングだ。


スキーマ療法はどれくらい時間がかかるものなの?


それには、患者の種類を見る必要がある。私がいつも言っているのは、境界性人格(BPD)の患者さんたちのスキーマ療法は、少なくとも3年はかかる。


実際にはこうだ :  2 - 3年のうちに、大きな変化が見られるだろう。だが、ほとんどのBPDの患者は、そこでは終わらないんだ。もうBPDには見えなくなっていてもね。


BPDについては、私たちは、症状の障害のこと(だけ)を言っているのではないんだ。セラピーは、人格構造の中の機能不全な部分を徐々に弱めていくことを含んでいる。あまり深刻でない人格障害でも、1年以下で足りることは滅多にないな。


つづく…


参考文献

「自分でできるスキーマ療法ワークブック1・2」

伊藤絵美著(星和書店)



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