こんばんは。
ご訪問いただき、ありがとうございます、
GRDP(今のところ、基本的には欧州と、欧州とのデータ移転にしか関係がない)ができたり、
類似の動きが広まったり、法改正でサードパーティ・クッキーが制限されたりしても、
個人情報の保護が進んだと、喜んでばかりはいられません。
企業はあの手この手で、できる限りユーザーを特定しようとします。
サードパーティ・クッキーに代わるものとして、さまざまな技術が登場しています。
部分的に制限しても、根本は何も変わらないということですね。
「哲学」が問われているのだと思います。
イタチはかわいいのですが… w
その話の前に…。
企業はターゲティング広告の精度を上げることで、広告主から、より多くの広告料を得られるとされますが、
実際、精度の高いターゲティングは本当に有効なのでしょうか。
事はそれほど単純ではないと思われます。
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たとえば、海外のある自動車メーカーは、同じ車種の宣伝に、視聴者の属性に合わせて十数種類のパターンを用意しているといいます。
その人が男性の同性愛者であろうとわかったら、ファミリー向けのバンの広告でも、「父・母・子ども」ではなく、男性二人を登場させたパターンを提示するというのです。
それを見た人は、「カッコいいな。僕もほしい」と思うでしょうか。
そう思う人もいるでしょう。
ただ、同性愛者であるという属性を公表していない人だったら…
それがわかっていますよ、という広告に対して、嫌悪や恐怖を感じるかもしれません。
こうしたことは、どんな属性や好みにも当てはまります。
ちなみに、
欧州の法律家であるマックス・シュレムスさんは、フェイスブックに自身の情報の開示を求めた際、交友関係からの推測により、同性愛者であるという情報が含まれていたそうです。
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では、話をもとに戻します。
サードパーティ・クッキーが制限されたら、どのようにユーザーをトラッキング、特定(同定)したらよいのか?
トラッキングしたい側からの説明です。
複数サイトを参考に編集しましたが、わたくし、よく理解できておりません
要は、次々に新しい技術が開発されているらしい…ということです。
※ よって、情報の正確さは保証いたしません。「大体」でお願いします。
デバイスフィンガープリンティング
同じ属性のアクセスがあったときには、同一のデバイスだと判断して追跡を行う。
Google Chrome や Firefox では、すでにデバイスフィンガープリンティングを使ったユーザー特定を開始しており、今後は他のブラウザでもこの技術が採用されていく見通し。
※ クッキーに関しては、「追跡しない」と宣言するブラウザもいくつか出てきています。
もう少し詳しく見ると、
フィンガープリントとは元々は指紋の意味だが、ここでは何かひとつの固有の情報のことではなく複数の情報の総称である。
大きく分けると3種類ある。
※方法により、取得できる情報は異なるそうです。素人としては、どうやったらそんなことまでわかっちゃうの?と驚きですが…
代表例としては、
そのデバイスで利用しているソフトウェアに関する情報
例:ユーザーエージェント(利用OS、ブラウザのバージョンなどが分かる情報群のこと)/ブラウザ設定言語など
そのデバイスのスペックに関する情報
例:CPUの情報、スピーカーやマイクの数、スクリーンサイズなど
ネットワークに関連する情報
例:IPアドレス、リファラー(直前に見ていたページのURL)など
これらの一つずつは、どれも世界中を見渡せば、同じ情報をもっているユーザーが何人も存在するが、
複数を組み合わせて「情報Aも、情報Bも、情報Cも・・・・・一致しているかどうか」と確認していくと、まったく同じ情報をもつユーザーは限られてくる。
このように、多くの情報群を用いることでユーザーを「推定」するのがフィンガープリンティングの特徴である。
端末単位でユーザーの行動をトラッキングでき、その情報をもとに独自でターゲティング広告を配信できる。