こんばんは。
ちょっと前の話になりますが、「100分de名著」の拡大版「100分de名著スペシャル」の「100分deメディア論」が、2020年4月に再々放送されました(初回はいつだったか…)。
ありきたりでなく面白い!と思ったのは覚えているのですが、内容をすっかり忘れてしまったので 、
最近、テキストというのか、番組をもとにした本「メディアと私たち」を購入しました。
今は、リップマンのパートを読み終わったところ。
(それについてはまたいずれ…)
戦後、マスメディア論が盛んになったのは、第一次・第二次世界大戦への反省からだと考えられます。
だから、20世紀の終わり頃には少し古いもののように思われて、皆が新しいメディア、インターネットを論ずるようになりました。
けれども、2001年から、世界は古いサイクルを繰り返しているかのようになり、マスメディアの役割が、再び問われるようになっています。
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大きな戦争がなかった間も、地域紛争や、大国や強国が勝手に小国や地域(表向き特定の勢力ということになっている場合も多い — 今もあちこちで行われているように)を攻撃することは、ずっと続いてきました。
このへんは、報道の仕方だけでなく、何を報道しないか、という問題でもあります。
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上記の番組は、NHKオンデマンドで見られるそうなので、まだの方は、ぜひご覧になってみてください(回し者ではございません)。
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一方、インターネットは当初、マスメディアの欠点を補うかとも思われましたが、
早くから、人々がそれぞれ好みの現実に住むようになるのでは、と危惧する人もいました。
具体的には、誰も予想しなかった形でそれが問題になってきています(「炎上」や「ケンブリッジ・アナリティカ」の問題等々)。
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100分deインターネット論も、やっていただきたい…。