こんばんは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。


仏教の説話みたいなもので、なるほど〜、と思ったものがあります。


六道輪廻(りくどうりんね)

アムリタ の話です。





最近は、スピリチュアルな内容(もしくはスピリチュアルな用語を使っているだけ)のゲームもありますが、某ゲームの話ではありません。


某ゲームでは、アムリタ稼ぎといって、敵を倒すとアムリタがもらえるという仕組みがあるそうなのですが、これはちょっと仏教の考え方とは違っていますね。


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アムリタは、もともとインド神話に出てくるもので、ちょっと長い話になります。


でも、インド神話は、今回の話にはほとんど関係はありません。


中国では「甘露」といわれ、天地陰陽の調和が取れると、天から降る甘い液体とされます。


仏教のアムリタは、たとえば、瞑想中に、頭の中心辺りから背骨の中をポタポタと滴り落ちる「甘露」のことです。


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今回の話は、「アムリタの川」についてです。


このアムリタは、天の恩寵みたいなものと考えればいいと思います。


むかし、お坊さんから聞いた話 なので、あまり正確ではないかもしれません。(話自体も、私の記憶も w)


調べてもすぐには出てこないので、そんな感じ、程度にお願いします。 m(_ _)m


要は、同じものでも、たとえ良いものでも、人によって受け取り方が違う、ということです。


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その前に、六道輪廻の話です。


仏教では、人間は六つの段階を輪廻するといわれています。


地獄

餓鬼

畜生

修羅

人間


の六つです。


天は天国ですが、悟ってはいないので、輪廻の輪を抜けてはいません。


徳を使い果たすと転落するといわれています。


人間界は、いろいろな苦がありますが、その分、悟りのチャンスもある世界です。


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彼らのところに、アムリタの川が流れてきます。


地獄の住人には、それが火の川に見えます。


餓鬼は、その水を飲みたいのですが、どうしても飲むことができません。


畜生は、その水に毒が入っているのではないかと不安になります。


修羅はその水を巡って争います。


人間は、それを水だと思って飲みます。


天の人は、それを甘露とわかって飲みます。


 ・・・というような話だったと思います。


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この話を聞いたとき、


私たちも、天の恩寵に対して、別のものだと誤解したり、ガツガツしたりしているのかな、と思いました。


また、人と人との間でも、善意を捻じ曲げて受け取られる(受け取る)こともあるな、と思いました。


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輪廻というより、人の心の状態として捉えるのがよさそうです。


精神分析的心理療法の「五つの傷」、スキーマ療法のスキーマみたいでもありますね。


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ところで、


瞑想中に滴る「アムリタ」は、エンドルフィンのようなものでしょうか? 




タラーガーンタラーガーンタラー





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