・・ココロのビタミン・・

震災が子供たちに与える心の傷は大きいと思う。
けれど、こんな大変な状況でも、子どもたちは笑顔でがんばっている。
作文に今の気持ちを綴っている子どもたちもいます。→☆☆
↓↓(笑顔の子どもたち)
http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/Earthquake/201103/17/children/

子どもたちの笑顔は、希望です。
けれど。。
子どもたちは、親や周りの大人たちに心配をかけさせたくないと、
心は不安でいっぱいなのに、笑顔でいる子どももいるかもしれません。
小学生の子どもたちと関わっていて思うことなのですが、
想像以上に、子どもは、親やまわりに気を使っています。

表面にみえているその姿だけで、安心しないで。
傷つきやすい子供たちの心をケアしていくことが大切です。

大人が心的外傷を受けた場合、現実の体験を客観視できるのですが、
子どもは衝撃を主観的に 受け止め精神を直撃するため、
その影響が深刻になります。また、大人が不安を抱えたまま
子どもに対応していると、子どもの症状が悪化したり、
大人を安心させるために自分の不安や恐怖を押さえ込んでしまう場合もあります。


・・ココロのビタミン・・

小学生以下の子どもの心のケア

子どもに安心感を与えてください。
一人にしないようにして、 抱きしめるなどスキンシップを頻繁に。
「頑張って」「我慢して」ではなく、「大丈夫だよ」「守るからね」と言葉をかける。

赤ちゃん返り、夜尿、甘えなどをしても叱らないでください。
被災地のニュース・シーンを過度に見せない。

まずは、子どもの気持ちを受け止めることから。
子どもが安心して体験や気持ちを語れるようにしてください。
気持ちをうまく表現できない子どもには、絵を描いてもらってもいいと思います。

悲しみ、怒り、不安を感じることは普通であると教えてあげてください。

無理に辛いことを聞き出さないでください。

こどもが話している時は、目を見て相槌を打ちながら、
話をさえぎらないでじっくり聞いてください。

安全に配慮しながら友達とのコミュニケーションの場に参加させる。

どうか無理をせず、大人も、自分のケアを忘れずに。。
自分のペースでできることから対応して頂きたいなと思います。