・・ココロのビタミン・・


人前に出てお話をするときに、緊張してしまい
手に汗をかいてしまう、そのような経験をしたことのある方は
いらっしゃると思います。けれど、その緊張状態が極度で、
6ヶ月以上続き、外出ができなくなったり、日常生活に支障をきたしてしまう場合は
社会不安障害(SAD=Social Anxiety Disorder)の可能性があります。

この症状では、よく知らない人と交流する、他人の注目を浴びるといった状況において、
顕著で持続的な恐怖を感じ、自分が恥をかいたり、
不安症状を示したりするのではないかと恐れてしまうのです。

恐れている社会的状況にさらされると、ほぼ必ず不安が生じ、
不安や恐怖から、ふるえ、赤面、動悸、声がでなくなる、
吐き気などの症状が出てしまいます。これは、単なる緊張状態とは異なります。

このような症状を持つ方に、「慣れれば緊張をしなくなるよ」と
勇気づけても、その方は、家から出られないほどの症状を
抱えている場合もあるので、専門的な援助が必要となります。SADは、
性格のせい?と思い、そのままにしておくことも多いのですが、発病すると、
他の精神疾患(うつ病、アルコール中毒、パニック障害など)を併発する割合が
70%を超えるとも言われています。
SADの症状が 現れている場合は、それは「性格のせい」ではなく
「病気である」と認識して、早めに専門医の診断を受けることをおすすめします。
心理的なサポートとしては、認知行動療法を行うことが多いです。

ベル同じく、不安に襲われるケースに、パニック障害があります。(詳しくは→☆☆
電車やエレベーターなどで、突然、息が苦しくなり、
「このまま倒れてしまうのではないか」という不安に襲われてしまいます。

たいていの場合、長くても1時間くらいすると発作はおさまるのですが、
「また発作が起きるのでは?」という予期不安から、1人で
行動ができなくなってしまいます。このような症状のとき、
脳の中では、恐怖や不安を司る部分が過剰に反応しています。

いずれも、しっかり休息をとる必要があり、症状が続く場合には、
それを抑えるお薬を飲んで対処することもできます。

心の病気は、一時的にやる気がないだけなのか、それとも心の病気なのかが
わからないことがあります。そんなときには、栄養バランスを
見直し、偏りがあれば、改善してみると良いでしょう。

栄養バランスを改善しても、心身の不調が続くようであれば、
早めの対処が肝心なので、病院へ行ってみることをおすすめしますラブラブ


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ココロを元気にする栄養バランスニコニコ

美容のためには、コラーゲンやヒアルロン酸など、
特定の栄養素が注目されていますが、心のケアにも、
栄養素は大切な役割をになっているのです。
例えば、最近、特別に何かがあったわけではないけれどイライラするな~という方、
イライラする原因としては栄養不足もあげられます。

誰かから「イライラするのは、カルシウム不足じゃない?」と言われたことはありませんか。
カルシウムは、神経伝達物質に関連した栄養素です。
骨や歯をつくる栄養であるとともに
カルシウムは神経の伝達物質の興奮を抑えてくれるのです。
(カルシウムの吸収を高めてくれるビタミンDを一緒にとってくださいね)
ちなみに、 カルシウムが多く含まれる食材は魚、 ほうれん草、
小松菜、ひじき、豆腐、海藻類などです。


カルシウムを摂っていても、効果を感じれないという方は
スナック菓子や加工食品を食べすぎてはいないでしょうか。
それらの食品に含まれるナトリウムやリンはカルシウムの吸収を
阻害してしまいますから、控えめにしてくださいね。


神経の伝達物質であるセロトニンの原料(=必須アミノ酸)が足りないと
心が 安定しなかったり、眠れないなどの症状がでてきてしまいます。

*トリプトファンはアーモンド、高野豆腐、らっかせい
干し湯葉や黄粉などに含まれています。

マグネシウムやビタミンB6と摂るのがおすすめです。


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食事誰かとお話ししながら、楽しくお食事をしていると、
脳内には、ドーパミンやセロトニンというホルモンが分泌され、
幸せな気持ちになってきます。この嬉しい気持ちをもたらすホルモンの材料と
なっているのが、タンパク質(アミノ酸)で、肉や魚等に多く含まれています。

一種類の決まった食材ばかり食べるダイエットや、インスタント食品で
食事をすませてしまうと、タンパク質の不足が問題になってしまいます。

また、健康志向で、大豆や野菜中心の食事をされている場合、
ビタミンやミネラル、食物繊維は摂れていても、
からだ作りに必要なアミノ酸を網羅することはできません。

ごはん♪タンパク質は、ビタミン、ミネラルのサポートがあるために、ホルモンや
酵素といった身体を動かす上で必要な成分になるのです。
肝心のタンパク質が足りないと、身体に支障をきたしてしまいます。

つまり、タンパク質が不足してしまうと、心身どちらの健康にも
悪影響を与えてしまいます。栄養素はバランス良くが、理想的。
かたよった食材ばかりを食べていると、摂取できるアミノ酸も偏り、
ホルモンが作られにくくなってしまいます。亜鉛やビタミンB群も
ホルモンを作るプロセスや、エネルギーを作り出す代謝経路に
必要な栄養素です。心と身体の健康のためにも、
ふだんの食事で、5代栄養素を意識し、いろんな食材を
まんべんなく食べるようにしたいものですねフォーク&スプーン

食事から必要な栄養素をバランスよく摂ることが難しいときには、
サプリメントを摂りいれてみるのでも良いと思います宝石白



このところ、肌寒い日が続いておりますので、みなさまどうかご自愛下さいラブラブ