最後の記事を書いてから、あっという間に3カ月。


仕事の忙しさから、


ずいぶん長いこと、ブログから遠のいていました。


どういうブログにしていくのかという、迷いもありました。



でも、また再開します。


職業柄、仕事のことはブログにし難いので、


プライベートや趣味のことを書き綴っていきます。


時々、こころにまつわる話も書こうと思いますが。



徒然ノートですね。


また、宜しくお願いしますニコニコ

4月14日(水)サントリーホールで行われた
ユンディ・リのコンサートに行ってきました。

今年はショパン生誕200周年ということで
世界中でショパンコンサートが行われていますが、
ユンディもオールショパンプログラムで来日です。

こころノート 


2000年の国際ショパンコンクールで優勝以来
世界中を飛び回ってリサイタルを行っているユンディですが、
最近はあまり良くない評判もちらほら・・・

私はたしか2002年に
NHKのテレビ放映で初めて彼を見ましたが、
その時の衝撃は今も鮮明に覚えています。

つけっぱなしにしていたテレビから音楽が聴こえてきて、
次の瞬間からテレビに釘付けでした。
ブラウン管を通してもなお、あまりに繊細でクリアな音色、
まるで天国の音楽のようでした。
情感たっぷりに、リズミカルに、自分の世界を創る青年は、
日本人のようで、そして若かった。
私が今まで聴いたり観たりしてきたピアニストとは
全然違うタイプで、とても印象的でした。

それがショパンコンクールで優勝した
中国人ピアニストのユンディ・リとわかったのは、
その直後のことでした。
それ以来のファンです。

でもその後彼のコンサートに行く機会には恵まれず、
今回彼の演奏を生で聴くのは初めてのこと。
半年前からチケットを予約し、楽しみに会場に向かいました。


こころノート 


Program:

夜想曲より
 第1番変ロ短調Op.9-1
 第2番変ホ長調Op.9-2
 第5番嬰ヘ長調Op.15-2
 第8番変ニ長調Op.27-2
 第13番ハ短調Op.48-1

アンダンテ・スピアナートと
華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22

4つのマズルカ Op.33
 第1曲嬰ト短調
 第2曲ニ長調
 第3曲ハ長調
 第4曲ロ短調

ピアノソナタ第2番 変ロ短調Op.35「葬送」
 第1楽章 グラーヴェ - ドッピオ・モヴィメント
 第2楽章 スケルツオ
 第3楽章 レント 葬送行進曲
 第4楽章 フィナーレ プレスト

ポロネーズ第6番 変イ長調Op.53「英雄」



こころノート 


約2時間のコンサートはあっという間に終わってしまいました。


確かに以前の精彩は失われつつあるかもしれない、と
敢えて正直に述べるなら、感じました。
特にノクターンとマズルカは全体的にのっぺりとした印象を。
ユンディ十八番の筈のアンダンテと大ポロも、
楽しみにしていたけれど、
ハッとするような煌めきが足りなかったような。
個人的に普段はあまり気にしないほうだけれど、
全曲通してミスタッチが多かったのも少し気になってしまった。

でも最近自分も弾いたノクターン13番ハ短調は、良かったです。
しいて言えばもう少し重みがあっても良かったけれど。



そして、ソナタ2番 「葬送」。


これは素晴らしかった。


1楽章は出だしから引き込まれ、
3楽章に至っては言葉にならない、音の広がる世界でした。
死の重みと天使が舞い降りたような透明感のある優しい歌。

個人的に思うのですが、素晴らしい演奏って、
聴いている人がその音楽を「聴いている」ことに留まらず、
それぞれが自分の内面の世界に入って行ける音楽だと思うんです。
この時私は無意識に自分の内側に入っていた気がします。

ユンディ・リというピアニストは、
確かに今は評価が分かれるところかもしれないけど
やっぱり特別なものを持っている演奏家だと思うし、
今後もますますがんばってもらいたい。
どんな芸術家も浮き沈みはあるものだから。
楽しみにしています。

ひとが誰しも内包している不安感や、何かを恐れる気持ち。

通常は成長過程、また社会的な関わりを通して、
それをコントロール(制御)する方法を学んでいくものですが、
何らかの原因でそれができないこともあります。

その原因は生育環境であったり、
本人の性格が関係していたり、
または遺伝的な要素もあるでしょう。

そのような人が”病”として症状を発症し、
病院に助けを求めてやって来る。

”心の病”を受け止め始めた現代。
患者さんの数は増える一方です。

また現代の複雑な社会のあり方が、
それに一層拍車をかけている気がします。


日本でも個人の意識が変わりつつあり、
心の病を受け止める医院の窓口を
気軽に訪問できるようになってきているのは
とても良いことだと思います。

けれど、社会としての意識が
それに追いついていないという印象も受けます。

医療環境の不整備、専門家の資格の不明瞭さ・・・
とくに専門家の立場がきちんと確立されていないことは、
援助資源の絶対的な不足につながります。

また、職場のストレスに悩む患者さんが増える今、
そのような人を出さない為の労働環境作りは
今後の大きな課題と思われます。