初鹿児島、そして山奥の秘湯で、少人数の事例検討会に参加してきました。
前日に屋台村で黒豚のやきとりみたいのと、小さい鍋で黒豚しゃぶしゃぶ、一杯300円の薩摩焼酎、どれもめちゃ安くてうまい!
あとなんか南国の開放的な雰囲気、そして締めの豚トロラーメン!
何度でも来たいところになりました。
そして昨日は雨の中、薩摩示現流資料館へ。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BA%E7%8F%BE%E6%B5%81
示現流とは、二の太刀要らずと言われた、恐ろしい実戦剣法で、土を掘って下部を埋めた木を、踏み込みとともに、ぶっとい木で左右から気合いとともにガンガン打ち込む鍛錬法を繰り返すのが特徴です。
たまたま自主練に来ていた方がいらっしゃって、実演するよ?と声をかけていただき、その立木打ちを見せていただいたのですが、本当に凄まじい、まさに猿叫で。
その踏み込みは全く身体がぶれず、まっすぐな姿勢のままに前に進み、そのまま息もつかせず激しい打ち込みと気合の連続。
この初太刀を受けるのが困難で、受けようとして自分の刀のつばや刀身を頭にめり込ませて絶命したものもいたというウィキペディアの記述もそりゃそうだろうな、という感じでした。
またその人の身体が前から見ると平べったくて厚みがあるというか、まさに正対して左右から打ち込み続ける示現流の身体なんだなと感じました。
稽古で作った体だなと、たまたまその人だけかもしれないけど、でもそう感じました。
そして薩摩武士はこういった鍛錬を毎日何年も何十万回も何千万回も繰り返す中で、肚を練っていったんだなぁ、と。
時間がなく、たった10分ほどの滞在だったけど、深く感銘を受けました。
そして午後からは、まさかの携帯も繋がらない山の上の秘湯、南洲館さんへ。
ついた足で事例検討会。
昨日発表されたお二人はまさかのクイズ形式。
ここではいつもそうとのことですが、僕にとっては初のクイズ形式。
聞いてる方も真剣に頭を働かせ、しかも主体的に関われる、とても面白い価値あるやり方でした。
夜は泥風呂と穴倉サウナへ。
なんとも心地よい秘湯でした。
食事食べて飲んで、寝て、起きて飲んで寝て。
今日は自分の発表。
合気道の相手の力を使うこと、をメタファーにして、システムズアプローチのジョイニング、エリクソンのユーティライゼーションについてお話しさせていただきました。
相手の力の流れを見極めて合わせること、ってのは業種を問わず援助職では大切なことだなと話してて感じました。
みんな割と面白がってくれたようで、さらに自分のあまり考えていなかったところにご助言もいただき、ありがたかったです。
まー、メンバーが本当にいろいろ良くて、自由な雰囲気があり、お互い話したいことに興味を持ち合える感じで何を聞いても新鮮で興味深く、不在の在のスーパーバイザーも在り、ほんとトータルで来てよかったなぁ、と思いつつ帰途につきました。