こんばんは!芸術療法に特化したセラピーを行っている、歌うセラピストです!
今日は、手描きのポストカードをフリーマーケットで販売した時のエピソードについてお話しします。
もともと絵を描くことが好きな僕は、ある日「自分でポストカードを作ってみよう!」と思い立ちました。コンビニでも購入できる普通のハガキにボールペンでイラストを描いた、シンプルなものです。
そしてフリーマーケット当日・・・
会場に到着したのは午前10時ごろでしたが、すでに多くの人が出店をしていました。ほとんどの人が、家庭で使わなくなった衣服や雑貨等を売っているのですが、店構えもしっかりしていて、何より商品数が膨大です。
(画像はイメージです)
それを見た時から、手描きのポストカード30枚しか売るものを持っていない自分が場違いであることを悟りましたが、とにかく予約した場所にシートを敷き、そこに1枚1枚手描きのポストカードを並べていきました。値段は、とりあえず1枚100円としました。
それから20分30分と経過しましたが、まぁ誰も人が来ない。。
看板もない、商品も少ない、おまけに何を売っている店なのかもよく分からない。お客さんが来ないのも当然かもしれません。勇気を出して、通りがかりの人たちに「おはようございます!」と挨拶をすることにしましたが、皆「あ、、おはようございます・・」と言って通りすぎるだけ。挨拶を返してくれるだけ親切な方々だったのですが、きっと彼らにとって僕は「何故か挨拶してくる不思議な青年」であったと思います(笑)
商品を売ることを半分諦めた僕は、時間がもったいないので、売り場でポストカードを描きはじめました。ただ時間が過ぎていくよりは、その場でポストカードを増量して時間を有効に使おうと思ったからです。
すると、「何描いてるんだい?」と自分の両親と同じくらいの年代と思われる夫婦の旦那さんが声をかけてくれました。
僕: 「手描きでポストカードを描いています!」
旦那さん:「上手いもんだねぇ!これはたいした才能だ!わっはっは!」
僕:「ありがとうございます!」
旦那さん:「ちなみに、自転車は描けるかい?それと、ヨットとアルプスも!趣味なんだ。」
僕:「うーん・・・満足してもらえるかは分からないけど、とにかく描いてみます!フリーマーケットをゆっくり一周していただいている間に頑張って描くので、帰りにまた立ち寄ってください。その時に完成品を見て正直イマイチだったら、それはそれで大丈夫ですので・・」
旦那さん:「乗った!!(笑顔)」
その旦那さんがフリーマーケットを1周している間に、僕は額に汗をかきながら、黙々とポストカードに「自転車」と「ヨット」と「アルプス」を描きました。iphoneで画像検索をしながら、それぞれの特徴を把握することからの作業でした。
そして、その作業をしている間に新規のお客さんが声をかけてくれました。60代くらいの女性の方です。
女性: 「お寿司、描けるかしら。私、主人とお寿司屋さんを経営してるのよ。」
(すごく嬉しいのですが、本当に嬉しいのですが、、僕はその前のお客さん(旦那さん)からの注文を叶えるために焦っています。)
僕:「ありがとうございます!ただ、少し時間をいただいてもよろしいでしょうか?フリーマーケットをゆっくり回っている間に描かせていただきます」
女性:「もちろん大丈夫よ~。今日はずっとここにいますから!」
一気に2組のお客さんから注文を受けた僕は焦っていましたが、なんとか満足してもらえるものを描こうと必死でした。
そして、1組目の夫婦が買い物から戻ってきます。
旦那さん:「どうだい?描けたかな?」
僕:「はい!これです!いかがでしょうか・・・?」
(写真は1枚しか残っていませんでした・・)
旦那さん:「おお!!そうそうこんな感じ!!いいねぇ!感動した!」
完成した「自転車」と「ヨット」と「アルプス」の手描きポストカードを見て、その旦那さんはとても喜んでくれました。そして、設定価格の倍の値段を払って、ポストカードを購入してくれました。
次に戻ってきたのはお寿司屋さんを経営している60代ほどの女性です。
女性:「あら~!素敵じゃない!!帰ったらお店に飾るわね。ずっと主人と2人で経営してきた寿司屋なのよ。今度食べに来てくれたら、ごちそうするわよ!」
その女性は、ポストカード代とは別に、「夜ご飯代」と言って1000円のお小遣いをくれ、帰路につきました。(もしかして、「かわいそうな子」と思われていたのでしょうか・・笑)
完
以上、フリーマーケットでのエピソードをお話させていただいたのですが、売れたポストカードはほとんど、僕がもともと描いていた在庫ではなく、お客さんから注文を受けてその場で描いたオーダーメイドのものでした。
そして、その題材になったものは、彼らの人生にとって、きっと重要なものでした。
最初に来てくれた旦那さんの人生にとって「自転車」や「ヨット」や「アルプス(登山)」は大事なものだし、
後から来てくれた寿司店の女将さんの人生にとって、「お寿司」はもちろん大事なものだと思いまいます。
彼らが人生において大切にしているものを、僕は額に汗を描いて、一生懸命に描かせていただきました。彼らと僕との間には、「心のキャッチボール」があったんだと思います。
そして、この「心のキャッチボール」こそが、僕がアートセラピーで目指しているところです。とてもいい経験をさせていただきました。
今回は文章が長くなりましたが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!
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<自己紹介>
歌うセラピスト
・平成4年10月31日生まれ
・臨床心理士
・絵を描くことと音楽が好き
<現在の挑戦>
アートと心理学をかけ合わせた心理カウンセリング、「Happy Feeling」を立ち上げ、独立したいと思っています。
~アートと心理学のHappy Feeling~
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