【映画「彼らが本気で編むときは、」のあらすじ】
家族の絆、愛、そしてアイデンティティといった普遍的なテーマをもとにしたヒューマンドラマ
母親が家を出てしまい、ひとりぼっちになった小学校5年生のトモ。頼る相手もなく、叔父のマキオの家を訪れます。そこには、マキオの恋人であるリンコがいました。リンコは、男性として生まれ、性別適合手術を受けたトランスジェンダーの女性です
最初はリンコの存在に戸惑うトモですが、リンコの温かい愛情や美味しい手料理に次第に心を開いていきます。リンコは、トモに家族の温もりを与え、母のような存在になっていきます
いつしか、リンコは、トモを養子として迎え、本当の子どもにしたいと願うようになります
しかし、トモの母親が突然帰ってきて・・・
トモは、リンコとの生活を通して、家族の絆や愛について深く考えさせられます。そして、リンコだけでなく、周りの人々との関係も変化していきます
この映画は、実話を元に作られ、家族の愛の形や愛の多様性を描いています
主な登場人物
- リンコ(生田斗真): 元男性のトランスジェンダー。老人ホームで介護士として働き、マキオと恋人関係。優しく思いやりの深い人物で、トモにとって心の支えとなります。
- 小川マキオ(桐谷健太): リンコの恋人。温厚で穏やかな性格。トモの叔父であり、リンコと共にトモを優しく迎え入れます。
- 小川トモ(柿原りんか): 母親が家を出てしまい、叔父のマキオの家を訪れる11歳の少女。リンコとの出会いをきっかけに、家族の温もりを知っていきます。
- 小川ヒロミ(美村里江): トモの母親。育児放棄をして家を出てしまい、トモに大きな心の傷を与えます。
この映画の見どころ
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家族の形: 従来の家族の形にとらわれない、新しい家族の形を描いています
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成長: トモがリンコとの出会いを通して成長していく姿が感動的です
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愛: 性別を超えた愛や、家族の愛が温かく描かれています
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生田斗真さんの演技: リンコ役を生田斗真さんが演じており、その繊細な演技が話題となりました
感想
BLドラマのような胸キュンドラマではありませんけど、とっても感動する映画です
わたし自身、トランスジェンダーとして生きている中で、女性として生きていきたいなかで、子どもが産めない、女性として当たり前の経験ができないということのつらさは、とても共感するところがありました
男性とトランスジェンダー女性が結婚するには、とても大きな問題がいくつもありますけど、リンコさんには、幸せになって欲しいと思います