LIVE「東京パフォーマンスドール渋谷 2018.03.15」

東京パフォーマンスドール「ダンスサミット2018～One Day One Life～」渋谷WWWX 2018.03.15

2～4月にかけてワンマン・ライヴを行う東京パフォーマンスドール。その第一弾として「TRICK! TRICK! TRICK!」と銘打ったライヴが先月（2月）に行われ、その公演直後にオフィシャルな形でセット・リストも公開された。セット・リストが公開されるという事は、今期のライヴ・シリーズは、毎回異なったメニューで行われると推測でき、3月の公演が近づくにつれて、そのライヴではTPDの新曲、そして赤の流星の新曲も加わると発表されている。今回の公演タイトルは「One Day One Life」と題され、橘二葉氏と櫻井紗季氏の生誕祝福コーナーも設けられた特別な一夜となった。

今回の会場は、渋谷WWWX。昨年（2017年）11月に「THE LIVE SUMMIT Prat.2」が行われた場所である。開演時刻は19時30分で、開演間近にはスタンディング・フロアの入り口付近は中に入り難いほど人の密集度が凄かった。ただ、今回は2つある入り口の内、手前側の入り口のみが解放されて奥側は閉鎖されていたため、フロア真ん中から入り口にかけて人が多く、舞台向かって右側のエリアは比較的空いているという奇妙な光景ではあったが。

19時35分頃に場内は暗転し、煌びやかなSEが流れ始める。新衣装を着たメンバーが登場すると歓声が上がる。1曲目は「SHINY LADY」で、浜崎香帆氏「今日のライヴが、皆さんと私たちにとって特別なライヴになりますように」と言って歌パートに入った。これに「ダイヤモンドは傷つかない」「BRAND NEW STORY」「Honey! Come Come!」が続く。ノン・ストップで4曲歌ったところで一旦音が止み、櫻井氏が次に歌うのは新曲である事、そしてタイトルを紹介した。時間にして数秒の事であるが、ノン・ストップのダンス・サミットでこういった流れは珍しく新鮮だ。

ここで新曲「Kiss x Bang Bang!」が初披露された。ピコピコ系のデジタル・サウンドとメルヘンチックなメロディを有する楽曲で、TPDの持ち曲の中では新たな一面を押し出した音楽性と言えそうな1曲だった。ここからユニット・ブロックになり、ぐーちょきぱーの3名が退席し残る5名で「現状打破でLove You」、5名とぐーちょきぱーが入れ替わり「ぐーちょきぱーの野望」、赤の流星の新曲「あなたに逢いましょう」が歌われた。デジタル・ビートが鳴り響き、金のラメが入った衣装を着た浜崎氏と二葉氏が登場。

ここは御両名のダンス・バトルのコーナーで、各人がスピーディなダンス・パフォーマンスを披露して行く。特に二葉氏のダンスは風を切る音が聴こえてきそうな程にスリリングで鋭いものだった。浜崎氏も側転3連続を披露し、アクロバティックな技を炸裂させる。大歓声を浴びで両名が舞台を去ると、フラッシュ・タイムへ。そこから幻想的なSEが暫く続き、「TRICK U」の衣装に着替えたメンバーが続々と姿を見せ定位置へ。全員が揃ったところでリリースされたばかりの「TRICK U」が歌われる。

「TRICK U」で舞台上に構築された緊張感と空気感を引き継いだまま「TIME」「BE BORN」、アクセルを踏み込んで一気に加速するかの如く「SURVIVAL!!」「Are you with me??」が続いた。重厚なピアノの音色が鳴り、ここで新曲がスタートした。後のMCで曲名が紹介されるが、本曲はこの日の公演タイトルにもなっている「One Day One Life」という曲だった。美しさを持ちつつも、重低音を強調したパートもあり、力強さも宿る曲で、その日1日を全力で精一杯生きようといったメッセージが込められた歌詞だ。これで本編は終了。

暗転した場内に「二葉」「いさき」コールが沸き起こる。数分続いたところで「WE ARE TPD!!」が流れメンバーが登場した。各人は二葉氏と櫻井氏のバースデーTシャツを着用。「WE ARE TPD!!」から間髪入れず「HEART WAVES」が続く。ここでメンバーの挨拶＆トークへ。この日に歌った2曲の新曲のタイトルとどういった楽曲か紹介される。その後、告知などを経て、二葉氏と櫻井氏を祝しハッピーバースデーの合唱、ケーキとアルバムが舞台上に運び込まれる。そして客席を背にメンバーは写真撮影を。アンコール最後は「RAISE YOUR HANDS」で締め括られた。