藤:「また休んだな。馬鹿者め」
熊:「一人ブレインストーミングをした際に、
段々眠くなってしまったので、
終わった後に少し寝てしまって、
起きた際にもう書くのが億劫になってしまったんだ」
藤:「何でそんなに眠くなったんだよ。
その前日に何かしてたのかよ」
熊:「ちょっとiPadをいじっていたら、
睡眠時間が一時間半になってしまったんだ」
藤:「…そりゃ駄目だな」
熊:「どういじっていたのかは聞かないのか?」
藤:「どうせろくないじり方をしていないだろうから、
敢えて聞かないでやる」
熊:「そうか。助かったな」
藤:「…本当にろくでもないいじり方らしいな」
熊:「まあ、気にするな」
藤:「……………
今日考えたテーマは買い物に関するビジネスか。
どんなアイディアが浮かんだんだ?」
熊:「途中で寝てしまったくらいだから
そんなにいいアイディアでもない気もする」
藤:「そんな能書きはいいから早く書いてけ」
熊:「まず他人の買い物代行みたいなことができたり、
代行をして貰ったりすることができるアプリ」
藤:「ありそうな気もするが、
ないとしたなら多分ペイしないからだろう。
運営していくと揉めそうな気もするしなあ」
熊:「次が最後だ。
雨の日に買い物をした際に
いつも自転車で買い物をする人向けに、
キャリーバッグを200円のデポジットで
貸出しするサービス。
晴れの日にそのキャリーバッグは畳めて、
簡単に自転車につけられるようになっている代物。
デポジットなのでお店に返すと、
200円は返ってくるというシステム。
雨の日は重い買い物袋を
持ち歩けないのではないかということから考案」
藤:「アイディア自体は悪くない気もするが、
今日はたった二つかよ」
熊:「既にあるアイディアをダラダラ書いたところで、
面白くはないだろ」
藤:「そりゃそうだけれども」
熊:「アイディアが少ない代わりに
最近考えた全く役に立たないアプリを
書いて終わりにする。
地図を開くと公衆電話を探してくれるアプリ」
藤:「…駄目過ぎだろ。
大丈夫か、お前」
熊:「…多分、な」

熊:「しまったなあ」
藤:「何がしまったんだ?」
熊:「 に書いた幼馴染の女の子の友達に
メッセージを送るために、
Facebookでの交流会のイベントに
参加するのを取りやめたのに、
会社から連絡があって別の仕事を入れてしまったんだ」
藤:「駄目じゃんか」
熊:「でも、取り敢えず午後だけ出ることにしていたから、
何とかなるかなと思ったんだけれども、
いつもの通り眠くなってしまったので寝てしまった」
藤:「…本当に駄目じゃんか」
熊:「精神安定剤のせいなんだよな。
滅茶苦茶眠くなってしまうのは。
女の子と会えば自分も精神病じゃなくなるんじゃないかと
勝手に思っているのだけれども、
結果的に会うのが遠のいていくという悪循環がある」
藤:「それに、その女の子の友達が
確実にメッセージの返事をくれるわけでもないしな」
熊:「そうなんだよなあ。
自分の中で必ず通らなければならない道なのだから、
すぐにでも送るべきだと思うんだけれどもなあ」
藤:「次に書くチャンスはいつなんだ?」
熊:「土曜日も仕事があるから日曜日だよ」
藤:「次の機会にはちゃんと書けよな」
熊:「…おう」
藤:「で、今日のテーマは何なんだ?」
熊:「朝の身支度に関するビジネスモデルを
考えるという内容だ」
藤:「何か面白いアイディアは思いついたのか?」
熊:「微妙だな。
取り敢えず一人ブレストをした結果を書いてみる」
藤:「つまらない内容でもいいから全部書いてみろ」
熊:「まず化粧に関するアイディア。
テレビが鏡になっていて、
化粧をしているとネットに通じて自分の化粧の仕方を
他の女の人とシェアできるという内容。
それと駅のテナントで十分から十五分くらいで
化粧をしてくれるお店」
藤:「いきなり化粧に関することか。
お前、普通の男なのに」
熊:「身支度ということを広げたらこうなったんだよ。
次に鞄などの準備をする際に行うアイディア。
ハンカチ、チリ紙、財布などに番号を振って、
その番号が揃っていないかどうかを確かめるアプリ」
藤:「これは別にアプリじゃなくてもいいだろ。
忘れ物がないように番号をつけて
数えている人はたくさんいると思うぞ」
熊:「続いて歯磨きに関するアイディア。
息をかけると自分の口臭が
どれくらいくさいのかがわかる機械。
やはりテレビが鏡になっていて
その前で歯磨きをすると、
自分の歯磨きがいいものかどうか
採点してくれるアプリとか」
藤:「どちらもイマイチだな」
熊:「朝の忙しい時に
スマホの位置がわからなくなった時のアプリ。
スマホが充電してない状態で
任意の時間、例えば十時間など、
ずっと動かない状態で置いてあると勝手にブザーが鳴って、
自分の位置を知らせようとするアプリ」
藤:「ポケットとかの中で揺れていないときに
ずっと動かないと感知するようなシステムにするのか?
…これもアイディアとしてはありそうな気もするけどな」
熊:「他には家から出た後でスマホの操作一つで
玄関のドアを戸締りできるシステムとか」
藤:「これも既にありそうな気もするな」
熊:「後は、起きる際に天気予報が
アラーム代わりで流れるとか」
藤:「面倒臭がりな内容だな。
一昨日起きることについてのことをやったばかりなのにな」
熊:「後は朝身支度をするときに
ポイントが溜まったりする機能とか」
藤:「何のポイントが貯まるかわからないが、
そういうポイントを貯めるアイディアは
何にでも通用するよな」
熊:「そうだよなあ」
藤:「今日はこんなところなのか?」
熊:「まあ、そんなだね」
藤:「この中で一番いいと思うアイディアは何だ?」
熊:「スマホの位置がわからなくなった時のアプリかなあ。
でも、ありそうなアイディアなんだよなあ。
後は、化粧に関するアイディアも
何だかんだで二つとも使えるかもしれないけど」
藤:「適当なタイトルだと思ったけれども、
アイディアが思い浮かばないわけではないんだな。
じゃあ、明日も考えてみろよ、馬鹿」
熊:「お、おう」

藤:「今日は平日なのに真っ昼間に更新するんだな」
熊:「朝の現場が終わって、
夕方の四時半まで現場がないんだ。
しかも夕方だから終わった後ブログを書く暇がなくなるから
今更新した方がいいと思ってさあ」
藤:「今日も一人ブレインストーミングをしたのか」
熊:「今後はもう毎日三十分くらいやってみることにした。
結果的にはいろいろなアイディアは出たんだけれども、
食べることに関することなので
いろいろと方々にとっちらかった感じになった」
藤:「まあ出たんならいいんじゃねえの?」
熊:「まず最初に食べるということから発生した話。
噛み続けると空腹がまぎれるガム。
色んな味だけ楽しめてその後飲み込まなくてもいいガム。
噛んでいる際に音が骨を振動して
せんべいを噛んでいるような感じになるガム」
藤:「…全部ガムだな」
熊:「食べつつもカロリーを摂取しないとなると、
それはガムかなと思っただけなのだけれども」
藤:「こんにゃくとかカロリーゼロのものも
いろいろとあるだろうが」
熊:「あるけれども製品を作れるわけでもないからなあ」
藤:「ガムだって作れないだろ」
熊:「…まあそうだけれども。
続いて食材を探すということに関して。
スーパーでレシピ通りの食材を売るという方法。
旬な食材を教えてくれるアプリ。
野菜の鮮度がいいのかどうかを
写真や情報で教えてくれるアプリ。
藤:「三つ書いたが全部ありそうだよな」
熊:「ありそうなものも書かないと間が持たないんだよ。
次はお店に行って食べるということに関するアイディア。
そのお店への道のりを動画で教えてくれる。
そのお店の料理の作り方を動画で教えてくれて、
実際に食べることができる。
そのお店に行くとQRコードか何かで
テレビでやっていた場合
その時の番組の食レポを見ることができる」
藤:「動画や放送関係ばかりだな。
作っている様子をUstreamとかで放映したりするのか?」
熊:「まあ、そんな感じかもしれない。
後は少し安値で売る方法。
お昼休みが終わって一時を回った後で、
仕込みで余った分を100円安く売るサービスとか。
一人で行くと正規の値段だけれども、
二人以上で行くとそれぞれ百円値引きになるサービス。
Twitterとかで拡散して、
勝手にお客が百円引きになる相手を
探してくれるといいなとも思う」
藤:「百円じゃあ無理かもしれないな。
いくら位ならみんなやるのかなあ」
熊:「最後、カップ麺を作っている最中に、
QRコードを打つと待っている最中の三分間に
漫才やらアニメやら音楽やら
いろいろな動画が見れるサービス」
藤:「面白い気もするけれども、
何かそれもありそうな気もするな」
熊:「…そうだよなあ」
藤:「この中で一番面白いのは何だと思う?」
熊:「お店への行き方を動画で教えてくれるサービスが、
意外に面白いんじゃないかと思った。
駅間の路線の行き方を教えてくれる動画とか、
目的地への行き方を教えてくれる地図とか、
あると方向音痴の人には便利なんじゃないかと思う」
藤:「…まさかの食べるアイディア以外からの選出だな」
熊:「…まあ、そのアイディアもあるかもしれないんだよな。
無いようだったらつくるかもしれないけれども、
あるようならまた他を考えようという結論に至るね」
藤:「明日はもっといいアイディアが思い浮かぶといいな。
頑張れよ、馬鹿」

熊:「ふわあーぁ」
藤:「何か眠そうにしているな」
熊:「夜勤明けで普通に日勤の仕事に出るのは
結構しんどいよ。
夜勤自体はすぐに終わったんだけれども、
その後、漫画喫茶に行ったところで、
全然眠れないしさあ」
藤:「だから、もう夜勤はやめろって」
熊:「やめれればいいんだけどね。
お金が全然貯まらないからなあ」
藤:「夜勤はそんなに儲かるのか?」
熊:「現場にもよる。
でも、パチンコの夜勤は漫画喫茶で寝る必要もあるから、
ぶっちゃけてあんまり儲からない気がする」
藤:「なら余計にやめればいいじゃないか」
熊:「まあ、正直呼ばれなければいいんだけどなあ」
藤:「で、今日の内容は何だ。
眠れなかったのに、
起きることについてのビジネスモデルって」
熊:「もう本当にアイディアが出てこないから、
三十分かけて一日どんな行動をするのかを
ノートに書いてみたんだよ。
そしたら、意外にいろいろな種類が出たから、
それについて一つずつブレインストーミングしていけば、
もしかするとアイディアは出ないわけでも
ないかもしれないということが自分の中で気付いた」
藤:「良かったな。
あれだけアイディアが出ない出ないって言ってたのに」
熊:「でも、まだ明日はわからないから、
用心するに越したことはないと思っている」
藤:「因みにどんなアイディアが出たんだ?」
熊:「まあ、月並みな奴ばかりかもしれないけれども、
書いて恥を掻くほど悪くもないかなと思うようなものが出た。
例えば、声優さんのモーニングコールを
入れてもらえるサービスとか」
藤:「それは誰でも思いつくだろ」
熊:「他は自分が起きた時間にボタンを押すと、
任意の相手も起こすことができるシステムとか。
一定時間内に起きないと、
自分で入れた自分の恥かしい秘密が
ばらされるシステムとか。
藤:「それは必要なのか?」
熊:「必要かどうかよりも
思いついたから書いているという方が大きい」
藤:「…そうか。
まだあるのか?」
熊:「時間が来ると底が落ちて
落とし穴の要領で起きるベッドとか。
時間になるとぶるぶる震えることで
起こしてくれる抱き枕とか」
藤:「大がかりな仕掛けになってきたな」
熊:「後は、そのスマホの電話番号をかけないと
アラーム音が止まらないアプリとか。
例えば腕時計とか別の端末が近づかないと
スマホのアラームが止まらないアプリとかを考えた」
藤:「他には?」
熊:「以上だ。面目ない」
藤:「…うーん。
何かいろいろと考えてみたようだが、
なんだかんだで一番ビジネスに結び付きそうなのは、
声優によるモーニングコールだなあ。
でも、声優さんたちは
わざわざお前を通す必要性を感じられないだろうから、
この企画は没かもなあ」
熊:「でも、そのスマホの電話番号をかけないと
アラーム音が止まらないアプリは
なければ作ってもよさそうな気もするな」
藤:「無ければ、な」
熊:「取り敢えず今日は新しいブレストの方法で
アイディアは思いついたが明日は大丈夫かなあ」
藤:「やってみるしかないだろう。
ま、頑張りな。馬鹿」