PSYCHO村上の怪奇骨董音楽箱

 

何を隠そう私は魚が好きだ。←誰が知りたいこの情報。

 

元々は金魚が好きで、田舎の実家では幾つかの水槽で金魚を飼育していたが、東京では住宅事情もあって所有する事自体が困難だ。しかしながら、何でも揃っている東京。魚を見たければ、電車に乗って少し移動すれば各所に水族館がある。ゆえに水族館には定期的に足を運んでいる。

私がよく行くのが、しながわ水族館。何故ここかと言うと、映画「ゴジラvsデストロイア」(1995年)の「水が魚を喰ってる!」のセリフで有名な水族館だからである。もちろん実際にデストロイアはいないが、都内に数ある水族館の中から、どこに行くか決める時、同作の存在が大きな決め手になったのは事実。

 

そして、もうひとつは入場料が手ごろだから。水族館によっては大人3000円の所もあるのだが、しながわ水族館は大人1350円。非常にありがたい価格と言える。パンデミックの数年間は、前売り券を買っての予約制となっていたが、現在ではフラリと行って当日券で入場することできる。

 

今回の私も、急に思いついてフラリと当日券で入っている。ここ数回は連休の時期にいったので、館内は多くの家族連れで賑わっていた。が、今回は平日の昼間に行ったので、人はそれほど多くない。

 

客層も休日とは異なり、老夫婦、デートと思わしき若いカップル、そして「彼氏と来たかった!」と連呼しながら廻っていた女性2人組、何故かスーツを着たサラリーマン風の方という顔ぶれ。

 

外の券売機でチケットを買い入場すると、まずは淡水魚の水槽。鯉などの魚に加え、亀、鴨と水辺で生息する生き物が集められたブロックだ。

これは期間限定コーナーだろうか。トゲの付いた魚をフィーチュアした水槽で、トゲ・レベル3位らしいハリセンボンが泳いでいた。ハリセンボンと言っても、実際に針は300本~400本程度らしい。怒っていないので、残念ながら(?)針は立っていない状態だった。

続いては、品川の海に生息する魚。水槽内は、港の倉庫街をイメージした陸と、その海で生きる魚という判り易いデザイン。

少々進むと、イルカ・ショーの会場があるが、この日は時間的にタイミングが合わずショーは見ていない。休日は、いつも満席になっている。

奥に進むと魚だけでなく、海の様々な生物の水槽へ。イソギンチャクもある。

タコも出現。

階段を降りると、当館の目玉・・・と私が勝手に思っているトンネルへ。透明の大型トンネルを通過しながら左右や頭上に魚が泳いでいる。ウミガメやエイもいた。

再び個別の水槽コーナー。焼くと美味しそうな・・・もとい、立派なヴィジュアルのカニの水槽。

「映える」ため、写真撮影者が多いクラゲの水槽。

ここからは熱帯雨林を再現した水槽。先ほどまでは、可愛らしい魚が多かったものの、この水槽の魚は1メートルぐらいあり、キバのある魚も多い。正に「野生」である。

アロワナもペット・ショップで30cmぐらいのものは見るが、1メートル越えは迫力満点。もし熱帯雨林の河に人が落ちたら、これらの魚に喰われてしまうのでなかろうか。そんなことを考えながら鑑賞した。

 

最後のブロックは、タツノオトシゴ、ニモなど。

カワウソやラッコの水槽もあり。コースの締め括りは、出口の手前にあるサメの水槽。ここはカメラにバツ印が入った看板があったので写真はない。後から知ったのだが、これは撮影禁止ではなくフラッシュ禁止の看板だったらしい。

 

魚を見て心の癒しを・・・と言いたいところだが、写真撮影をするにしても魚は人間の思い通りにポーズを決めてくれないので、非常に大変だ。そう、これは癒しではなく魚との闘いなのである!今後も定期的に闘いに行こう。

 

尚、しながわ水族館という名前であるが、最寄りは品川駅でなく、大森海岸駅、または大森駅だ。大森駅だと徒歩20分ぐらいは掛かる。送迎バスも出ているようなので、事前に調べてルートを決めておくと良いだろう。