PSYCHO村上の怪奇骨董音楽箱

 

日付変わって18日は午前1時30分に寝た。本日最初のライヴは池袋。午前8時開演なので、諸々を逆算すると6時30分には起床しなければならない。チケットも既に予約しているので寝坊はできない。こんな事を考えていると眠りが浅く、1時間おきぐらいに目が覚める。結局、5時30分には完全に目がさえ起きる事に。

ここ1週間ぐらい聴きまくっているのがano氏のアルバム「猫猫吐吐」。これにケリー・キングのアルバム「フロム・ヘル・アイ・ライズ」が、聴きまくるべき作品として加わった。時間の都合で各アルバム2~3曲聴いているうちに身支度。やはりano氏の「スマイルあげない」は外せない。

 

6時過ぎには家を出発。本来なら7時でも良いのだが、最近の私は交通費を節約するため2~3駅分は徒歩で移動している。6時台の新宿駅周辺は、酔っぱらって道で寝ている人、夜の仕事を終えて帰る人、昼の仕事のために出勤する人、観光客など、様々な時間帯で生活する方が交差する独特の景色がある。

 

 

電車に乗って7時過ぎには池袋に到着した。早朝の食事と言えばこれ。松屋の納豆定食である。午前5時から11時までの時間制限を設けて販売している朝食メニューだ。

7時20分頃から食べ始め、45分に店を出た。会場の池袋サウンドピースまで歩く。予定通り8時からGANGDEMICのライヴがスタート。早朝なのでメンバーはパジャマでのパフォーマンスだった。

 

パジャマと言ってもこれは衣装であり、メンバーは髪型とメイクもばっちり。決して布団から起き上がって、そのままステージに来た訳ではない。完全装備で午前8時にステージに登場するためには、何時に起きて準備を始めているのだろう。早朝からの仕事に、とにかく頭が下がる!

 

そのまま、点染テンセイ少女のライヴも見て9時には会場を出た。休日の朝であり、まだ街は閑散としている。池袋駅から五反田駅に移動。2現場目は午前10時10分から、甘病神℃ロウムのライヴ。会場は五反田G4だ。

御承知のように、五反田駅周辺はG+、G1、G2、G3、G4、G6、G7とライヴハウスがあり、それぞれに場所が異なる。G4は駅を出て左側に進むのだ(かなり漠然とした表現)。それはさて措き、甘病神℃ロウムについて。

 

先日、下北沢シャングリラに行った際、ロビーで逢音柚香氏にチラシをいただき、どのようなグループだろう?と思い、ライヴに足を運んだのだ。実はグループ名を暗記できておらず、受付で「お目当ては?」と訊かれ「10時10分から出演のこのグループです!」と言ってチラシを見せ進んでいる。イヴェントのトップ・バッターとしての出演だった。

甘病神℃ロウムのライヴ後、3組ほどアイドル・グループのライヴを見て11時40分には会場を出た。まだ正午になっていないにもかかわらず、2現場のライヴを見ている。何という生活だ。

 

五反田駅から渋谷駅に移動。12時30分よりレコード店に入る。昨日から劇場公開された「ボブ・マーリー:ONE LOVE」の影響か、ボブのコーナー表記はあるもののレコードは1枚もなかった。特にアルバム「エクソダス」(1977年)は、今後しばらく売れ続けるのではなかろうか。

 

2件ほど廻るも、特に欲しいレコードはなく手ぶらで渋谷駅へ。暑い中、駅周辺ではアイドルの方々が汗だくになりながらチラシを配っていた。何とも泣かせる光景だ。またしても派手髪&ピアスを開けまくっているようなアイドルはおらず(前回までの記事参照)、新たなグループを知る事はできなかったが。

 

渋谷駅から御茶ノ水へ。移動時、電車の座席で10分ぐらい寝ており、誰かが小銭を落とした音で目が覚めた。今日は東京ドームでレッド・ホット・チリ・ペッパーズの公演があるため、水道橋駅周辺は人が多い。

 

が、私は水道橋を通過して御茶ノ水。14時前に下車してレコード店を2件廻った。これまた特に珍しい物はなく、食事をするため地下へ。うどんを食べ、秋葉原方面に向かって歩き出す。

3現場目は、桜色Standard。秋葉原のステラキューブなる会場は初めて行く場所。どうやら最近できた会場らしく、桜色Standardもここでライヴを行うのが初。16時05分からの出演であるが14時40分頃には会場に到着。

 

次のライヴは吉祥寺で17時55分からなので、いかに秋葉原を早く出発するかが今後の予定を左右する。私は一度、会場から駅まで歩き、道路の混雑状況を確認した。まるで逃走ルートを調べる犯人の如く、入念にチェックしたのだ(?)。

 

秋葉原駅まで戻った時、外でチラシを配布しているアイドルらしき方が4人おられた。衣装や格好が違うので、それぞれが違うグループと思われ、しかも全員が派手な髪色。これは凄そうだ!と思うも、様子を伺うと皆ずっと特定の人(常連客?)と話し込んでおり、チラシを貰えそうになかったので会場に戻った。残念ながら、この4人の方々とは音楽的にも縁がなかったのだろう。

 

15時。近くのカフェ・チェーン店でコーヒーを飲もうとしたが、時間的にやめておこうと思った。もし桜色StandardかTwinkle☆Starsのメンバーとバッタリ遭遇なんて事があったら、アイドルとしての営業時間外に気を遣わせてしまい、大変申し訳ないからだ。

 

結局15時過ぎには受付を済ませ、中に入って3グループのライヴを見た。そして予定通り、桜色Standardのライヴ。個人的には約1ヵ月ぶりのライヴ参加であったが、全体的なパフォーマンスのキレの良さが素晴らしかった。上野飛行船シアターで見た時より250倍ぐらいは凄いグループになっている。

 

メンバーがステージを去った後、いつもの私なら、そのままフロアでしばらくライヴを見るのだが、今回は素早く物販ブースへ。列に並んで2番目に会計し、この日、夏川くるみ氏とお話したのは、たぶん私が最初だろう。「やけに今日の村上氏はテキパキと動くな」と悟られたか否か判らないが・・・。

 

会場の規模の話から、「片想い」におけるダンスのターンの話などを聞かせていただき挨拶を。いつも夏川氏と楽しくお話しできて、大変ありがたい事です。

 

16時45分に会場を飛び出して、下調べした「逃走ルート」を走る。大通りは人が多くて前に進まないので、駅寄りの裏路地・・・秋葉原シンフォニアがあるビルの入り口側の道を走る。ひたすら走る。

 

そのおかげで16時58分発の電車に乗る事ができた。御茶ノ水駅で乗り換えで、到着すると向かい側のホームに乗るべき電車がちょうど到着。何て運がいいんだ!と思いながら乗ったが、これはそこまで運が良い電車ではなかった。

 

中央特快だったので、吉祥寺駅を通過して三鷹駅まで行ってしまったのだ。時間は17時25分。三鷹駅で各駅停車に乗り、来たルートを戻る。35分には吉祥寺に着き、五日市街道に向かって歩く。映画「ガス人間第一号」でお馴染みの五日市街道だ。この道沿いに春日藤千代の屋敷がある。

 

途中、吉祥寺CLUB SEATAの前を通過した時に、今日はアイドル・イヴェントが開催されているのか気になったが、心を無にして歩く。17時45分には吉祥寺クレッシェンドに到着した。

17時55分からVELL’z FIREのライヴ。上田BODO康弘氏(g)がEVHモデルのギターを弾く姿を見るのは初。ここは「The Last Stand」のミュージック・ヴィデオの撮影が行われた会場でもあるため、退場する際に階段を昇る時はKUNI氏(Vo)の後ろ姿を思い浮かべながら進もう。

 

午前7時30分に池袋のライヴハウスにいて、午後7時30分には吉祥寺のライヴハウスにいる。素晴らしい事だ!20時30分には帰宅しシャワーを。映画「モスラ対ゴジラ」のBlu-rayを見ながら、食パンにジャムを塗って食べる。撮影した写真をパソコンに移動。そして寝る。