コーラス
劇団 「前回の記事は『追憶の彼方へ』ということで、
少年期のCSさんが憧れた
【Mr.BOO!ギャンブル大将】
のサミュエル・ホイが歌う
チープな中華風の
パチモン日本語/歌謡曲の
怪しい歌詞が脳にこびりついて
離れないことから、
人間の記憶のメカニズムについての考察、
言い換えれば(追憶)がテーマの記事
だったんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「追憶というか、わたしは昔から
記憶のメカニズムに興味がありますから。」
劇団 「CSさんは前回の記事で、
記憶に残る理由について
怪しいパチモン日本語に脳が
(何だこの歌詞は?)
と反射的に思うので
印象付けられると言っていました↓」
CS 「これも理由の1つなのですが
実はもう一段深い理由もあるんです。」
劇団 「それはなんですか?」
CS 「ミスディレクションです。」
劇団 「ミスディレクション?」
CS 「以下が説明になります。」
劇団 「(意図せず注意を別の場所に
向かせる現象、テクニック)
ですか?」
CS 「人間の脳が一度に複数の情報を
処理できない事を利用した
テクニックです。」
CS 「相手の脳に空白状態を作った瞬間に
催眠術なら暗示を入れたり
マジックならタネを仕込んだり
するわけです。」
劇団 「なるほど。」
CS 「わかりやすい例としては
古武術があります。」
劇団 「古武術ですか?」
CS 「例えば、
昨年亡くなった現代最高の剣豪・黒田鉄山氏の
動画冒頭の乱取り部分を見るとわかりやすいです。」
「↓の動画の冒頭の数分で
お互い座ったままの状態で合気道のような
乱取りを行っています。」
劇団 「うーん、あっという間に弟子が
投げられていました。」
「あれがミスディレクションなんですか?」
CS 「CS流で解説してみます。」
①弟子が左腕で、黒田鉄山の道着の襟を掴んで
投げようとする。
②黒田鉄山は右手で弟子の左肘を軽く触れて
左腕に視線を置く。
その瞬間、弟子の脳は左腕を掴まれて
左外側に投げられると予測して、
投げられないように
左腕の筋肉外側に力を入れる指令を
出そうとする。
③すると黒田鉄山が視線は固定したまま、
いきなり左手で弟子の左腕をふわっと掴む。
弟子の脳は予想外の行動を処理できず
混乱してフリーズする。
④黒田鉄山は弟子の腕を掴んだ手や
筋肉には力を入れず
脱力状態で重心のみを移動して
体重を左側に移動。
弟子の脳は、
自分の腕を掴んでいる鉄山の腕が
脱力したままなので反応できない。
そこにあると思っていた階段が無くて
踏み外したときのように
脳が対処できないまま体制を崩していく。
⑤技完了
劇団 「これが古武術のミスディレクションですか!!」
「一瞬で終わってますよ。」
CS 「ですから、達人を相手にしたら
わけわからないうちに技かけられて
自分の身体は何故か力が入らず
気づいたらやられてるんです。」
「黒田鉄山はこんな技を無意識に
コンボで数百パターン出せたのでしょう。」
劇団 「これで黒田鉄山が日本刀を持っていたら
絶対に勝てませんね!」
CS 「同じく古武術系で、
脳波と気合で相手の動きを崩す人も
いるんですよ↓」
①動画8分00秒
②動画8分40秒
CS 「上の動画は、
触れずに脳波+気合(=発声)で
相手の脳に空白状態を作り出す
ミスディレクションです。」
劇団 「CSさんはこういうのわかるんですね!」
CS 「武術の経験はないですが、
わたしは術が命のシャーマンですから
意識を向けたら情報が降りてくるんです。」
「本当は遠隔で、
放射能のように気づかれない
微細な波動で
対象の遺伝子より深いレベルから
変質させないと
真の霊的攻撃とは言えないのですが、
彼らは武術家だからこれでいいのでしょうね。」
劇団 「うーん・・・・。」
CS 「このようにミスディレクションの
考えを応用すると
サミュエル・ホイの歌は
パチモン日本語でわたしの脳を
一瞬混乱させた隙に
女性コーラスで
言葉を復唱することで
信じて姑娘 (姑娘)
もう一度改心 (改心)
お前無しじゃ (しじゃ)
男になれず
ミスディレクションを利用した
催眠の暗示のように
わたしの脳にフレーズを
埋め込んだ。
と解釈できるわけです。」
劇団 「あのチープな曲を聞いて
ここまで深堀りする奇特な人は
CSさんだけですね!」
CS 「コーラス部分だけを17秒にまとめたのが
↓(17秒動画:男になれず)です。」
劇団 「えぇーっ!わざわざ動画を編集したんですか?」
CS 「その方が、読者の方も視聴しやすいじゃないですか。」
「わたし、根が真面目ですからやるんですよ。」
17秒動画:男になれず
劇団 「そうか、
コーラス
の部分がミスディレクションの
肝だったんだな・・・。」
CS 「さらにこの女性コーラスを使った
別の脳裏に残るチープ曲があるので
次回はそれについて説明します。」
劇団 「えーっ、この記事まだ続くの?」
※次回の記事更新日は1月20日になります。
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