包囲網戦
劇団 「前回の記事は『一番困ること 』ということで
CSさんは、
(長期電源喪失により
Goldトレードができなくなるのが
一番困ること。)
と言っていましたが、
記事全体としては9月27日に迫った
自民党総裁選の候補に対する感想
といった内容でしたね。」
CS 「ハイ、そうです。」
劇団 「CSさんは
原発推進で積極財政派、
国家安全保障に強く男系皇統支持の
高市早苗が一番なのでしょうが、
ナベツネは彼女を推していないようですし
増税路線の財務省・マスコミを敵に
回していますから厳しいでしょう。
と高市早苗を評価している印象でした。」
CS 「それもありますが
高市早苗を中心にすると
総裁選がわかりやすく見えるんです。」
劇団 「それはどういうことですか?」
CS 「高市早苗は今回の総裁選で
安倍晋三のアベノミクス(積極財政)を
引き継ぐ政策を打ち出しているのですが、
これは緊縮財政・増税を目指す
財務省との対立関係を生み出しました。」
「というのは、
安倍元総理は東日本大震災が起きた時に
復興国債による財政出動で対処すべきだと
考えていたのに、
民主党は財務省主導で
逆に税金を上げるという選択をした。」
「さらにその後、財務省は民主党・野田総理に
消費増税を自公合意で約束させたのですが、
安倍元総理はこのままでは日本が潰されると
政権復帰を決意。」
「さらに安倍政権成立後は
何とか消費税増税を延期したかった。」
「それは財務省との闘いになったわけです。」
「以下は、昨年出版された
『安倍晋三 回想録』の記述です。」
だから何とか増税を回避したかった。
しかし、予算編成を担う財務省の力は強力です。
彼らは、自分たちの意向に従わない政権を平気で倒しに来ますから。
財務省は外局に、国会議員の脱税などを強制調査することができる
国税庁という組織も持っている。(中略)
増税論者を黙らせるためには、解散に打って出るしかないと思ったわけです。
これは奇襲でやらないと……(後略)(p148~149)
この時財務官僚は、麻生さんによる説得という手段に加えて、
谷垣貞一幹事長を担いで安倍政権批判を展開し、
私を引きずり下ろそうと画策したのです。
彼らは省益のためなら政権を倒すことも辞さない。
森友学園の国有地売却問題は、
私の足を掬うための財務省の策略の可能性がゼロではない。
「目先の政権維持しか興味がない政治家は愚かだ。
やはり国の財政をあずかっている自分たちが、一番偉い」
という考え方なのでしょうね。
国が滅びても、財政規律が保たれてさえいれば、満足なんです。
(中略)増税先送りの判断は、必ず選挙とセットだったのです。
そうでなければ、倒されていたかもしれません。(p312~313)
劇団 「自民党の元総理大臣や民主党政権も財務省に
言いなりというわけですか。」
「恐ろしい話ですね。」
CS 「財務省では増税して管理できる予算を増やし
政治家や他の省庁への支配力を強めることが
省益に繋がる善であり、
増税した職員が評価され出世できるわけです。」
「昨年、末期ガンをカミングアウトした
森永卓郎は怖いものが無くなったのか
こんな本を出していました。」
劇団 「それで安倍さんが亡くなったら
いきなり岸田が増税メガネに
なったわけですか。」
CS 「実は(消費税減税)を主張して
財務省を批判していたのが
自民党参議院議員の青山繁晴なんです。」
CS 「青山繁晴は安倍晋三と親しかった
保守派の論客で
ネットではかなりの人気を誇っています。」
「今回の総裁選でも消費税廃止を叫んで
出馬に一番に名乗りを上げました。」
劇団 「TVで見た覚えはないですが・・・。」
CS 「青山繁晴は以前から総裁選を狙って
推薦議員を40人近く集めていたそうです。」
「それが総裁選が始まったとたんに
財務省出身の小林鷹之が
保守派として総裁選に名乗りを上げたら
それまで確保していた推薦議員が
そっちに流れて
青山繁晴の推薦人は一人になってしまいました。」
劇団 「えぇーっ!!!」
CS 「結局、出馬断念となってしまいました。」
瞬殺です!
「まるで木多康昭作『喧嘩商売22巻』の
アンダーグラウンド
(賭け対象で殺人も容認されている非合法ファイト)
に登場した
元韓国相撲横綱・ナイフと棒術を操る
C級格闘士「漢江の怪物」
朴 鐘顕(パク・チョンヒョン)が
自分だけがナイフを手にできる
有利なハンディ戦で、
素手の田島相手にやられた時を彷彿とさせる
見事な瞬殺ぶりです。」
劇団 「そんなマイナーなネタ、
元高藤氏の弟子の受講者Uさんと
けーうさんくらいしか
知りませんよ!!!!」
CS 「その受講者Uさんがやたらと
(なんで、青山繁晴をマスコミは
取り上げないんですかね?)
と憤慨していたので、
『青山さんは参議院議員な上に
比例代表で他の候補みたいな
国持ち大名じゃないし、
財務省を敵に回してマスコミの連中も
(どうせ青山はすぐ潰される。)
と思ってるんだよ。』
と答えて
その後、Uさんとメールでやり取りした時にも
こんな感じで↓画像を送ってイジっていたくらいで。」
微妙なイジりですね(苦笑)」
CS 「そうしたらやはり総裁選不出馬になって
Uさんは残念がっていたのですが、
『いや、マスコミが散々取り上げて
結局、不出馬なんてなったら
青山さん外歩けなくなっちゃうよ!』
『かえってマスコミに無視されて
大恥かかなくて良かったんじゃない?』
と言ったら、
Uさん、(うーん・・・。)と唸ってたけどね。」
劇団 「ハハハ・・・・・・(苦笑)」
CS 「ちなみに財務省出身の小林鷹之
は高市早苗の推薦人もずいぶん
持っていった上に
なぜかマスコミも異常なくらいに
(コバホーク)と呼んで
持ち上げていました。」
「コバホークは波動を読んだら
混乱した意識を感じます。」
「財務省の言うことをよく聞く
大物政治家に命じられて
いきなりやらされることに
なったのでしょうね。」
劇団 「高市早苗と青山繁晴から
保守票を奪って
潰す役目ですか。」
「それが前回の記事に書いた
いかにもやらされてる感
なんですね。」
CS 「ちなみに今回の総裁選で立候補した中で
以前から
財務省の増税・緊縮財政に反対する立場を
表明していたのは
青山繁晴と高市早苗のみでした。」
劇団 「ということは、青山繁晴は瞬殺したから
財務省は残った高市早苗を潰してしまえば
自分たちの障害はなくなるわけですね。」
CS 「そう、だからわたしは
これから財務省主導で
マスコミ・政治家を巻き込んだ
高市早苗・包囲網戦
が始まるな。
と予想していました。」
「すると、総裁選に出馬を表明した
茂木幹事長が
なぜか増税反対路線に
切り替わっていました。」
劇団 「あれはみんな不思議がってましたね。」
「増税反対なんて今まで一度も触れてなかったのに
いきなり言い出して。」
CS 「あれはわたしから見ると
積極財政(=増税なし)による経済再生で
日本を復活させる
と主張する高市早苗に被せてきたわけです。」
劇団 「なるほど、茂木幹事長が増税しないと主張すれば
積極財政(=増税なし)を主張する高市早苗の
価値が薄まって、
党員票が分散するという狙いなんですね。」
CS 「ただ。高市早苗にはまだ大きなアドバンテージが
一つあったんです。」
劇団 「それは何ですか?」
CS 「昨今のジェンダーレスやLGBT運動で
(ガラスの天井を破る=女性総理を誕生させる)
という国際社会でも評価されるアドバンテージが
高市早苗にあったわけです。」
「ですから、
(これは絶対に他の女性候補を出して
高市を潰しにくるな。)
とまた予想していたんです。」
「さすがに野田聖子は無理だったので、
麻生派から推薦人を借りて
ギリギリ滑り込みで上川法務大臣が
立候補しました。」
劇団 「CSさんから見たら
これも高市早苗・包囲網戦だと。」
CS 「よっぽど潰したいのでしょうね。」
「これ↓を見ると効果があると思いませんか?」
上川法務大臣の替わりに真ん中にいたら
メチャクチャ目立っていたでしょうね。」
CS 「上川法務大臣はその後テレビに出演して
政策について話していたのですが、
全く具体性がない当たり障りのない回答に
終始していました。」
劇団 「やらされてる感ですか。」
CS 「女性候補が高市早苗一人だけだと
(日本初の女性総理大臣誕生!)
がクローズアップされますから。」
「(海外に比べて女性経営陣が少ない!)
と常々主張するのが好きな左翼系マスコミが、
なぜか
(高市早苗で女性総理誕生!)
は絶対に言いません。」
劇団 「うーん・・・。」
CS 「国民の関心は(増税)(インフレ)なのに
マスコミはその点には触れず、
(選択制夫婦別姓)みたいな
どうでもいいことばかり取り上げて
意図的に論点をずらしている。」
「明らかに財務省寄り。」
「森永卓郎も『ザイム真理教』を出版してから
TVメディアから一切声がかからなく
なったそうです。」
「こうして見ていると、
森永卓郎や安倍晋三・青山繁晴が
主張する財務省陰謀論は
9割方は正しいのでは?
というのが個人的感想です。」
劇団 「財務省の力ってスゴイんですね。」
CS 「今回の総裁選で茂木幹事長と
上川法務大臣は財務省に恩を売ったから
次の政権ではいい役職に就くのでは
ないでしょうか?」
劇団 「じゃあ、高市早苗総理誕生は無いんですか?」
CS 「というより、
もし総理大臣になったら
高市早苗は財務省主導で
各方面からオールレンジ攻撃を
受けると思います。」
「そちらの方が心配ですね・・・。」
※次回の記事更新日は10月1日になります。
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