間接攻撃
劇団 「前回の記事『10年周期』では、CSさんが10年周期で
日本人の意識が変化する出来事が起きているという
視点から見ると、
2020年のコロナショックの本質は
世代間闘争にある。
と説明していたんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「米国ではコロナによる社会不安を背景に人種対立による
争いが激しさを増していますが、
日本の場合は人種対立の替わりに、世代間の対立が
水面下で激しさを増しているわけです。」
「コロナ不安でこの問題については誰も取り上げていませんが、
団塊の世代が後期高齢者になっている10年後の2030年前後
には先鋭化しているのでしょうね。」
「最近も個人的に興味を引くニュースがありました。」
劇団 「最近のニュースですか?」
CS 「劇団さんは年が明けてからのコロナ関連のニュースを
見ていて何か違和感を感じませんでしたか?」
劇団 「コロナ関連って、菅総理がコロナの感染拡大と特措法で
責められたり、ワクチンの投与計画が遅れているくらいしか
思い浮かびませんが・・・。」
CS 「TVのワイドショー、新聞、マスコミなどでは連日
感染者数がどうとか緊急事態宣言、特措法で
菅政権を責め立てていますが
なぜか誰も、
東京オリンピックを中止しろ!
とは言わないんです。」
劇団 「そう言われてみれば、(Go To トラベルを早く中止しろ!)
と叩いている専門家やコメンテーターはたくさんいましたが
東京オリンピック中止を叫ぶ人は見た覚えがないです。」
「どうしてなんですか?」
CS 「それは東京オリンピックには電通が絡んでいるせいなんです。」
劇団 「電通って大手広告代理店ですよね。」
「何かあるんですか?」
CS 「10年ほど前ですが、TVワイドショーの政治コーナーに
森田実という辛口の批判をする政治評論家がよく出て
いたのですが、ある時を境にぷっつり見なくなりました。」
CS 「森田氏がその原因について、以下のように書いていました。」
↓
(以下は森田氏のブログからの抜粋部分です)
(森田実の言わねばならぬ)
現代社会は「広告社会」であり、独占的な広告企業の
影響力は絶大である。
米国においては、この巨大な影響力を政治に利用している。
日本も米国に従って政治に利用している。
だが、広告は政治に使われてはならない。
2005年6月頃のことだが、私は本欄において、
ワシンシン、ニューヨークからの情報にもとづいて、
「米国の保険業界が、日本の郵政民営化を実現するために、
米国の独占的広告会社を通じて日本の広告代独占企業である
「電通」に、日本国民が『民営化は善、官営は悪』と考えるようにする
コマーシャルを依頼した。
その金額は5000億円といわれている。
この計画は実行された」と書いたことがあった。
この一文は大きな反響を巻き起こした。
たとえばマスコミ界で働く友人からこんな電話が
かかってきた。
「森田さん、電通はマスコミ界の王様。
巨大な独占体。絶対者だ。
電通に睨まれたら、テレビ局もラジオ局も新聞社も、
ましてや個人は、みんなつぶされる。
だから、誰も電通批判はしない。
批判したとたんに首がとぶ。
社会から抹殺される。
森田さん、あなたはこれで
お仕舞いだ。
電通を名指しで批判した者は、マスコミ界には
いられなくなる。
電通は絶対者なんですよ。」
テレビ局の友人からはこんな手紙がきた。
「森田さんのマスコミにおける言論活動には、
これまで政府・自民党側からきびしい批判があったが、
テレビ局内にも少数だが良心的ジャーナリストはいる
彼らは森田さんのような反体制的な発言も報道したいと
思っていた。
しかし、森田さんは『虎の尾』を踏んでしまった。
電通批判をしたらマスコミの世界では生きていけない。
これから森田さんに出演を依頼するテレビ局は
なくなるでしょう。
残念ですが、さようなら。」
もう一つのエピソード。
最近、東北地方の某県に講演に行ったとき、
地元テレビ局に出向している知人が訪ねてきた。
彼は会うなりこう言った。
「よう! ただ一人電通批判をやった森田さん。
森田さんは、テレビ界では
『電通批判をやった、ただ一人の人。』
と言われているんです。
電通批判以後、テレビ、ラジオ、新聞の仕事はなくなったでしょう。
電通批判をしたらマスコミ界では仕事はできません。
これからどうするんですか?
(抜粋部分終了)
劇団 「これって本当ですか?」
CS 「実際にこの後、森田氏がTVや雑誌のコメントなどで
採用されることは2度とありませんでした。」
「今は個人ブログで細々と発信している状態です。」
劇団 「電通の力ってスゴイんですね。」
CS 「英ガーディアン紙が五輪招致を巡る買収疑惑を報じた時に
電通の名前が7回登場したにも関わらず、日本のTV,新聞、
国会での質疑応答ではスルーされていました。」
劇団 「大手新聞社や国会議員でも逆らえないとは・・・。」
CS 「特に東京オリンピックでは電通に巨額の資金が動いています。」
東京五輪延期で笑いが止まらない!? 巨額利権を貪る電通の裏工作
週刊実話 2020年4月20日
日本中を落胆させた“東京五輪延期”決定の裏で、
笑いの止まらない企業がある。
オリンピックの莫大な利権を裏で操る「電通」だ。
「東京五輪関連では、企業協賛金だけで既に4000億円以上を
集めていると言われています。
こうしたカネは運営側の言い値で決まるので、
延期によって容易に増額できますし、
五輪関連の広告収入も1年分、余分に入るというわけです。
電通がタッチしている大会関連のパンフレットや看板などの制作物も、
既に完成しているものは作り直さざるを得ないので、
その収入も新たに発生しますからね」(広告業界関係者)
現時点で、行政の負担金は東京都が6000億円で国は1500億円。
当然、これらも増大し、一部は電通の収入となるわけです。
延期決定までの舞台裏では、“アスリートファースト”を脅し文句に、
必死に延期に世論誘導していたんですよ。
さらに、コロナパニックそのものもカネにする商魂のたくましさを見せているという。
『コロナに負けるな』とか『東京は安全だ』といったPR戦略やキャンペーン、
マーケティング活動なんかをでっち上げて、国や都、組織委員会から金を
引っ張るわけですよ。
電通は今回の五輪の延期で、数百億円の利益を見込んでいると
されています。
劇団 「東京オリンピック延期でもさらに儲けるってエグいですね。」
CS 「このように日本は電通の厳しい言論統制下に置かれていますから、
政権批判を口にするコメンテーター、マスコミ、専門家、新聞記者たちも
東京オリンピック中止を叫んで電通を怒らせることだけは出来ないんです。」
「その瞬間に抹殺されてしまいます。」
「しかし、世論調査では日本国民の8割以上は五輪中止を望んでいるという
データもありますし、なんとか電通の足を引っ張って独占されていた利益を
奪い取りたいという勢力も存在しています。」
「要するに、日本国民全体の潜在意識下に
コロナ蔓延下の状況で東京オリンピックを中止して欲しい。
しかし、(電通を恐れて)マスメディアは一切、中止については
取り上げない。
というフラストレーションがどんどん蓄積しているわけです。」
「こうして高まった巨大な不満のエネルギーがいずれは
電通の対抗勢力を通じて現実世界に噴出するのだろうな
と予測していました。」
「そこで最近、変化がありました。」
劇団 「変化ですか?」
CS 「これです↓」
劇団 「(東京五輪を中止すべき4つの理由)って
大きく書いてますね。」
CS 「遂に五輪中止を目指す勢力がマスコミに姿を
現してきたんです。」
「これと前後してこんなニュースも流れていました。」
↓
電通:本社ビルの売却検討、国内最大級3000億円規模の可能性も
2021年1月20日 15:13
電通グループは20日、東京都港区の本社ビルを売却する検討に
入ったことを明らかにした。
昨年8月から進める包括的な業務改善の一環だとしている。
CS 「(電通が東京オリンピック中止の損害補填を想定し始めた
のではないか?)という疑問が浮かんできます。」
「さらにこのニュースです。」
↓
劇団 「森元総理の女性蔑視発言ですね。」
「ボクもこの発言はどうかと思いますよ。」
CS 「いえ、重要なのは森喜朗が強硬な五輪推進派で
五輪委員会会長の役職にあり、さらに電通と
ズブズブの関係にあるということです。」
「日本中のマスコミが辞任を迫って攻撃していますが
要するに、
今まで皆無だった東京五輪中止の主張が
マスメディアに現れ始めたのと時を同じくして、
↓
東京五輪中止で予想される損害補填と考えられる
電通本社ビル3000億円売却のニュースが流れ、
↓
強硬な東京五輪推進派の森喜朗東京五輪委員会会長の
失言発言が各メディアで大々的に報じられ海外にも
拡散される。
といきなり電通に逆風が吹き始めたんです。」
劇団 「どういうことですか?」
CS 「TVや新聞などマスメディアで東京五輪中止を叫ぶと
電通を怒らせて森田実のように潰されて業界には
いられなくなってしまいます。」
「わたしから見ると、
五輪中止を叫びたくても電通が怖くて黙っていた勢力が
電通とズブズブの関係で強硬な五輪推進派の森喜朗を
攻撃することで、
間接的に電通を攻撃して五輪中止に世論を誘導しようと
している。
という状況です。」
劇団 「森喜朗を利用した電通への間接攻撃ってことですか。」
CS 「わたしはマスコミで伝えられている女性蔑視発言を
読んでみましたが、
この発言には続きがあって、
最後は、
(組織委員会の女性7人は)
話もシュッとして、的を得た、
そういう我々は非常に役立って
おりますが。
次は女性を選ぼうと、
そういうわけであります。
と結んでいて、女性蔑視が目的というよりは
組織委員会の女性7人を上げるために
引き合いに出したということです。」
劇団 「(落として上げる)ってやつですね。」
CS 「抹殺元年の今日このごろは(人種問題)(男女平等)に
関わる問題は一切触れないのが無難ですから、
後半の
(組織委員会の女性7人は)
話もシュッとして、的を得た、
そういう我々は非常に役立って
おりますが。
次は女性を選ぼうと、
そういうわけであります。
の部分だけ喋っていればよかったのですが、
83歳の森氏にそれを求めても無駄でしょう。」
劇団 「という事はハメられたわけですか?」
CS 「ハメられたというよりは、
(女性蔑視にあたる部分だけを
意図的に選んで拡散された。)
というのが妥当ではないでしょうか。」
劇団 「(ハメられた)のではなくて、(意図的に拡散された)とは
微妙ですね。」
CS 「例えば、↓のように意図的に各国の駐日大使館に
女性蔑視発言への抗議を拡散している勢力が
いるわけです。」
劇団 「えっ、これって意図的に拡散されたんですか?」
「普通にニュースを見ていると、
(世界各国の駐日大使館がリツイートして
大問題だ!)
となりますが。」
CS 「いえ、逆に大問題にしようとしている勢力が拡散して
いるわけで、これが大衆操作なんです。」
劇団 「その勢力は大衆をどう操作しようと
しているんですか?」
CS 「どこに誘導するかについても
既に拡散し始めています↓」
各国の大使館に見限られたら、
もはや開催は不可能、
中止しかあるまい。
各国大使が『抗議の男女平等ツイート』
を始めた・・・!
劇団 「いつの間にか森喜朗の女性蔑視発言問題が
五輪中止にすり替わっているんですね。」
CS 「こうして一連の情報を観察すると、
①五輪中止を意図する勢力が森喜朗の女性蔑視発言をリークして、
↓
②さらに駐日大使館に『講義の男女平等ツイート』を拡散し、
↓
③各国の大使館に見限られた東京オリンピックはもはや開催不可能、
中止しかあるまい。
という流れに誘導しようとしているんです。」
劇団 「こう見るとわかりやすいですね。」
CS 「結局、森喜朗は脇が甘かったんです。」
「ちょうどサンデー毎日で五輪中止の記事が出始めた
絶好のタイミングで余計な発言をして墓穴を掘ったんです。」
「これってオウンゴールで五輪中止派に点数を渡した
ようなものです。」
「今まで電通が怖くて五輪中止については何も言えなかった
連中も女性差別という大義名分がありますから、
今までのフラストレーションをぶつけるように
森喜朗東京五輪推進委員会会長を
徹底的に叩きまくっているわけです。」
劇団 「確かに芸能人やお笑い芸人まで叩いていますからね。」
CS 「これって森喜朗の女性蔑視発言を叩いているというよりは、
なんとかして東京五輪を中止に追い込みたいという
大衆心理の現れなんです。」
劇団 「確かに、ボクも女性蔑視発言は問題だと思いますが
なぜここまで大騒ぎになるのか不思議だったのですが、
東京五輪中止を叫びたいけれど、電通が怖くて
言えなかった人たちのフラストレーションが爆発
していると考えると腑に落ちました。」
CS 「さらにこの人々のフラストレーションが爆発している状況を
うまく利用して森喜朗を辞任させて一気に五輪中止の
方向に日本や世界の世論を持っていき、
電通も逆らえない状況を作り出そうとしている勢力が
確実にマスメディアにその姿を表し始めているわけです。」
劇団 「CSさんから見たら、女性蔑視発言問題も
こう見えるんですね。」
CS 「森喜朗を攻撃し始めた有名人を見ていると、
その顔ぶれが反原発運動、安保法制反対運動で
騒いでいた左派(親中・親韓)の面々とほとんど
かぶっているんです。」
CS 「(また同じ流れが来たな~。)って感じで、見ていて
面白いですよ。」
「恐らく電通が森喜朗を辞任させて言論統制を強めたら、
マスコミも有名人も所詮は自分の身がかわいいから
おとなしくなると予測しています。」
「個人的には、五輪は中止してなんとか『コロナの祭典』は
阻止して欲しいところですが。」
「ただ、五輪中止で最終的に日本国民が負担するであろう
莫大な損失額を考えると、無観客開催にして選手は
コロナ対策で一般人と接触しないように厳重管理する
くらいがちょうどいい落とし所のような気がします。」
「これからどうなるか楽しみなところです。」
※次回の記事更新日は2月20日になります。
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