(前回の関連記事は「容量」です。)
仕組み
劇団 「前回の記事は『容量』ということで、東京都在住40代男性受講者Uさん
(高藤聡一郎の元弟子だった方)からの質問↓に対して、
丹道を開いたのに、そのサポートが無くなったら一気に落ちていく
可能性があるというのは一度開いた丹道が閉じてしまう事なの
ですか?
壺の容量を例えにして説明したんですよね。」

CS 「ハイ、そうです。」
「意外だったのは、前回の記事を書いた後、ブログのコメント欄や
気功指導中に受講者の方から
水道管や壷にたとえての説明は凄く分かりやすかったです。
例えがすごく分かりやすかったです。
という感想を寄せられたことなんです。」
劇団「なんでそれが意外だったんですか?」
CS「わたしからすると前回の記事内容は基本用語の意味について
説明するようなもので、
今回の記事は当たり前なことを書きすぎたから、
読者の人も記事を読んでいて退屈に思うかもしれない。
と気にしていたくらいだったんです。」
CS 「でも振り返ってみると、今までコメント欄などで記事の反応が良かった時と
いうのは基本的な事柄をわかりやすく説明した時なんです。」
「自分でも気づかないうちに記事内容がマニアックになっていたのかも
しれませんね。」
劇団「ボクは十分そう思ってましたけどね(笑)」
CS「この本↓のように簡単な図解入りで説明するのがいいのでしょうか。」


劇団「 その考えに一票入れます。」
CS「わたし自身は何か興味のあることについて学習する時は、
まず基本的な仕組みについて書かれている入門書を買って
分からないところが完全になくなるまで何度も読み直します。」
「その時は自分でノートに図を書いたりして、イメージやキーワードから
基本概念の仕組みが一瞬で出てくる まで繰り返します。」
「最近はIpad Proのノートアプリを利用していますが、ApplePenciは
かなり使えますね。」
「ApplePenciが画面にコツコツ当たる感触を嫌う人いるようですが、
ペーパー質感の液晶フィルムを貼るとかなり改善します。」
「↓はNeboの動画です。」
劇団「ボクのイメージだと、CSさんは波動を利用していきなり高度な内容の本を
パラパラ読んでるようなイメージがありましたが。」
CS「本を読み始める前に、手に取って本の波動情報を吸収すると読みやすさや
記憶の定着度は改善しますが、実際の記憶力や理解力は生まれつきの
個人差が大きいと思います。」
「例えば、脳科学者の中野信子さんはIQ 148で(東大生の平均 IQ が120)、
学生時代から教科書を一度読むだけで内容を全て理解して記憶する
ことができたそうです。」

(最近この人やばくなっている気がするのはなぜだろう?)

CS「こういう人↑は教科書を一回読んで後は高度な問題集を解き続けて
模試を受けていれば自然と東大に入れるのでしょうね。」
「でも、そんな人間はまれのまれです。」
「わたしの場合は波動レベルで本の情報を吸収しながらも
ひたすら基礎を固めます。」
劇団「じっくり時間をかけていくんですね。」
CS「例えば、わたしは昔から英語が好きで毎日少しずつ学習しているのですが、
よく聞く英会話の学習法で、
文法は中学レベルで十分だから最低限の知識だけ覚えて、
後は海外留学してひたすら現地のネイティブと会話していれば
最短で話せるようになる。
というメソッドがあります。」

CS「しかし、わたしの場合はじっくり基礎固めしました。」
劇団「と言いますと?」
CS「英文法を体系的に整理しながら例文を1つ1つ暗記していくことで、
英文法の意味を意識しながら日本語の例文を見て瞬時に英訳
できるようにしたわけです。」
疑問文
↓
疑問節(8W1H疑問文を名詞節にしたもの)
↓
名詞節が前置詞の後ろの名詞であるパターン
↓
例文) 昼に何を食べるのかよく分からない。
↓
I'm not sure about what I'm going to have for lunch.
劇団「でも、英文法ってこうやって勉強するものなんじゃないですか?」
CS「ただ、わたしの場合はパターン分類に集中する傾向があり
必ず自分で表を作ります。」
「特に関係詞のパターン分類には注力しました。」
劇団「関係詞ですか?」
CS「関係詞は他の文法に比べてもパターンが多彩なんです。」
「例えば↓のパターンについてですが。」
『目的語の名詞に関係詞節が続く場合』
↓
第五文型(SVOC)の目的語に関係詞節が続くパターン
↓
さらに関係詞節の中にC(補語)が入ったパターン
↓
(例文)
The period (between twenty and thirty years of age) is the most
crucial of all learning periods,
If you do not get the required study (you need for your future work)
accomplished during those years,
you will more than likely not get it done at all.
(訳)
20歳から30歳までの時期は、全ての学習時期の中で
最も重要な時期である。
この時期の間に将来の作業のために必要な学習をし終えて
おかないと、
まず全くそれをし終えることは不可能である。
CS「↑の例文では 『the required study』が先行詞(O)であり、
それを関係詞節を挟んで『accomplished』が補語(C)として
受けているわけですが、
関係詞はこのように文の構造を正しく理解しないと意味を
取り違えてしまうところが暗号のようで面白く感じます。」
「また、発音記号を確かめながら発音を正しく行う事にも
留意しています。」
劇団 「どうして発音なんですか?」
CS 「洋画や海外ドラマでネイティブの会話を聴いていて、
この会話はどの単語を使ってどういう意味なのかを
推測するには発音が重要です。」
「また、辞書に載っている単語の正しい発音を憶えても
実際にアメリカでは地域や人種によって全く違う言葉に
聴こえることがあります。」
「そのパターンを聴き分けるのがまた楽しいわけです。」
劇団「そうか!CSさんは基本となる仕組みとパターンを憶えた上で、
暗号のように解読していく作業が好きなんですね。」
CS 「ですから、最近は語源についても調べるようにしているんです。」
劇団 「こうして掘り下げていくわけですか。」
CS 「ただし興味のある事だけです。」
「興味の無い事は全くやる気が出ないのですが、生活に必要な
最低限の知識は身につけるように義務付けています。」
劇団 「その姿勢が気功指導にも反映されていると言いたいんですね。」
CS 「基本の仕組みはしっかり理解するように心がけているので、
わたしの気功指導を一定期間受けた人はわかると思いますが、
受講者の質問に対してわかりやすく論理的な説明は出来るんです。」
「そうして基本的な仕組みを説明したうえで、波動プログラミングで
半強制的に気脈を開いて波動感覚を開いていくのが、わたしの
スタイルとなります。」
劇団 「それが前回の壺の例えの説明にもつながっていると。」
CS 「気功の世界には色々な人がいて、伝統的な仙道署や高藤本といった
先人が書き遺した教えを金科玉条のようなひたすら実践している
原理主義者がいます。」
「その一方で気の感覚や波動を感知する能力が皆無の左脳人間で
ありながら、脳科学・催眠・神経言語プログラミングといった理屈を
組み合わせて、
気の存在を否定しながら高藤仙道を解説するという分裂した独自の
気功体系(?)を編み出した人物もいます。」
「このように気功の世界には右から左までいろいろな人がいるわけです。」
劇団「極右と極左みたいなものですね。」
CS「それはその人達の趣味ですから勝手にやっていだたきたいのですが、
わたし自身の指導体系に関しては、自分と受講者が実際に体験した
波動感覚と 実生活に起きた現象(=神秘体験)から導き出した
理論をベースにしています。」
劇団 「右や左といった主義はどうでもよくて、CSさんはあくまで現実重視の
リアリストということでしょうか。」
CS 「そこが利点なのですが、弱点もあります。」
劇団「弱点って何ですか?」
CS「それは、
自分が興味を持ったことしかやらない。
というわたしの性格です。」
「ですから、冒頭に書いたように記事の内容が基本知識の説明よりも、
その時々で興味がある事のみに偏ってしまうんです。」
劇団 「けーう祭りですか(笑)」
CS「そういうディープな方向に自然と話が流れてしまうんです。」
「英語学習に例えれば、不定詞や分詞といった基本事項について
わかりやすく説明していればいいのでしょうが、
WORK(仕事)の語源は印欧語の『WER(ヴァ)』で(身体を捻じ曲げる動作)
という本来の意味から、(身体を捻じ曲げて働く)と変化したのだが、
『WER(ヴァ)』はWORD(言葉)の語源でもあり、
おそらく(ヴァ)と発音する時に唇を捻じ曲げる動作が起源ではないか?
と語源に関する書籍では解説されている。
しかし、わたし(CS)が印欧語の『WER(ヴァ)』の波動情報にシンクロすると、
自然と顔が空を仰ぎ見る姿勢で口を動かして何かを上に伝えているような動作
を始めてしまう。
ということは、『WER(ヴァ)』の本来の意味は
〈天を仰ぎ見ながら口を動かして神へと言葉を伝える行為。〉
であり、
それが『WORD(神への言葉)』となり、さらに『WORK(仕事)』へと
派生したのではないか?
と波動感覚から推察してみました・・・・。
などという話をついついしてしまうわけです。」
劇団 「確かに基本事項からは完全に逸脱していますね。(苦笑)」
「でも、それだけ掘り下げて勉強しているなら、CSさんはネイティブとは
普段からペラペラ会話しているんですね。」
CS 「いえ、外人と会話する機会は全くないですから話せないでしょう。(あっさり)」
劇団「エエーッ!!」
CS 「英文法は英文読解には役立ちますが、新聞や書籍の英語と英会話は
全くの別物ですから、いくら英文法の例文を憶えてもネイティブと
会話は出来ません。」
劇団「じゃあ、英会話の勉強はしていないんですか?」
CS「毎日、少しずつチャンク(英会話用の短文)を暗記したり、海外ドラマを
英字字幕で観たりしているのである程度の意味は分かります。」
「ただ、それだけでは話せるようになりませんね。」
劇団「どうしたら話せるようになると思いますか?」
CS「海外移住して同時通訳できる人間を雇ってべったりくっついてもらいながら
買い物や仕事、知人との会話など実生活で使う会話文を訳してもらって、
それを録音して全て暗記するしかないですね。」
劇団「海外チームに移籍した有名サッカー選手が個人通訳をつける
ようなものですね。」
CS「結局、その人が海外でどのような地域に住んで、どんな仕事や人間関係を
築いていく事が目的であるかによって英会話のニュアンスは違ってくる
わけです。」
「その点を無視して、いくら英会話学校に通ったり、Skypeで知り合った
外国人と話してもあまり役には立たないでしょう。」
劇団「確かに日本語でも仕事やプライベート、世代、地域によって
使われる言葉や話し方は変わりますからね。」
CS「そこがわからずに場違いな会話をして恥をかいたり、ビジネスで失敗しながら
皆さん英会話を身につけていくのでしょうが、失敗の過程を省略して
最短最速で身につけたいなら同時通訳を利用するしかないでしょう。」
「まぁ、わたしの場合は英語の仕組みを理解する楽しみと情報収集が目的と
割り切っていますから、現時点でコミュニケーション手段としての英会話学習
に力を入れる必要は無いと判断しています。」
「最近では自動翻訳機の機能もどんどん向上していますから、
旅行程度なら英会話を身につける必要は無いのかもしれません。」
劇団「今までの話を聞いていると、CSさんはどんどんディープな方向に
行ってしまう傾向があるんですね。」
CS 「ですから、(気功指導でも基本事項の説明は重要なのだな。)
と今回は反省しました。」
劇団 「受講者Nさんの話をするって言いながら、今回も違う話になってしまったし
確かに反省が必要ですね・・・。(苦笑)」
「次回こそは受講者Nさんの話をするんですよね!?」
CS 「メイビー(Maybe)・・・・。]
劇団 「まさか、英語にからめて今さらこのネタを持ってくるとは・・・。(絶句)」
※次回の記事更新日は11月1日になります。
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