(前回の関連記事は「誤算」です。)
容量
劇団 「前回の記事は『誤算』ということでCSさんが遠隔気功指導を
開始した直後に、
波動プログラミングを利用して受講を始めたばかりの受講者の
クンダリニーを強制的に覚醒させてエネルギーレベルを上げる
ことにより数ヶ月程度の受講期間で丹道周天を開く。
そして、丹道周天を開いた後にじっくり時間を掛けながら
受講者の気の感覚・コントロール能力を強化しながら、
波動を錬成する。
いう指導法を採用したところ、数ヶ月で丹道を開いた受講者の
ほとんどが(もう、丹道周天は開いたから受講する必要ないな。)
と来なくなってしまったんです。
という誤算をしてしまった体験について説明したんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「前回の記事を更新した後に、東京都在住40代男性受講者Uさん
(高藤聡一郎の元弟子だった方)が、やたらとこの内容について
色々質問してきたんです。」
「そこで、もしかしたらブログ記事を読んだ方々も同じような
疑問を抱いて抱いているのではないかと思い、この文章を
差し込んだわけです。」
劇団「(差し込んだ)とはどういう事ですか?」
CS「わたしはアメブロ記事を予約で数本入れているのですが、
たまにコメントの反応を見ながら間に文章を加えたり、
違う記事を差し込むことがあります。」
「今回は前回の続きで受講者Nさんについて記事を公開する
予定だったのですが・・・。」
劇団「色々と考えてるんですね。」
CS「ブログ記事は書き下ろしで出版される書籍と違って、
コメント等で読者の反応を見ながら内容を変えたり
出来るのが利点だと思いますので、たまに予約で
入れている記事を差し替えたりします。」
「このブログを読んでいるという事は貴重な人生の時間を
数分はこの記事に費やしている事になりますから、
そこは一定の配慮をした方がいいと考えるわけです。」
劇団「それで、受講者Uさんの質問はどんな内容だったんですか?」
CS「彼は、仙道研究家 高藤聡一郎の弟子を辞めた後の期間を含めれば
20年近く仙道を行っていますから、テクニカルな面についていくつか
疑問があるようでした。」
「そこで↓の内容について色々訊いてきました。」
丹道を開いたのにそのサポートがいきなり無くなったら、
たまたま急激型クンダリニーが上昇してその後、気脈や
エネルギーの調整、霊的問題への対処を全く行わなかった
修行者のように一気に落ちていく可能性があります。
まぁ、問題が起きても本人は自覚できないケースも
けっこう多いですからね。
劇団「確かに上記の文章を読んでも、具体的な内容が掴めませんね。」
CS「というのは、本来のテーマであるNさんの話に早く移りたかったためと
あまり詳しく書くと、数ヶ月で丹道を開いてすぐに辞めていった元受講者が
この記事を読んで不安になり問い合わせしてきたら面倒だと思ったからです。」
「しかし、考えてみればNさんの話については特別急ぐ必要もないわけで、
そもそも受講を辞めた人間はわたしの記事は読まないでしょうし
万一、読んで不安になっても、わたしの性格をよく知っていて、
勝手に辞めた人間が問い合わせしても無視されるだけだとわかって
いるでしょうから、 ある程度は内容を具体的に書いても問題ないと
判断しました。」
劇団「了解です。」
CS「受講者Uさんが訊いてきたのは、
丹道を開いたのに、そのサポートが無くなったら一気に落ちていく
可能性があるというのは一度開いた丹道が閉じてしまう事なのですか?
という質問でした。」
劇団「確かにそれはボクも気になりました。」
「これは丹道についての話ではないですが、
〈伝授を受けてチャクラを開いて、そのまま何もしないしないでいたら
チャクラが閉じることはあるのか?〉
という質問はたまにネットで見かけたりします。」
CS「基本的に一度開いた気脈はチャクラが閉じるということはありません。」
「自転車に乗れない子供が一度乗れるようになったら、そのまま乗らずに
大人になってからでも乗れますし、一度泳げるようになればブランクが
あっても泳げますよね。」
「ただ大人になってから自転車に乗ったり泳いだりしても、子供の時のように
うまくいきません。」
「正確に言えば、
(気脈やチャクラが閉じる) (能力が無くなる)
というよりは、
(詰まる) (錆び付く)
と表現するのが相応でしょう。」
劇団「微妙に違いますね。」
CS「気脈やチャクラ、伝授で開いた能力は自転車や水泳のように身体が覚えた時に
そのまま正しいトレーニングを続けていけばどんどん磨かれていきますが、
ずっとトレーニングをサボっていたら錆び付いて詰まってしまうわけです。」
「例えば、イチローは今年の4月から試合出場を中止しました。」
「一応、特別アドバイザーとして引退はしていないというスタンスを取っていますが、
45歳という年齢で残りのシーズンを出場しないということはメジャーリーガー
としての能力は完全に錆び付いてしまいますから事実上の引退ですよね。」
劇団「今の話を聞くと、丹道周天も開いたまま何もしないでいたら錆び付いてしまうと
いうことでしょうか。」
CS「この場合は(錆び付く)というよりは(丹道ルートが詰まる)という方が
近いと思います。」
劇団「それで何が詰まるんですか?」
CS「詰まる内容は人によってケースバイケースです。」
「丹道ルートを開いたままメンテナンスしないでおくというのは、
ビルに誰も住まずに廃墟になって、水道管に水を流さないで
そのまま何年も放置しておいたようなものです。」
CS「その詰まった水道管から浮いてきた錆とか土埃とか、
ねずみの死骸なんかも入っているかもしれないですし
それは環境次第です。」
劇団「(丹道ルートが詰まる)と一口で言っても原因はたくさんある
ということなんですね。」
CS「例えば、サラリーマンが勤めている会社のノルマがきつく残業が多いなど
ストレスが溜まりやすい職場だった場合は、
周囲の同僚が不満や怒りといったマイナスの思念を強く発していますから、
その影響で気脈(丹道)やチャクラが詰まりやすくなります。」
「以前、セラピストをしている女性受講者がいて、その方はウツ病のクライアントと
接する機会が多かったのですが、わたしが波動を読むと前頭葉とハートチャクラが
鉛のように重くなっていて詰まりを取るのに時間をかけた事を憶えています。」
「以上のケースは前回説明した〈精・気・神〉の分類で言いますと、
〈精〉=精力、体力に相当する肉体的パワー
〈気〉=感情、思念波に当たる精神的パワー
〈神〉=霊的に高い波動(霊的存在、本人の超意識・先天の気)
のうちの〈気〉=感情、思念波に当たる精神的パワーで気脈が詰まる
パターンになります。」
「たまに(人の思念波に敏感で日常生活に困っている。)という方からメールや
コメントをいただくことがあるのですか、このタイプの人が丹道などの気脈を
開いた場合はその分、多くの思念波を取り込むことになります。」
劇団「なるほど、その人が置かれている環境や体質によって気脈が
詰まる原因も違ってくるわけですね。」
CS「丹道ルートを開いて気を回し続けていると自然とルート上にある
チャクラも開いてきます。」
「チャクラが開くということは外部から取り込むエネルギー量も一気に
増えるわけです。」
劇団「それはチャクラがエネルギーを取り込むってことでしょうか。」
CS「この場合、エネルギーを水、気脈を壺に例えると、
チャクラは壺の口となります。」
「例えば、雨水を保存するために壺を家の外に置いておいたとします。」
「壺の口(チャクラ)が開いているほど一気に多くの水(エネルギー)を外から
取り込むことができますし、壺の容量(気脈が開いている度合い)が大きければ
大きいほどたくさんの量の水(エネルギー)を貯めておくことができます。」
CS 「逆に、壺の口(チャクラ)が狭くて壺の容量(気脈)が少なければ
水(エネルギー)を溜め込むことはできないわけです。」
劇団「じゃあ、壺の口(チャクラ)と壺の容量(気脈)は開いていて、
大きければ大きいほどいいんですね。」
CS「単純にそうは言えません。」
「例えば、たまたま毒性の強い酸性雨が降ったとしたら、
大きい壺は毒水を多く溜め込んでしまうわけですが、
小さい壺は毒水も溜まりづらい。」
「結果、大きい壺の持ち主が毒水をたくさん飲んで死んでしまって、
一方、小さい壺の持ち主はちびちび少量の毒水だけ飲んで
助かるのかもしれません。」
「チャクラや気脈を開いたせいで、かえっておかしくなって潰れた人たちは
壺の中の水がいつの間にか毒水になっていたんです。」
「このように常に危機意識を持ってメンテナンスを続けていかなければ
いけないのに、なぜかスピリチュアル系には
僕は愛が溢れた人間でいつも感謝していますから
マイナスの影響は受けません。
善行を積んでカルマを減らせば悪いことは起きない。
潜在意識にプラスのメッセージを埋め込んでいますから
マイナスな事は一切考えません。
といった危機意識の欠如した方々が多いのですが、
まぁ、それは本人の主義ですからわたしにとっては
どうでもいい事ですよね。」
劇団「以前、CSさんが記事で書いていた
(クンダリニー上昇が起きたままに何もしないでおくとマズイ)
というのも同じような事でしょうか。」
CS「一口にクンダリニー上昇といってもピンキリの世界なのですが、
クンダリニーのエネルギー値が強力で一気に上昇して
頭頂チャクラ(百会)が開いた場合、外部から様々なエネルギーを
取り込むことができるようになります。」
「また急激なエネルギー上昇によって督脈(背骨の上を走る経絡)、
任脈(身体の前面を走る経絡)、中脈(身体の中心を走る経絡)、
場合によっては丹道(脊髄内部)などいずれかの気脈が開いて
壺の容量が一気に増大するわけです。」
「その結果、天の気、宇宙のエネルギー、高級神霊のエネルギーを
頭頂チャクラから取り込んでそれを開いた気脈を通して病人に流せば
ヒーリングを行うことも可能になります。」
「ただ、逆に末期癌や難病の患者をヒーリングして相手のマイナスが
深い部分に大量に入ってしまう可能性も高くなります。」
劇団「そうなる可能性は高いんですか?」
CS「気功治療やヒーリングに頼る病気の方々は、医療機関や通常の代替療法で
効果が出ないと判断された方がほとんどですから、藁(わら)をも掴む思いで
頼ってくるわけです。」
「当然、普通の日常生活では送られないような強力な思念波が来ます。」
「人気のあるヒーラーや治療家なら、何十人、場合によっては何百人も
クライアントを抱えていますから、わたしが波動を読むとエライことに
なっています。」
「そういうヒーラーや治療家がクンダリニー上昇や伝授等でさらに
チャクラや気脈を開いたら、壺の口が大きくなって容量も増えた分、
よっぽどうまくメンテナンスしないと大変な事になります。」
劇団「それは大変でしょうね。」
CS「以下は個人的な感覚と経験による数値化ですが、
普通の人が他人のマイナスを受け入れる容量 → 10とした場合
一般的な小周天(皮膚レベル)で受け入れる容量 → 20
伝授でチャクラを無理やり開いた人 → 50
深部小周天(脳内レベル)を開いた人 → 100
丹道周天ルートが開いた人 → 300
かなり強力なクンダリニー上昇があった直後 → 300~1000
※その後、急激にエネルギーが低下して詰まり始める
丹道周天+強力なクンダリニー上昇を何度も経験 →500~数千レベル
※小まめなメンテナンスが必要不可欠。
といったところでしょうか。」
劇団「CSさんの見立てでは、深部周天からいきなり容量がアップするんですね。」
CS「真面目に深部小周天に励んでいれば、定期的にエネルギーが脳と
ルート上のチャクラを循環し続けますから、一気に容量が増える
わけです。」
「ただ、容量が増えたという事は、増えた分がそのままマイナスを
溜め込み可能な容量にもなってしまいます。」
劇団「そう考えると(丹道周天+強力なクンダリニー上昇を何度も経験)した人は、
500~数千レベルのマイナスをしょい込む可能性があるわけですね。」
CS「ですから、自分の器(容量)を把握して目的を設定することは
非常に重要なんです。」
劇団「うーん。」
CS「でも、わたしはいつも思うのですが、伝授や周天法、クンダリニー上昇などで
容量を上げて他人のマイナスを引き受けて苦しむのってロマンチックですよね。」
劇団「ロマンチックですか!?」
CS「だって、他人のマイナスで苦しむってことは、
他人と苦しみを分かち合っている
↓
他人の苦しみを自分のものとして引き受けている
↓
自己犠牲の精神
ということじゃないですか?」
「昔、霊能力に目覚めてからたくさんの難病患者をヒーリングして
マイナスを引き受けてご自身もガンで亡くなった方がいましたが、
(他人の苦しみを引き受けて、自分の信念を貫いて死んでいった
ロマンチックな人だな。)
と思いました。」
「他人のために自己を犠牲にして死んでいくのって
ロマンチックですよね。」
「わたし自身はプラスとマイナスの両方を強める役目なので
そういう死に方は出来ない未来が見えるのですが、個人的には
「次回はこの続きと受講者Nさんのエピソードを紹介します。」
※次回の記事更新日は10月20日になります。
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