(前回の関連記事は「筋がいいタイプ 悪いタイプ
」 です)
邪気の防護服
前回の記事では、
①気感には人それぞれ個人差がある。
②気の感覚に敏感だからといって、その人の波動の性質が
いいとは限らない。
という事について説明しました。
特に、
②気の感覚に敏感だからといって、その人の波動の性質が
いいとは限らない。
について私見では、どちらかというと気や波動に敏感な人ほど
波動(エネルギー)の性質が落ちているケースが多いです。
わたしは病院に勤務していた時に、同じリハビリ室にいた同僚の鍼灸師の
波動を観察することでよく理解できました。
気に敏感な鍼灸師ほどエネルギーが低下している傾向が
増大します。
というより、正直な話 「波動が高い鍼灸師」って今まで
見たことが無いです。
鍼灸師はみんな多かれ少なかれ邪気にやられています。
これは、わたし自身が病院に勤務していた時に患者に接していて
さんざん邪気に苦しまされた経験があったため断言できます。
今回はこの点について説明したいと思います。
世の中には生まれつき気の感覚が鋭敏な人がいます。
そういう人は、邪気(マイナスのエネルギー)にも敏感なため
苦労が多い人生を歩みます。
以下は、わたしの指導を受けている大学生の男性受講者の
体験です。
彼を指導した時に波動を読んだところ、頭頂に何かが乗っかっていて、
全身が重だるく、手足が冷たい、エネルギーが低下している感覚が
伝わってきました。
そこで原因に意識を向けると、頭頂に彼の頭の数倍の大きさの
黒い靄のようなエネルギーがとりついていて、彼の頭の中に
入ろうとしているイメージが浮かんできました。
わたしが
「えっ、これどうしたの?すごいマイナスついてるよ。」
「手足も冷たいし、めちゃくちゃ調子悪いじゃない。」
「これは頭にマイナスの霊体がとりついて、○○さんの
意識を乗っ取ろうとしてるんだよ。」
「何かスピリチュアル系のサイトでも見たのかい?」
と聞くと、
「いえ、最近は大学で新しい研究が始まって忙しかったので、
サイトは見ていません。」
「でも、その頃から急に調子が悪くなりました。」
と答えます。
その話を聞いた途端に、頭頂のマイナスの感覚が強くなりました。
そこでわたしが、
「それは大学の研究が原因なんだよ。」
と、彼にいろいろ質問しながら詳しく波動を読んでみると、
同じ研究グループに配属された女性が原因とわかりました。
彼女は強力なマイナスの霊体にとりつかれていて、その邪気が
男性受講者に流れ込んでいたために不調になっていたわけです。
この場合、マイナスは彼だけではなく、彼女の周囲にいる人達
全員に送られています。
しかし、男性受講者は以前クンダリ二ーが上昇した体験があり、
頭頂のチャクラが開いています。
そのために、マイナスエネルギーが体内に流入する割合が
普通一般人より多くなっていたわけです。
(今回のテーマから外れるので割愛しますが、他にもマイナスに
とりつかれやすくなる理由があります。)
この場合、彼女から発せられている邪気の量を(50)と仮定して、
普通一般人:チャクラの開き度合(10)⇒ 体内に入る量(10)
男性受講者:チャクラの開き度合(50)⇒ 体内に入る量(50)
となります。
普通一般人は(10)の邪気が入っても、気の感覚自体が鈍いので
調子が悪くなる感覚はありません。
(感覚はなくても確実にエネルギー自体は削られていきます。)
しかし、男性受講者の場合は頭頂のチャクラが開いているために、
流入する邪気量が(50)と多い上に、気の感覚が敏感なため、
邪気が入ると不快感も増大します。
彼も、
「大学の構内に入っただけで頭が重くなって思考が働かなくなり、
おまけに胸が苦しくなって何も手につかなくなります。」
とこぼしていました。
それでも彼はクンダリ二ー上昇により常人の数倍はエネルギー値が
上がっていますし、気の感覚も開いていて、さらに周天法を通して
エネルギーを操る能力を得ています。
そのため、わたしが彼の能力に合った対抗策を教えて、それを
実践することにより危機を脱することが出来ました。
以上のように、わたしから見ると、
①エネルギーを感知する能力
②エネルギーを操作する能力
③気脈・チャクラ・クンダリニーの覚醒
は三位一体でバランスをとりながら徐々に開いていくべきものです。
大学生の彼の場合は、この3つが同時に開いていたために
致命的なダメージは受けずに済みました。
そう考えると、生まれつき霊感があって気の感覚だけが
開いているタイプはマズイです。
そういう人は普通一般人よりも特定のチャクラが開いていたり
するのですが、エネルギー値は一般人並み(というより逆に
病弱な人が多い)でマイナスの影響は人一倍受けます。
わたし自身の経験でも、霊能体質者は他人の波動やオカルト的な
マイナスの影響を受けやすいため、病弱な人や精神的に不安定な
人が多かったです。
その他にも、これはヒーラーに多いのですが、伝授・アーチュメントを
受けて無理やりチャクラを開いて気感や霊能を得る人もいます。
こういう人たちもエネルギー値自体は一般人と大して変わらなかったり
するので、エネルギーのバランスを崩して霊能体質者と同じパターンに
なる例が多いです。
わたしが、気脈を開いたり、クンダリ二ーを活性化してエネルギー値を
上げることを重要視するのはこういった理由があるためです。
ただ、前回の記事でも書きましたが、気脈を開いたり、クンダリ二ーを
確実に活性化するのは独力では難しいし、相性のいい優れた指導者と
巡り合うのも確率的には非常に低い。
仮に優れた指導者の元で神秘行を行っているからといって、世の中、
絶対に安全ということはありません。
そう考えると、波動の世界に足を踏み入れる際には、ある程度の
覚悟が必要とされるわけです。
こうして生まれつきの霊能タイプ、後天的に伝授で感覚を開いたタイプなど、
邪気の影響を受けやすいケースについて説明しましたが、ここに例外が
あります。
それが鍼灸師です。
なぜ例外かといいますと、鍼灸師は特別、霊能体質の人がなるものでは
ありませんし、鍼灸の資格を取るために霊能アーチュメントを受けたりも
しません。
しかし、ある行為をします。
それは「病人の体に鍼を打つ行為」です。
これがめちゃくちゃ邪気を受けます。
邪気を受けやすいタイプであろうがなかろうが、病人に鍼を打つと
確実にやられます。
わたしの指導を受けている人の中にはマッサージ師や整体師がいます。
わたしが彼らの波動を読むと、患者の邪気とつながったせいで
マイナスの影響を受けて波動が低下していることがよくあります。
しかし、それも鍼灸師に比べたら全く問題にならないレベルです。
例えば、ここに腰痛の患者がいるとします。
その患者の腰痛のもとになっている筋肉の硬結の部位は
体表から3センチの部位にあります。
ということは、地震の震源地と同じように、腰痛によって発せられている
邪気の発信源は体表から3センチの深さの場所にあることになります。
そして、マッサージ師や整体師は発信源から3センチ離れた部位に手を
当てて、筋肉を揉んだり、患者の体を動かしたりして治療します。
これってわたしから見ると、
3センチの筋肉が防護服のように、治療家を邪気の発信源から
守っている
となります。
実は筋肉って邪気の防護服だったんですね。
ですから、腰痛の発信源の邪気のマイナス度を(100)とすると、
(30)くらいしか影響を受けなかったりします。
これが鍼灸師の場合はどうなるか?
ある程度の技量を持った鍼灸師は患者の腰に鍼を打って、
鍼先で硬結部位を貫きます。
鍼を通して邪気の震源にダイレクトに繋がるわけです。
ここで腰痛の発信源の邪気のマイナス度を(100)とすると、
(100)の全ての邪気と鍼を通して一つになります。
その結果、100%の邪気が鍼灸師に流れ込んでくるわけです。
要するに、患者の邪気を100とすると、
マッサージ師・整体師⇒筋肉が70カット⇒30の邪気を受ける。
鍼灸師⇒鍼を通して100の邪気に繋がる⇒100の邪気を受ける。
となります。
上記のケースにも例外があります。
例えば、経絡治療専門の鍼灸師には、腰痛の患者がいた場合も
患部である腰には直接鍼を打たず、手足などの経穴に刺鍼して
気脈のエネルギーを調整して治療するタイプがいます。
ただ、この治療で効果を出すにはミリ単位で正確に経穴に鍼を
打つ必要があります。
また、気脈に直につながるため、ある意味筋肉の硬結に繋がるよりも
ダイレクトに邪気の影響を受けたりします。
この患者の邪気と繋がった時に伝わる感覚を鍼灸では「得気(とっき)」と
呼びます。
以下は「得気(とっき)」について解説した文章の抜粋です。
「素問」「霊枢」(中国最古の医学書、鍼灸の原典とされている)には、
随所に「気至る」という言葉が登場する。
そして、気が至らなければ、刺鍼の効果はないとしている。
すなわち、瀉法では、「得気」を用い、補法においては、「気至る」を
用いているのである。
ここで言う「瀉法」とは病人の邪気を体内から抜き去る治療法を
指します。
瀉法:「・・・以得気為故・・・」
瀉法における「得気」とは、気を「とらえる」ということであり、鍼先に
邪気をとらえて、そのまま邪気をからめとるような感じで、鍼を抜き、
邪気を体外へと泄らすのである。
「得る」のは誰か。術者である。
それが出来ることによって初めて、現在刺している鍼が効いているのか、
いないのかを確実に判断できるのである。
熟練してくれば、「気至る」ように刺鍼することが出来るようになるし、
「気が至った」瞬間もわかるようになるものである。
要するに、
的確に患者の邪気の部位を探し当て、そこに正確に鍼を刺し邪気を
100%抜き去ることができる。
そして、邪気を抜き去っているかどうかをはっきり感覚できるのが
優秀な鍼灸師だ。
と述べているわけです。
ということは、優秀な鍼灸師であればあるほど、患者の邪気を100%
全て吸収するという事です。
これが鍼灸師が抱える最大のジレンマになります。
(もし、鍼灸師の方が今回の記事内容について質問してきても、
個別のメールに詳しく回答する時間がないため対応できません
のでご了承下さい。)
※次回の記事更新日は2月10日になります。

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