運命の相手 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

前回の関連記事は「波動版 一休さん 」 です)

 運命の相手

前回の記事では、

波動を読めばその人のことはわかるのですが、それ以前に
見るだけでわかるというケースが非常に多いです。

2ヶ月ほど前の事でしょうか。

わたしがよく通うカフェで本を読んでいると、隣のテーブルで
20代半ばくらいの私服の男性4人が熱心に話しているのを
見かけました。

その時はあまり気にも留めなかったのですが、何度か同じ位置で
出くわすことがあり、自然と彼らの状況が把握できました。

彼らは4人とも現在、定職についていなくて、共同でIT系の
ビジネスを立ち上げようとしているようでした。

そして、その状況を理解した瞬間に、

「あぁ、これは絶対にうまくいかないな。」

とわかりました。


というわたしの体験について説明しました。

そして、彼らがうまく行かないと感じた理由として、

・言葉とは裏腹に落ち着きが無く腰が引けた動作。

・会話に加わる事にストレスを感じている貧乏ゆすり。

・靴や服装、身につけているものへの配慮の無さから生じる
 だらしなさ。

・声のトーンや表情から感じる空虚感。

などを挙げました。

自分の大まかな印象としては上記の通りだったのですが、
前回の記事を振り返りながら当時の心理状態を子細に辿って
みると少し違う気がします。

正確に言うと


〈観察した結果から理論的に答えを出した。〉


というよりも

第一印象で

「この人たちはうまくいかないな。」

と評価を下した気がします。

これをさらに細かく分けると、

最初に彼らが視界に入った瞬間に

「この人たちからは力(パワー)を感じないな。」

という印象を得ました。

具体的には、

①「この人たちからは力(パワー)を感じないな。」
   ↓

②「彼らに1つのことをやり遂げる力はない。」
   ↓

③「何か困難にぶつかればすぐダメになるだろう。」

という連想が自動的に働きました。


さらに隣に座ると会話内容が聞こえてきて、

彼らがIT系のビジネスを立ち上げようとしている。

という客観的な情報が得られました。

すると、わたしの中に

「彼らのビジネスはうまく行くのだろうか?」

という「問い」が反射的に浮かびます。

人間には、質問されると自動的に答えを出そうとする
習性があります。

そこで答えを出すために、自分自身の意識に中にある

①「この人たちからは力(パワー)を感じないな。」
   ↓

②「彼らに1つのことをやり遂げる力はない。」
   ↓

③「何か困難にぶつかればすぐダメになるだろう。」

という第一印象から取得した情報をもとに、

「この人たち(のビジネス)はうまくいかないな。」

という答えが導き出されたわけです。

以上の、「問い」と「答え」に要した時間はほんの一瞬です。

これが直感と呼ばれる意識の働きなのでしょう。

しかし、同時にわたしの理性は、自分の第一印象による
直感だけで答えを出すことに抵抗を感じています。

理性の部分が、自分自身を納得させられるだけの客観的な
根拠を得ようとするわけです。

客観的な根拠を探すためには情報が必要です。

わたしが本を読むのに疲れて何となく視線を外すと
彼らの方に目が行きます。

すると、1人が落ち着きなく動いているのが目に入る。

次に、追加の注文をしようとウェイトレスを目で探すと、

彼らのカバンがだらしなく口が開いたままになって

いるのに注意が行く。

バッグからスマホを取り出そうと視線が下に行くと、

彼らの靴が汚れていて、1人が貧乏ゆすりを

している状態が視界に飛び込んでくる。

こうして答えの根拠となる情報が得られました。

ここで注意しなくてはならない点は、わたしは意図して彼らを

見ようとしたわけではないという事です。


無意識に自然と目に入ってきた感じです。

正確に言うなら、無意識の部分がわたしが彼らから情報を得るように、

わたしの目の動きをコントロールしたわけです。


このように、無意識レベルの思考プロセスが一瞬で生じて、
現実の行動に影響を与えることが日常で多々あります。

「何気なく見ていたTVの番組」

「車を運転している時に目に入った風景」

「カフェでたまたま視界に入った他の客たち」

「朝起きてうっすらと思いだしたけど、すぐに
 忘れてしまった夢の内容」

こういった日常意識には出てこないような情報をもとに、
無意識では瞬間に「問い」が生じ、さらにその「答え」
得るために本人の現実の行動をコントロールします。


例えば、ある若い男性がノートPCで作業をしようとカフェに入って、

向かいの席に自分のもろ好みのかわいい女の子がいたら

「この子は彼氏いるのかな?」

と瞬間的に無意識レベルで問いが発せられます。


彼の無意識は彼女から他の女性には無い特別なものを

感じて反応したわけです。


細かく分けると、


(おっ、カワイイ。もろオレの好みだな。)

(1人で座ってるけど彼氏いるのかな?)

(何とか知り合えないだろうか?)


という思考プロセスを一瞬で辿ります。


こうして男性の目は一瞬、女性に釘付けになるのですが、

次に理性に近い意識が、


(でも、ここじゃ声かけるのは難しい。)

(まぁ、無理だな。)


と発言して、〈彼女に声をかけよう〉とか、〈知り合いたい〉という

無意識の欲求を一瞬で消し去ります。

そして、ノートPCを開いて作業を始めさせます。

しかし、男性の無意識には一瞬ですが、

(1人で座ってるけど彼氏いるのかな?)

(彼女と何とか知り合えないだろうか?)

という2つの問いが出されました。

これに対して、無意識は自動的に答えを出そうとします。

その結果として、目が疲れてPC画面から目を離したり、何か追加で
注文しようとして周囲を見渡すと、自然と向かいの席の女性に目が
行きます。

そして、彼女が視界に入った1,2秒の間に

(彼女はまだ1人でいるけど読書に熱中している。)

(別に彼氏を待っているわけではないみたいだな。)

(もしかしたら、フリーかもしれない。)


と自動連想が働きます。

こうして、

(1人で座ってるけど彼氏いるのかな?)

という問いに対する答えを出そうとするわけです。

さらに、彼女がトイレに行くために席を立ったとします。

その時、男性はPCの画面に集中していて彼女がトイレに向かった姿は
視界の端の方をよぎっただけでしたが、彼は突然トイレに行きたくなりました。


(周辺視野はオーラ視や霊視といった右脳の働きと密接な結びつきが
 あります。)

この場合、彼の無意識は、

(彼女と何とか知り合えないだろうか?)

という問いに対して、

彼女がトイレから席に戻る時に、こちらからトイレに向かえば
すれ違うから、その時に軽くぶつかった感じで声をかける
タイミングが生じる。


(会話の組み立てスキルと表現力の高い人間なら、ここから
 女性を笑わせて会話に持って行けます。)

という答えを出したわけです。

上記のように、人間は瞬間的に周囲の環境から情報を取得して
「問い」を発し、次に「答え」を得ようとします。

そして、「問い」と「答え」に基づいた行動をします。

これら一連のプロセスは無意識下で行われることがほとんどです。

そのため本人は気づくことが出来ません。


例えば、わたしが受講者(特に女性)からよく聞かれる質問に、

「運命の相手」っているんですか?

という内容があります。

確かに、
「運命の相手」は存在します。

そして、必ず現実で出会うのですが、「運命の相手」であることに
気づかずにそのまま終わるケースが多いです。

正確に言うなら「運命の相手」だと一瞬は気付きます。

しかし、理性がその直感を打ち消すんですね。

先に上げた例でも、


実は彼女はフリーで、その男性も彼女のもろ好みのタイプ

性格的にも相性が最高で、男性が彼女に声をかければ
 必ず付き合える運命だった。


実は彼女こそが「運命の女性」だった。

その男性自身も彼女を見た瞬間に、

(おっ、カワイイ。もろオレの好みだな。)
       
と、特別な直感を感じたわけです。

しかし、男性の日常意識(理性)は、

・この状況では声をかけるのは難しい。

・万一、声をかけても断られて恥をかくかもしれない。

・それに今はPCの作業をしなければならない。


などと色々理由を作って、一瞬で直感を圧殺します。

その結果、男性はPCの画面に夢中になって、同じ空間に
自分のもろ好みの「運命の女性」がいたことも忘れて
しまいました。

恋愛がうまくいかない人間はこのパターンが多いです。


要するに、目の前に理想の相手がいてもそれを無視する力が

働くわけです。

これは恋愛に限ったことではありません。

経済的に豊かになる事、理想的な人間関係を築く事など、目の前に

自分が本当に望む答えがあって直観はそれがわかっているのに

日常意識(理性)がそれを打ち消します。


これを防ぐには自分の無意識下の思考プロセスに意識を向ける

ことによって、

①周囲から得た情報をもとに、自分の無意識がどのような

 問いを発しているか


②その結果として無意識が得た答え(直感)


③自分が現実でどのような影響をうけているか


を自覚して、現実世界の行動を意図的にコントロールすることが
必要です。


このような無意識下のプロセスを自覚して、現実の行動に
反映できる人間は、少なくとも「運命の相手」を見逃すことは
無いでしょう。

以前、TVである女性の体験談が紹介されていました。

その女性は20歳くらいの時にバスに乗っていて、ふと窓の外を
見ると若い外国人男性が歩いているのを目にしました。

そのままバスは通り過ぎたのですが、彼女は運命的なものを感じて
衝動的に運転手にバスを止めてもらい、走って外国人男性に追い

ついてから声をかけて、彼と付き合うことになったそうです。

ここまで出来る人ってなかなかいないんじゃないでしょうか。

普通は、街で見かけた異性に運命的なものを感じても、あれこれ

理由をつけて声をかけたいという欲求を無視します。

その結果、運命の相手とは結ばれず、たまたま近くにいて付き合った

大して好みでない相手で手を打って妥協で結婚して、そのまま年を

取って死んでいくわけです。


その番組を観たわたしは、

「いや、ここまでして運命の相手を捕まえるとは

 彼女はハンパないな。」

「自分もかくありたいものだ。」


と彼女をリスペクトしたのを覚えています。



 つづく



 ※次回の記事更新日は1月20日になります。



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