ゴールデンウィーク中の気功指導は、4/29(日)5/6(日)
が休みです。
(4/30~5/5は通常通り指導を行っています。)
カリスマの波動
前回の記事ではタントラの基本的な仕組みの内、
(1)セッ○スによって男女の性エネルギーを活性化させる
について、「あげまん、さげまん」を例に説明しました。
タントラにおいては男女のエネルギーの相性が非常に重要な
わけです。
しかし、単純に相手のエネルギーさえ良ければそれでうまく行くと
いうわけではありません。
以前の記事(「至高体験」)で、AV監督代々木忠氏の撮影現場で
女優達がオー○ズムによるエクスタシーで霊能力が発現した話を
紹介しました。
この話を表面的に読むと、
「そうか、とにかくセッ○スして気持ちよくなればタントラで
クンダリ二ーが上がって霊能力が身に付くんだな!」
とか、
「他のAV監督の撮影現場でも同じようなことが日常的に
起きているんだろう。」
と思う方がいるかもしれません。
しかし、それは違います。
わたしから見ると、代々木氏は普通一般の男性たちとは異質な
存在で、彼が監督した作品だからこそ女優達はオー○ズムに
達することが出来たわけです。
〈それでは、代々木氏は一般男性とどこが違うのか?〉
といいますと、彼の著書「至高体験」の
オー○ズムを起すには揺るぎない安心感が欠かせません。
深いつながりの中でオー○ズムを体験すると人は変わります。
という部分に集約されています。
言い換えると、代々木氏は作品に出演する女性に対して
「揺るぎない安心感」を与えているわけです。
ここで彼が作品を作る過程について、著書「プラトニック・アニマル」
から抜粋してみます。
わたしにとって面接は現場以上に真剣勝負である。
この11年間を振り返ってみると、私の作品にはすでに名のある
A○女優が出演するもののほうが少ない。
学生やOL、主婦など、ビデオ初出演という一般の女性たちをずっと
追いかけてきた。
だから、面接はかけがえのない出会いの場である。
もしわたしの作品作りに他と一線を画する部分があるとすれば、
おそらくそれはこの面接にあると思う。
面接で自分がその子を裸にして感じさせてみたいと思わないかぎり
作品は撮れない。
だが、ひと度その子に興味を抱けば、いろいろな角度からアプローチを
試みる。
そして、そうすることによって彼女たちの素顔も見えてくるのである。
現在、わたしが面接した女性はすでに2000人を超えた。
面接はほとんどの場合、1人に対して2回行う。
1回にかける時間は最低でも2時間。
長い時は6時間に及ぶ。
わたしがタントラ(オー○ズムによる性的エネルギーを利用した行法)
についていろいろな質問を受けた場合、そのほとんどは
「どのような性的なテクニックを使えば女性をオー○ズムに
導けるのですか?」
「相手のエネルギーをどうコントロールすればいいんでしょうか?」
「効果的な術のかけ方を教えてください。」
といったテクニック面に関する内容です。
こういう質問に接していると、
「男性はセックスに関してはテクニック(=マニュアル)を重視する
傾向があるのだな。」
とつくづく感じます。
しかし、代々木忠氏はそういう技術やマニュアルを全く重要視していません。
わたしの作品に出演したほとんどの女性が撮影中にオー○ズムを体験し、
更には失神してしまう子もいる。
なぜ彼女たちがオー○ズムを体験できるのかを、わたし自身、最初から
わかってやっていたわけでない。
彼女たちは自らの身をもってオー○ズムの真相をわたしに教えてくれたのだ。
面接を通して本音で何時間もとことん語り合っているから、彼女たちの多くは
撮影中にわたしを信頼し、すべてを明け渡してくれる。
そこには服従の意思すらなく、完全に降参している状態だ。
その時、「女はかくあるべき。」という価値観からも彼女たちは自由になって
しまっている。
それは無垢な子供の姿にも似ている。
例えば、まっすぐ来たら板を踏み外してドブに落ちることになろうとも、
「こっちにおいで。」と言われたら、子供は何も考えないでやってくる。
そういう子を誰がドブに落とせるだろう。
すべてを明け渡し降参している子を単にわたしの金儲けの手段に使うことは、
いくらわたしが汚れた人生を送ってきたとしても出来ないのである。
みんなさびしいんだなぁというのがとてもよくわかるから、わたしは居心地が
いい。
(あっ、この子たちにオレを見せてもいいんだ。)ということが、最近はっきり
自分の中にできあがってきたし、安心して彼女たちに自分の話ができる。
このような
〈自分の心を開いて相手を全面的に受け入れる。〉
というマインドの大きさをわたしはその人の「器」と呼んでいます。
わたしがこういうタイプの人の波動を読むと「意識が開いている波動」を
感じます。
これは感覚的なものなので説明は難しいのですが、ほとんどの人間は
波動を読むと意識が閉じています。
これをイメージで表現すると、
〈卵のような硬い殻があって、その内部で本人の感情が行き場を失って
殻の内部で圧力が高まっていく状態。〉
という感覚です。
本人のエネルギーが閉じてしまっているわけですから他人に影響を与えられ
ませんし、外との交流がありませんからエネルギーは徐々に枯渇していきます。
逆に大勢の人間を惹きつけるカリスマと呼ばれる人たちは、タイプに違いこそ
あれ皆「意識が開いている波動」を出しています。
意識と波動は密接に結びついています。
その人のマインド(器)が大きければ大きいほど強力な波動が生じますし、
意識が開いていればいるほど周囲の人間に強く放射されます。
そのエネルギーが周囲の人間と化学反応を起こすことにより現実に変化が
生じるわけです。
佐々木忠氏はオー○ズムを妨げる一番の原因をエゴ(見栄とプライド)と
呼んでいます。
彼はA○作品に出演する女性たちとの交流を通じて自分のエゴを
取り払い、彼女たちの意識を開きオー○ズムへと導くカリスマ性を
身につけたわけです。
実はわたしが気功指導をするうえで最も重視しているのが
「意識を開くこと」です。
いくら小周天を回したり、クンダリ二ーを上げても「意識を開くこと」が
できなければ真の意味での神秘行にはなりません。
A○作品と神秘行は一見すると何の関係もないように思えますが、
代々木氏の著書を読んでいると神秘行の本質についていろいろと
気づかせられます。
つづく
※次回の更新日は5月1日です。

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