(前回の関連記事は「ヘミシンクの体外離脱とアストラルトリップの違い 」です)
ロバート・モンローと体外離脱
仙道魔術を行っていたわたしは、睡眠中に景門の
魔術空間へのアストラルトリップを体験しました。
これから、この体験を詳しく説明するために、
ヘミシンクによる体外離脱を例にとりたいと
思います。
1960年代のアメリカで、ロバート・モンローという
男性が偶然睡眠中に自分の魂が体外に抜け出す
「体外離脱」を繰り返し体験するようになりました。
当時のアメリカでは「体外離脱」に対する知識は
ほとんど無い状態だったのですが、彼は手探り状態で
この現象についての研究を続けました。
ラジオ局を経営していたモンロー氏は、自分が
体外離脱している時の脳波を解析して、その脳波を
再現する音源(=ヘミシンク)を開発しました。
ヘミシンクは左右のヘッドフォンから異なる波長の音を
出すことにより、聴いている人間の脳波を変化させる
仕組みになっています。
その音は、うねりのような雑音として聴こえ
バイノーラルビートと呼ばれます。
最終的にモンロー氏は、ヘミシンクにより体外離脱を
行うための施設(モンロー研究所)を設立して、
そこで多くの人間が体外離脱を経験しています。
モンロー氏の体外離脱の特徴は、初期の頃は
体外離脱した後に現実世界(自分の家の周りや
遠く離れた場所など。)を探索していたのですが、
数年繰り返すうちに現実世界とは違う異空間
(アストラル界)への移行へと変化した行った点です。
わたしはこれは重要な特徴だと思います。
要するに体外離脱の目的は「違う次元への移行」だと
いう事なんです。
そして、異空間(アストラル界)への移行を繰り返す内に
モンロー氏は、
①自分が移行しやすい特定の異空間が存在する事
②それぞれの空間に移行する時の脳波が
決まっている事
に気付きました。
そして、①で移行した異空間に「フォーカス」と名前を
付けました。
〈例〉フォーカス10、フォーカス21など
その上で、それぞれの異空間に移行する時の脳波を
再現するためのCDを作成したわけです。
(これはゲート・ウェイシリーズと呼ばれます)
モンロー氏は既に亡くなっているのですが、
彼が生前に設立したモンロー研究所は現在も活動を
続けていて、そこでトレーナーの資格を取った日本人が
ここ数年で何冊も書籍を出版してセミナーを開いたり
しています。
そのためでしょうか、
前回の記事で紹介したように、わたしが住んでいる
地方都市の紀伊国屋でヘミシンクの特集が組まれるまでに
体外離脱という現象が一般的になってきたわけです。
実は、好奇心の強いわたしは本格的に気功・仙道を始める
前からヘミシンクを数枚聴いてみた事がありました。
その経験から言いますと、ヘミシンクの効果が出る・出ない
には使用する人の体質が関係しています。
気の立場から言いますと、気の感覚が敏感な人ほど
大きな効果が出るようです。

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