(前回の関連記事は「魔術図形のオーラ視 」です)
〈お知らせ〉
遠隔気功指導については年末年始は12月31日(金)~1月2日(日)
までの3日間が休みとなります。
覚醒夢と霊界探究
前回の記事では、「仙道魔術 遁甲の法」に書かれている
「魔術空間へ姿を消してしまった。」という現象について、
遁甲布(魔術図形)の増幅されたエネルギーが陽炎のように
周囲の空間を歪めたために起きた「光の屈折現象」ではないか?
という私の解釈を紹介しました。
この「魔術空間へ姿を消してしまった。」という現象には
もう1点の特徴があります。
それは、
「その空間に入った人間は異空間に引き込まれてゆく。」
という点です。
この点については、わたし自身とても共感できる体験が
あるんですね。
それは数年前、わたしが遁甲布を利用して八門瞑想を
行っていたころの話です。
八門瞑想では、八つの門の内から特定の門を集中的に
選んで瞑想を行います。
わたしはなぜか無性に景門の波動が気持ちよく感じらていて、
毎日ヒマがあれば景門の空間とつながり瞑想していました。
以前の記事にも書きましたが、景門は現実的な知恵や富、
背骨を貫く陽気のパワーを象徴しています。
毎日景門の空間に入っているとやたらと丹田や尾骨が
熱くなりクンダリーニが活性化して、手足から熱い熱風の
ようなエネルギーが噴き出すようになりました。
遁甲布を利用した景門での瞑想が終わると、イメージで
景門の空間とのつながりを解除して、本来の自分の
波動状態に戻した上で日常生活に戻ります。
それが長い間景門での瞑想を続けているうちに、日常生活で
自分が意図していないのに景門の波動につながるように
なりました。
例えば、道を日中歩いていると不意に景門で瞑想している
時の波動状態が出現して、手足から熱い熱風のような気が
噴き出したりします。
夏の暑い日などは汗だくになったりします。
しかし、それ以外には目立った問題は起きないし、
「まぁ、パワーアップしていいかな。」位に
思っていました。
すると、その現象がさらに頻繁に起きるようになりました。
特に夜、寝床に入り眠りに就こうとすると景門の波動につながり
尾骨から背骨にかけて熱くなってきます。
「これはまたクンダリーニがあがるのかな?」などと思っていると
いきなりガクンと眠りに落ちます。
次の日に目覚めると、普通朝起きた時は体温が低くなっている
ものですが全身が熱いんですね。
また睡眠中の記憶は全くなく夢も憶えていません。
「寝ている間に何が起きているのだろう?」と興味が湧いてきて、
就寝時に景門の波動が出現した時は、必死で寝ないように
意識しました。
仙道研究家 高藤総一郎氏の著書「あなたを変える夢見術入門」
では、意識を保ったまま夢の世界へと移行する方法が
説明されています。
この自分が夢を見ている事を自覚している状態は「覚醒夢」
「明晰夢」などと呼ばれます。
チベット密教、カルロス・カスタネダが学んだヤキインディアンの呪術
ではこの覚醒夢を利用した神秘行のテクニックが実践されています。
古代の呪術では覚醒夢を利用したアストラル・トリップ(霊界の探究)
が行われていたわけです。
現代ではアストラル・トリップというと、体外離脱者ロバート・モンロー氏が
体験したようなヘミシンク(特殊な音源を利用したCD)などを利用した際に
起きる特殊な現象とされています。
しかし、実は一般人が夢を見ている時も
①脳内の記憶の再生による単なる夢
②アストラル・トリップとしての夢
の2種類が存在しているんですね。
(この内容については機会があれば詳しく説明します。)
話を戻しますが、就寝時に景門の波動が出現して必死に寝ないように
努力してもガクンとまた眠りに落ちていたのですが、20回ほど繰り返す
内に何とか意識を保つことに成功しました。

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