サイケデリック漂流記 -35ページ目

Witchの4枚組ボックス発売

We Intend to Cause Havoc
Witch
We Intend to Cause Havoc

当ブログでも何度か取り上げたことのあるザンビアン・サイケファンクの旗手、Witchのボックスセットがリリースされます(5月29日発売予定)。70年代半ばに発表した4枚のアルバムに、レアな7インチ音源を追加したCD4枚組ということで、あの激渋ファズギターとヘナヘナボーカルの"フラワーファンク"サウンドがお腹いっぱい堪能できそうです。

ちなみに、ボックスタイトルの頭文字を並べるとW.I.T.C.Hとなり、これがバンド名の由来なんだそうです。

Disc 1
"Introduction" (1973)
1. Introduction
2. Hometown
3. You Better Now
4. Feeling High
5. Like a Chicken
6. See You Mama
7. That's What I Want
8. Try me
9. No Time

"Living in the Past" (1974)
10. Living in the Past
11. Young Lady
12. Chance
13. It's Alright
14. I've Been Away
15. I Like The Way I Am
16. The Only Way
17. Smiling Face
18. She Is Mine
19. Mashed Potato

Disc 2
"Lazy Bones" (1975)
1. Black Tears
2. Motherless Child
3. Tooth Factory
4. Strange Dream
5. Look Out
6. Havoc
7. Ocotber Night
8. Off My Boots
9. Lazy Bones
10. Little Clown

7" Tracks
11. Talking Universe
12. Evil Woman
13. Sweet Sixteen
14. Toloka
15. 81st Crowd Confusion
16. Up The Sky

Disc 3
"Lukumba Vibes" (1976)
1. Thou Shalt Not Cry
2. Bleeding Thunder
3. Devil's Flight
4. Blood Donor
5. Nasauka
6. Evening Of My Life
7. Kangalaitoito
8. See Saw

7" Tracks
9. Chifundo
10. Fool's Ride

Disc 4
1. Janet
2. As Days Go By
3. Ntedelakumbi
4. In Flight
5. Nazingwa
6. Silver Lady
7. Anyinamwana
8. Mama Feel Good
9. The Way I Feel


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シスコサイケのドキュメンタリーDVD発売

Dawn of the Dead [DVD] [Import]
Dawn of the Dead [DVD] [Import]

The Grateful Dead & the Rise of the San Francisco UndergroundというサブタイトルのDVD、"Dawn of the Dead"が5月22日に発売されます。

サンフランシスコのアンダーグラウンド(ミュージック)シーンの創成。サイケデリックムーブメントの勃興。そしてその核となったバンド、Grateful Deadを中心に、Big Brother & the Holding Company, Jefferson Airplane, Charlatans, Quicksilver Messenger Serviceらの姿を描いたドキュメンタリーで、彼らのライブおよびスタジオ映像のほか、デッドのマネージャーのRock Scully、元メンバーのTom Constanten、Holding CompanyのPeter Albin、CharlatansのMike Willlhelmら、関係者による新たなインタビューも収録されているとのことです。


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Associationのシングルコレクション発売

Complete Warner Bros. & Valiant Singles Collection
Association
Complete Warner Bros. & Valiant Singles Collection

Associationが1965年から1971年の間に、ValiantおよびWarnerからリリースした全シングルのAB面を収録した2枚組コンピCDが、Now Soundsから発売されます。オリジナルシングルミックスのほかにオルタナミックスなども収録されるようです。

AssociationはValiant~Warnerで20枚くらいシングルを出してるので、ボリューム満点のシングルコレクションになりそうです。トラックリスト等詳細はまたのちほど・・・。ちなみに下の動画は、素晴らしいメロウチューンなのにぜんぜんヒットしなかった(117位)"Under Branches"(1969)。

追記: トラックリストがわかりました。

DISC ONE
1. ONE TOO MANY MORNINGS
2. FORTY TIMES
3. ALONG COMES MARY
4. YOUR OWN LOVE
5. CHERISH
6. DON'T BLAME IT ON ME
7. PANDORA'S GOLDEN HEEBIE JEEBIES
8. STANDING STILL
9. NO FAIR AT ALL
10. LOOKING GLASS
11. WINDY
12. SOMETIME
13. NEVER MY LOVE
14. REQUIEM FOR THE MASSES
15. EVERYTHING THAT TOUCHES YOU
16. WE LOVE US
17. TIME FOR LIVIN'
18. BIRTHDAY MORNING

DISC TWO
1. SIX MAN BAND
2. LIKE ALWAYS
3. GOODBYE, COLUMBUS
4. THE TIME IT IS TODAY
5. UNDER BRANCHES
6. HEAR IN HERE
7. DUBUQUE BLUES
8. ARE YOU READY
9. JUST ABOUT THE SAME
10. LOOK AT ME, LOOK AT YOU
11. ALONG THE WAY
12. TRAVELERS GUIDE (SPANISH FLYER)
13. P.F. SLOAN
14. BRING YOURSELF HOME
15. IT'S GOTTA BE REAL
16. THAT'S RACIN'
17. MAKES ME CRY (FUNNY KIND OF SONG)


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Johndavid Bartlettの未発音源コンピ発売

Falling Through the Universe
John David Bartlett
Falling Through the Universe

Janis JoplinやRed Krayolaらにも認められ、17歳の時にInternational Artistsと契約したものの、結局レコーディングは世に出ることなく埋もれてしまったという、テキサスのサイケフォークシンガー、Johndavid Bartlettの未発表音源を収録したコンピCDが英Charly/Snapperからリリースされます(5月8日発売予定)。

IAでのレコーディングの多くは失われてしまったようですが、それ以前の60年代半ばから70年代初頭までの残存する音源を集成したものになっているようです。下のトラックリストを見ると、13th Floor Elevatorsのナンバーらしき曲名が目につきますね。

1. Anniversary Song (End of the Day)
2. Rain
3. Levitation
4. Nobody To Love
5. Driftin'
6. Falling Through the Universe
7. Slipslouch
8. Furry Legged Pan
9. I Had To Tell You
10. Right Track Now
11. Slide Machine
12. Bunni's Song
13. Tree Frog Lady
14. Jubilation
15. Splash One
16. You're Gonna Miss Me
17. Street Song
18. Solid Memory
19. City Fires
20. She's Got The Soul


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Homerの"Complete"コンピ発売

Complete Recordings
Homer
Complete Recordings

音は聴いたことなくても、ジャケ画にピンと来た人、多いんじゃないでしょうか。そう、レココレ・サイケ号の巻頭カラー頁に、その印象的なジャケが載っていたテキサスの6人組、Homerです。彼らが1970年に残した唯一のアルバム、"Grown in U.S.A"に、シングル曲や未発音源を追加したコンピCD、"Complete Recordings"がGear Fabからリリースされます(6月19日発売予定)。

サイケ本「サイケデリック・ムーズ」で、“プログレッシヴ・ルーラル・サイケデリア”と称されて、そのユニークぶりが熱く語られていたように、アルバムはジャケ同様に忘れがたい印象を残す独特のサウンドでした。美しいボーカルハーモニーを備えたウェストコースト風ルーラルロックをベースにしながら、プログレのような複雑な展開があったり、エッジの効いたギターが活躍したり、いきなりムーグシンセサイザーが飛び出したり、思わず「ウィッシュボーン・アッシュか!」とつっこみたくなるようなツインリードギターによるハードロックチューンがあったり・・・。特に、大半の曲でメロトロンが鳴り響くのがユニークで、ミスマッチとも思えるペダルスティールとメロトロンの競演が耳から離れません。

というと、かなり変態っぽく聞こえるかもしれませんが、楽曲・歌・演奏ともに魅力的で、プログレ的な要素は70年代半ばにGrateful Deadが試みた一連の作品とも通じるものがあり、デッドやKakやTripsichordなどシスコサイケのファンには違和感なく聴けるのではないかと思います。

以前AkarmaからCD再発された際には、1970年のシングルAB面の"Dandelion Wine"と"Sunrise"の2曲がボーナスで追加されていましたが、今回のコンピには全3枚のシングルと5曲の未発表トラックによる、本編に倍するボーナストラックが収録される模様です。


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Ram 再発

Where? (in Conclusion)
Ram
Where? (in Conclusion)

Long Island (NY)の5人組、Ramが1972年にPolydorからリリースした唯一のアルバム、"Where? (In Conclusion)"がRelicsからCD再発されます(5月8日発売予定)。

音は、キーボードとフルートとスペーシーなギターが活躍するヘヴィプログレッシブロック。英国プログレからの影響と、アメリカ的なポップ感覚がブレンドされた、いわゆる「アメリカンプログレハード」の先輩格的な作品ではないかと思います。LPのB面を占める(約21分)トリッピー&サイケデリックな"Aza"は、より複雑で緊迫感あふれる展開をみせる、アメリカンプログレ史上屈指の大作!

Track Listing :
1. The Want In You
2. Stoned Silence
3. Odyssey
4. The Mother's Day Song
5. Aza i) Spiral Paths ii) Bound iii) Peril & Feather iv) Where? (In Conclusion)


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Reel Timeから5月発売予定のCD

Soundtrack
Hard Ride
Soundtrack

1971年のバイカー映画"The Hard Ride"のサントラ。とはいっても、内容はかなりソフトロック~MORポップス寄りで、サイケ度は高くありません。その中では異質といえる、Davie AllanによるSounds of Harley名義の2曲のインストナンバーが、いかにもバイカー映画しててかっこいい。

ちなみに、Bill MedleyはRighteous Brothersの背が高い方の人。Thelma CamachoはKenny Rogers & the First Editionで歌っていた女性シンガーです。

Track Listing :
1. Bill Medley - Swing Low Sweet Chariot
2. Thelma Camacho - I Came a Long Way To Be With You
3. Junction - Fallin' In Love With Baby
4. Bluewater - Another Kind of War
5. Bluewater - Be Nobody's Fool
6. Bluewater - Let The Music Play
7. Bob Moline - Where Am I Going Today
8. Thelma Camacho - Carry Me Home
9. The Sounds of Harley - The Hard Ride
10. The Sounds of Harley - Victorville Blues
11. Bluewater - Shannon's Hook Shop
12. Bob Moline - Love Theme From The Hard Ride



Soundtrack
Party
Soundtrack

"The Party"(1968)は英コメディ俳優Peter Sellersのハリウッド映画第一作。Henry Manciniによるサントラはほとんどジャズな感じですが、60年代っぽくていい雰囲気です。シタール入りのテーマ曲(下の動画)は、サイケファンにもアピールするかも?

Track Listing :
1. The Party [Vocal]
2. Brunette in Yellow
3. Nothing to Lose [Instrumental]
4. Chicken Little Was Right
5. Candleleight On Crystal
6. Birdie Num-Num
7. Nothing To Lose [Vocal]
8. The Happy Pipers
9. Party Poop
10. Elegant
11. Wiggy
12. The Party [Instrumental]


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Dick's Picks Vol.30, 31 再発

Vol .30-Grateful Dead: Dick's Picks: Academy of Music
Grateful Dead
Vol .30-Grateful Dead: Dick's Picks: Academy of Music

Real Gone MusicからGrateful DeadのDick's Picks再発シリーズの第三弾として、Vol.30と31がリリースされます(5月1日発売予定)。

Vol.30は1972年3月のNY公演(Academy of Music)を収録。ディスク1に3月25日のショーの一部(1曲のみ27日)を、以降のディスク2から4には3月28日のコンプリートショーが収録されています。ディスク1の先頭の5曲はゲストのBo Diddleyとの共演で、Hey Bo Diddley > I'm a Man > I've Seen Them All > Jam > Mona というBo Diddleyメドレーを披露しているのがユニークなところ。ちなみに、3月28日の次のショーは4月7日のロンドン公演で、まさに"Europe '72"の直前の演奏を聴くことができます。

Vol.31は1974年8月4日と5日のPhiladelphia Civic Center、および8月6日のRoosevelt Stadium(Jersey City, NJ)の3公演からセレクトされた演奏を4枚のディスクに収録したものになっています。この年のショーは巨大サウンドシステムのThe Wall of Soundが使用されたことで知られていますが、裏ジャケには「・・・我々はできるかぎりウォールオブサウンドをあなたのリビングルームに届けられるよう努めた」とのメッセージが書かれています。

Vol. 31-Grateful Dead: Dick's Picks: 8/4-5 Philadelphia
Grateful Dead
Vol. 31-Grateful Dead: Dick's Picks: 8/4-5 Philadelphia

Teen a Go Go

Teen a Go Go [DVD] [Import]
Teen a Go Go [DVD] [Import]

テキサス州Fort Worthのティーンシーン(1964~68年)をメインとする、ガレージバンドのドキュメンタリーフィルム、"Teen a Go Go"のDVDがamazonで発売されています。

貴重な8ミリフィルムや写真、蔵出しTV映像などを交えながら、バンドメンバーや関係者が当時を振り返る、という内容のようです。テキサス物ガレージコンピではお馴染みの、The Elite, Barons, Novas, Cynics, Excels, Mouse & the Traps, Larry & the Blue Notesなど多数出演。


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Kismet, Auroraから4月発売予定のCD

Electric Band
Glass Family
Electric Band

ジャケには人がいっぱい写ってますが、Glass Familyはギター、ドラム、ベース(&キーボード)という編成のLAの三人組。"Electric Band"は1968年にWarnerからリリースされた唯一のアルバムです。

トリオ編成とはいっても、ヘヴィサイケというより、ポップ&メロウなフラワーパンク~ヒッピーサイケといった感じ。チープオルガンのリフとサイケなエフェクトが印象的な"House of Glass"(下の動画)で幕を開け、ソフト(メロウ)サイケナンバーをメインに、要所にブルージーなファズギターチューンを交えながら、ラストは「どサイケ」な"Agorn"で締めくくるという、Strawberry Alarm ClockとCountry Joe & the Fishを同時に楽しめるみたいな好盤です(Country Joe似のヘロヘロ系ボーカルもナイス!)。

プロデュースはSteppenwolfやIron Butterflyとの仕事で知られるRichard Podolor。今回の再発には、映画"Teenage Rebellion"(1967)のテーマ曲(→動画)やレアなシングルなど、3曲のボーナストラックが収録されています。(プロモオンリーシングルの"Teenage Rebellion"は、Davie Allan & the Arrowsのインスト曲"Make Love Not War"にボーカルパートをかぶせたもののようで、その素性は謎。)

Track Listing :
1. House Of Glass
2. Born In The U.S.A.
3. Sometimes You Wander (Henry's Tune)
4. The Means
5. Do You Remember?
6. I Want To See My Baby
7. Lady Blue
8. Passage #17
9. Mr. Happy Glee
10. Guess I'll Let You Go
11. Agorn (Elements Of Complex Variables)
Bonus tracks
12. Teenage Rebellion
13. David's Rap
14. Guess I'll Let You Go (45 mix)



Happening
Fire & Ice Ltd.
Happening

1966年にCapitolからリリースされた、西海岸産のいわゆる「似非サイケ」アルバム。フルートやグルーヴィーなハモンドオルガンをフィーチャーした、60年代映画のパーティーシーンなんかで流れてきそうなグルーヴィーインストが基本・・・なんですが、本作はかなり実験的というか、アバンギャルドでフリーキーな内容。純粋なインストナンバーは少なく、ほとんどの曲に酔っ払いみたいなボーカルや「語り」が入っているのが特徴です。

境界サイケ、モンドサイケのコレクター以外は手を出さない方が無難かも・・・。でも、演奏自体はしっかりしているので、名の知れたセッションマンが参加してるのかもしれません。同年に同じCapitolからリリースされた、"LSD"というタイトルのナレーション入りのドキュメンタリーアルバム(→動画)のバックの音楽と似ているので、同じグループによる録音ではないかといわれています。

オリジナルLPの裏ジャケには、...beyond rock and jazz and folk and any kind of music you may have heard before...という謳い文句が・・・。

Track Listing :
1. I Just Thought Of The Moon
2. The House Of Saturn
3. Star In Flight
4. Summertime
5. The Happening



We Must Survive
Earth Island
We Must Survive

Earth Islandは、Fuzz, Acid & Flowersにはカリフォルニアのグループと記されていますが、出身はカナダらしい。"We Must Survive"は1970年に米Philipsからリリースされた唯一のアルバムです。(奇しくも、今回紹介する3枚は「メジャーレーベルのマイナータイトル」特集みたいになってしまった。)

内容は、カート・ベッチャー系のボーカルを含む、サンシャインポップ~ソフトサイケなサウンドと、もう少しエッジの効いたパワーポップ的な側面の混ざり具合が心地良い佳作。ときおり入るBuffalo Springfield風のリズムギターも印象的です。プロデュースはあのKim Fowleyで、Byrdsつながりで当時のメンバーだったSkip Battinも、楽曲の共作などで制作に参加しています。

Track Listing :
1. Earth People's Park
2. Civilization, I Can't Hear A Word
3. Ride The Universe
4. Seasons Of Our Lives
5. This Island Earth
6. Doomsday Afternoon
7. Ashes, Ashes All Fall Down
8. Greatest Adventure Of Our Lives
9. Peace & Understanding, Toronto 1970
10. Mother Earth Is A Beautiful Lover
11. The Hungry Planet
12. Save Our World, We Must Survive


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