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とある占い師のノート

恋愛、結婚、家庭、人間関係、仕事、経済、社会、健康、心理、霊性 ・・・ 日々ご相談を受けさせていただく中で考えたことを綴るノート。それと日記。


自分で自分のことを占えるか?という質問をたまに受けます。

自分で自分を占うことはできない、という迷信がまだ残っているのでしょうか。


占い師は、自分で自分のことを占い、

それによって人生の諸問題を解決できてこそ、

初めて、その占いを来談者に提供すべきです。



自分で自分を占うことができない、というのは、

自分で自分を見つめることができない

内観することができない、というのと同じです。

それでは、来談者の方に自分を見つめてもらうように援助することはできません。


自分で自分を占い、内観し、問題を解決する。

これは、占い師としての“最低条件”の1つです。



何かしらの争い勝敗関係の渦中にある時、

決して、勝敗の基準を見誤ってはならない。


“真の勝者” は、あくまでも

「真・善・美を貫徹したその人」 のみである。




怖れや怒りなどの負の感情“波動”

希望や感謝などの正の感情“波動”

どちらも“波動”で、その「振動数」の高さが違うだけ。


そしてその“波動”の根源―――森羅万象の第一原因は“神の愛”と呼ばれるもの。

そういう意味では、怖れや怒りなどの「粗い波動」も、“神の愛”人間が転化させたものに過ぎない。

全ては元を辿れば、至善至美にして遍く(あまねく)行き亘る(わたる)“神の愛”でできている。


それをどんな“波動”に転化させ、現象化させるかは、人間自身に委ねられている。


粗い波動も楽しいんだけど、現代の人類は本当のところ、

不快・苦痛の現象化 → 負の感情で反応 = 粗い波動の創造 → 不快・苦痛の現象化

という悪循環は、そろそろ止めたいんじゃないだろうか。


というか、想念波動を決定し、現象を生み出すという真実自体、ほとんど知られていないか。

まあ、知ったら知ったで、この悪循環・悪習慣を変えるのになかなかの努力が必要です(^^;


これを最短距離で変容するには、

ひたすら森羅万象の第一原因―――その“光の平安”を体験し抜くしかない。

その内側に、肉体目前の現象も、全て一元化してしまう程に。

人生で何が一番大事なのか、大分、分かって来た・・・まだまだ検証中の段階だけど。


けど、検証段階でも分かる・・・それは人間の元々の状態です。

遥か古代では、それがもっとも基本的で、当たり前なことだったのだろう。




◆ 占い and カウンセリングの第一目的は、相談援助者が、

然るべき人間的態度と占術・心理学などの専門知識と技術をもって、

可能な限り純粋に、来談者の精神的な「鏡」としての役割を果たすべく相談に臨み、

来談者自身が “真の自己” に出会うように援助することです。


◆ その目的の達成度合いによって、来談者に以下のような諸体験が派生します。

・問題が整理される
・心がスッキリする
・ホッと安らぐ
・シンプルになる
・希望が湧く
・より良い考え方に気づく
・より良い選択のポイントが分かる
・何を選択すべきかが分かる
・自分の個性、役割、道が分かる
・今在ることに感謝が湧く
・自己肯定感が強まる
・未来が大体予見でき、尚且つ今に落ち着いている
・過去を受け容れ、今に落ち着いている
・今を信頼している
・周囲の景色が晴れ渡って見える
・幸せを感じる
・etc



以上は、倫理綱領原案の断片になります。



“感情”“感性”の違いは、「月を映す湖」の例えで説明できる。


“感情”が動いているときは、つまり湖が波立っている状態で、

この状態では、月は安定しない歪んだ形で湖面に映ることになる。


感情が静まれば、波の無い静かな湖面に月が正確に映るように、

「澄んだ鏡」のように真実を映す役割を果たす。

この状態が“感性”である。


「真実」を認識するためには、

感情を鎮めて“感性”として機能させなければならない。