境界性人格には衝動性がついてる。

破壊的な行動や、自己破滅的な行動がなければ、どっちかと言うとまず自己愛病理と見立てて治療を試みることが多いかも

この衝動性はやや厄介なもので、

統合失調症も衝動性がある、
躁病躁状態も衝動性がある、
クラスタBのパーソナリティ障害も衝動性がある、

そして、近年
発達障害も衝動性があると言われるようになる

伝統的な理論体系では、統合失調症以外、衝動性を全部「躁的気分をも有する」と考えて

70年代以前、パーソナリティ障害が流行るまで、そして流行った直後

境界性パーソナリティは双極性障害と診断されることが多かった

その後、分析系の精神科医はわりと境界性パーソナリティを独立させる動きがあった

ところが近年

かつては境界性パーソナリティと見られるようなケースを、あらためて、
発達障害+双極性障害と診断されることが増えている

発達障害は対人面のハンデがあるため、長期の親密関係や、一つの職場に長く所属することが難しいことがある

これは境界性パーソナリティや自己愛性パーソナリティとは共通している。

私もよくそのへんの診断が間違うので、よくBOSSに指摘される

[発達障害+双極性障害]ケースが、ボーダーラインケースと違うところは

話を聞いてみれば、どっちも生活面の不安定なところ、情緒不安定なところや破壊的なところを持っている

が、ボーダーライン心性を持たない人は、治療者との関係性、さらに言うと、治療者と同じ空間にいた時、二人の間に漂う空気はわりと安定してて、医療チームを操作したりする傾向もない

何パターンがあるけど。素直な子供のように頼る関係、内気でうまく頼れない関係、プライドが高くて遠慮がちだけどとても真面目な態度、などなど

どれにしても、
安定している。


一方、ボーダーラインの場合

前回は普通に深く深く親密なまでに話し込んでいたのに、次回に来た時は、どこかそよそよしくて、急にビジネスライクになったりする。

逆のパターンもある。

上に書いた何パターンで
繰り返す。

ここまで話すと、境界性パーソナリティの方はもしかしたら、いたずらっぽくニヤリとするかも

今までも、世の中の人々に対する接し方を、パキッと、スイッチで切り替えたような瞬間、心当たりがあるでしょう。