不登校の子どもの子どもにロールレタリングを実施する手順とは…
不登校の子どもが、
友だちや先生、
クラスの友達などに対して
ロールレタリング
(役割交換による手紙書き)
を実施する際には、
以下の手順で進めることが効果的です。
ロールレタリングは、
子どもが自身の気持ちを整理し、
他者の視点を理解するための
有効なツールです。
具体的な進め方を
段階ごとに説明します。
ロールレタリングの具体的な手順
1. 目的の確認
まず、ロールレタリングの目的を
子どもと共有します。
目標は、友だちや先生、
クラスメイトとの関係を見直し、
子どもの感情や考えを
整理することです。
子どもが自分の気持ちを素直に表現し、
相手の視点を理解することが
大切であることを説明します。
2. 書く相手の選定
子どもに手紙の相手を
選んでもらいます。
対象者は、友だち、先生、
クラスメイトなど、
子どもが特に関係を改善したい、
もしくは心の中で未解決の感情を
持っている相手です。
対象者を一人選ぶことで、
手紙を書く過程で集中力を持たせます。
3. 現実の手紙を書く
まず、子どもが自分の立場から
その相手に向けて
手紙を書きます。
この手紙では、
子どもの気持ちや考え、
不安、期待、解決したい問題などを
自由に表現するように促します。
子どもには、
「どんな言葉で相手に伝えたいのか?」
と問いかけながら、
具体的で感情的な表現を
使うように勧めます。
4. 役割の交換(ロールプレイ)
子どもに、
今度は手紙の相手の立場になって、
その相手から自分への
手紙を書くように促します。
この段階では、
相手の気持ちや考え、
状況を想像し、
「相手だったらどう感じるか」
「相手なら何を伝えたいか」
を考えながら
手紙を書くよう指導します。
この段階で、
子どもが相手の視点に立つことで、
他者の立場や感情を
理解する能力が育まれます。
具体的な質問
(「相手が自分のことをどう思っていると思う?」、
「相手はどんな気持ちでその行動を取ったと思う?」)
を投げかけて、
子どもの想像力を引き出します。
5. フィードバックと振り返り
両方の手紙を書いた後、
子どもと一緒に内容を振り返ります。
子どもがどのように感じたか、
相手の視点に立つことで
どのような気づきがあったかを話し合います。
子どもが自分の感情を整理し、
他者の視点を理解できたことを確認し、
ポジティブなフィードバックを与えます。
また、どの部分が特に難しかったか、
どの部分が新たな発見だったかを話し合います。
6. 実際の行動計画を立てる
ロールレタリングで得た気づきを基に、
実際の行動計画を立てます。
例えば、手紙の内容を相手に伝えたい場合、
直接話す場を設けたり、
改めて手紙を書いて
実際に渡す方法を検討します。
また、どのような行動が
今後の人間関係改善に役立つかについて
具体的な行動計画を立てます。
行動計画は
小さな一歩から始めることが重要で、
無理のない範囲で行えるものにします。
7. 感情の再評価
ロールレタリングの結果として
得られた感情を再評価します。
子どもが感じた安心感や安心できた点、
逆にまだ不安が残っている部分について話し合い、
次のステップにどうつなげるかを考えます。
感情の再評価は、
子どもが自分の気持ちをさらに深く理解し、
他者との関係を再構築するための土台になります。
8. 継続的なサポート
ロールレタリングは1回で終わらせず、
定期的に行うことで
より深い効果が期待できます。
新たな出来事や気持ちの変化に応じて
繰り返し実施することで、
子どもの成長や変化をサポートします。
また、子どもの成長に合わせて、
適切な時期に再度行うことを検討します。
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不登校の子どもの子どもにロールレタリングを実施する手順についてのまとめ
ロールレタリングは、
不登校の子どもが自分の気持ちを整理し、
他者の視点を理解するための有効な方法です。
進める際には、手紙を書く相手の選定、
実際の手紙作成、
フィードバックと振り返り、
行動計画の立案といった
具体的な手順に従って行います。
子どもが自分自身や他者との関係を見直し、
感情を整理することで、
学校生活への復帰や社会的なつながりを
取り戻すための一助となります。
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発達障害ラボ
車 重徳
