治療的ダブルバインド

 

 


治療的ダブルバインドは、
治療二重拘束、治療パラドックスとも
呼ばれています。
 
 
 
 


例えば、反抗的な態度の少年に対して、
親が
「もっと反抗しろ!」
と命令したとします。
 
 


もし、少年が反抗することを止めた場合、
それは「反抗しろ」という指示に対する
反抗であると考えられます。
 
 
 



また、もし少年が反抗した場合、
それは反抗ではなく
親の指示に従ったことになります。




つまり、「反抗しろ」という
逆説的な指示をすることによって
親にとってはどちらになっても
問題解決的な状況になるのです。


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このように、表面上は症状を
悪化させる方向へ指示することで
そこから逃れられないという性質を
治療に利用する技法を
治療的ダブルバインドといいます。



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発達障害ラボ
車 重徳

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